ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ニュートン・ジョンソン サウスエンド シャルドネ 2013

2015-01-29 | 南アフリカ
Newton Johnson Southend Chardonnay 2013

このワインは素晴らしい。ヴィンテージは、2012よりも2013の方が好みです。わたし程度の飲み手では、ブラインドならブルゴーニュと間違えるでしょう。ピュルニーとシャサーニュの中間的で、明るさから少しカリシャルっぽさを感じるかもしれませんが・・・。

香りは、沸々と湧いてくるイメージで、CDらしい芳香を放っている。石灰等ミネラル香、熟れる直前のパイナップル、薄っすらと木の実、しっとりとした鞣革など。
味わいは、硬さはありますが、小振りのフルーツなど、後引く甘酸っぱさが美味しい。南アの2013は、ヴィンテージチャートは未だですけど、天候が良かったのかと思わざるをえない。

写真の通り、足の出方と言い、下手なブル白なら負けちゃいますねえ。



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ミンコフ・ブラザーズ サイクル ピノ・ノワール 2013 ②

2015-01-27 | 東欧
MINKOV BROTHERS Cycle Pinot Noir 2013

普段飲みであれば、普通に美味しいワイン。2013は2本目ですが、2012よりもひっかかりもなく、ピノの美味しさを味わえます。きっとブルガリアのヴィンテージチャートがあれば結構良い点数が付くヴィンテージかも?



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う~ん! 四恩 ローズ ロゼ 2014

2015-01-24 | 日本のワイン
四恩らしい柔らかさはあります。でも、線が細いですね。

これは、”SION-Nouveau”とでもいうのか? 悪くはないのですが、価格的に廉価であることで救われているワインとは言い過ぎになるかなあ。 ^^;  おっ、ウチのご意見番が ・・・炭酸だけで美味しくない・・・ ってか +_+

 

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ニュートン・ジョンソン フル・ストップ・ロック 2010 ②

2015-01-22 | 南アフリカ
Newton Johnson Full Stop Rock 2010 Syrah/Grenache/Mourvedre

初飲みだった前回が2014.03の約1年前。コメントを見ると、冒頭に「これはいいワインですねぇ!」と記載してました。

で、今回はボトル差もなく実にいい塩梅です。この香味に近いのは何だろう? とイメージされるのが1年少々で6本飲んだ (1本目) Roger Sabon Chapelle de Maillac LIRAC 2010

勿論、主たるセパージュがグルナッシュとシラーの違い(Sabonは混醸率は不明)はありますが、リラックの自分銘酒"マイヤック"に近いとは・・・。このヴィンテージ2010は、摘みの鉄火にも合って、香味的にも価格的にも素晴らしいワインですね。



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シャトー・ジュン 甲州 2013

2015-01-18 | 日本のワイン
Chateau Jun 甲州 2013

甲州ブドウの美味しさ ・・・四恩とは別世界の軟かさ・・・ を今年もいただきます。
今年のワインは、去年より色調が薄目で、初日は凝集感の若干の弱さを感じます。でも、2日目は凝集感も出てきて、バランスの良さ、ピュアさ、そして呑み易さが光ってますよね。故に来年も試すんでしょうね。きっと。 (^^)

夕食の和食だけでなく、ビールや日本酒の肴にしている ほうたれイワシ (瀬戸内の頭も背骨も柔らかい 「頬が垂れるほど美味しい」) の乾物を炙って、ワイン山梨でイワシは瀬戸内ですが、これが違和感なく美味しくいただけるのはやっぱり日本という地産地消かな。



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ブーケンハーツ・クルーフ チョコレート・ブロック 2012

2015-01-16 | 南アフリカ
Boekenhoutskloof Chocolate Block

今回は、最近ちょっと気になる南アフリカのワインです。
セパージュは、現地エチケットからシラー70%、カベルネソーヴィニヨン13%、グルナッシュ10%、サンソー6%、ヴィオニエ1% 。ここのフラッグシップの7つの椅子のラベルのシラーを探しましたが、これがみつかったら奇跡かも。ま、そこまではいいっか。

開栓当初は、インキーですがグリエ香が弱く、樽香に混じって無いはずのメルローが入っている錯覚を受けます。余韻ではSRの強さを感じてちょっと疲れるワインかと思いきや、1時間ほど経ちますと、トーンが落ちてきて柔らかく余韻まで一定してきて、飲み応えのある良いワインの風情が。2日目の変化を待ってみましょう。

<2日目>
2日目も少しは柔らかくなりましたが、泰然自若としてびくともしない。とても3K程度のワインとは思えない、しっかりした骨格の強いワインですねぇ。このワインの余韻を楽しみながら飲むには、10年は見ないといかんでしょう。 ・・・満杯のセラーにスペースを作るには厳しいかな。 ^^;



