ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

グレイス茅ヶ岳 2010

2012-06-28 | 日本のワイン
GRACE KAYAGATAKE 2010 中央葡萄酒

キャップ式って前からでしたっけ?
アメブロ時代のデータを探せば分かるのですが・・・。日本でも、四恩醸造を筆頭に、コルクを止めて、キャップタイプが流行りになてきているのでしょうか? ・・・Ecoであることに間違いはないですし、ブッショネの心配もないですし、特に早飲みタイプであれば、これが面倒でなくていいです。

さて、本題の味わいですが、従前のグレイスのスタンダードタイプでは、アタックにちょっとヤンチャさがあって、馴染んでくるのに時間が掛かりましたが・・・・・。このワインの向かっている方向性は、四恩醸造ですね。輪郭も柔らかさの中にぼやけることなくありますし、余韻にあった果皮の苦味も抑えられて、これなら和食は何でもいけそうです。

これは、毎年探してStockしたいですね。



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ドメーヌ・コワイヨ マルサネ・ロンジュロワ 2009 

2012-06-26 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
DEMAINE COILLOT MARSANNAY Les Longeroies 2009

なるほど、この造り手は評判が良いよいのが一口目から分