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エスパス・ヴィヌー・ジャポン 有志新年会

2015-01-14 | ワイン会/レストラン
Espace-Vineux-Japon の2015新年会が、中目黒の南仏レストラン Bouchon Provencal で、6名+お子様1名で開催されました。

<試飲順>
1.Bruno Paillard Première Cuvée NV(お店)
2.Martinelli Chardonnay Zio Tony Ranch RRV 2008(持参品)
3.Domaine Tempier Bandol Rosé 2012(お店)
4.Maison Leroy Monthélie 1976(Np氏)
5.Domaine Daniel Rion Clos Vougeot 1986(N氏)
6.Domaine Daniel Rion Clos Vougeot 1986(Non étiquette/Np氏)

ブルーノ・パイヤールNV撮り忘れ
デゴルジュマンの期日は不明ですが、1年程度セラーで寝かしていたかも? で、ロブションでロゼを試飲したイメージと違い、この白のNVの方が優しく万人受けするタイプですね。


マルティネリRRVはやはり美味しい。PP95ですが、Kongsgaad the Judge2004 (PP98)よりも間違いなく好みです。時間が経ってくると香りの変化が凄くて、最後にはクレムブリュレにナッツが混じってきて、芳香が持続し、香る素晴らしさを感じます。でも、ヘレン・タリーは'08で手を引いたはずです。猪ラベルのマーカッサンは高すぎて買う気になれませんので、これが最後のボトルなので、見納めかな。


タンピエのロゼは初めてだったので、皆さんの意見を聞いて、採用!。ヴィンテージも若いのですが、酸の切れ味も心地良く、香味も良く、料理にも合ってました。


ルロワのモンテリーの70年代の古酒は初めてでしたが、しっかりした果実と酸、バランスも良くてちょっと驚きでした。これって逆に若かったら飲めなかったかも。



偶然ダニエル・リオン1986が何とかぶってしまいました。しかも5.の方が軽いブッショネと皆さんが指摘。でも、余韻の最後だけ僅かな不純な苦味がありますが、大した舌の持ち主ではないわたしには全然問題なし ^^;
逆に輪郭がしっかりしていたのがブッショネ?らしいラベルがある方で、ない方はちょっとぼやけてました。ヴィンテージ的には良い年ではありませんが、熟成の違いやボトル差の面白みも見れて、久しぶりに黄昏の美味しい古酒を官能できました。 
皆様、おおきに! (^_^)v です。



甘鯛のソテー系?を撮り忘れですm(_ _)m


Npさん、幹事ご苦労様でした。東シェフ、いろいろご配慮いただき、美味しく楽しくワイン会ができ有り難うございました。 <(_ _)>

ホッとする四恩醸造 「窓辺」 橙 2013

2015-01-08 | 日本のワイン
このブティックワインは、到着後しばらく置いてました。今回は、橙の色調が上手く撮れました。

飲んでみると、微発泡と、(寝かせて沈めていましたが)ボトルを意識的に滓が舞うように回せば濁りが出ます。シュールリーの所以か、濁したほうが濃く感じて果実の美味しさが感じられます。いつもよりもちょっと酸が弱めで、ちょっと甘めですが、ホッとするワインって嬉しいですね。
<2日目>
函館(だったか?)の烏賊の沖漬、これがスルメではなくヤリ烏賊だったのですが、甲州ワインと同化してマリアージュ。ひょんなことで味わった至福の感動的な時が記憶に刻めました。



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スマロッカ カバ グラン・ブリュット ロザート ピノ・ノワール NV 

2015-01-03 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
Sumarroca Cava Gran Brut Rosado Pinot-Noir NV

お気に入りのピノ100%のカヴァで、昨年の1月いただいて以来でしたので、ちょうど1年ぶりで飲みます。
微細な泡、イチゴやフランボワーズなど赤系フルーツを中心とした、適度な甘みのある香味が美味しい。



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ドメーヌ・モーム ジュヴレ・シャンベルタン 1er ラヴォー・サン・ジャック 1999

2015-01-01 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
Domaine Maume Gevrey Chambertin 1er Cru Lavaux Saint Jacques 1999

あけましておめでとうございます。
今年も気ままにやって参りますが、どうぞよろしくお願い申し上げます。

このワインは、1999ですけど、開けるのがまだ早かった?。樽香が強く、あっらーです。購入時は、GCマジと1erラヴォーが同価だったので、へそ曲がりにもGCのマジではなくラヴォーにしたのですが・・・・・。

色調は、注ぎいれる色合いはガーネットで熟成真っ只中に見えます。濃さは、中庸より若干濃い目といったところ。

香りは、当初は樽香が強くありましたが、1時間程度で落ち着いてきました。土香、薄っすらと鞣革、アニス、紫系のブーケ、(スワリングして)生肉っぽい動物臭など。

味わいは、酸味もしっかりして、色調からイメージするよりも随分若い部分があります。クラシックな造りで、じっくり熟成させてから飲むワインなのでしょう。



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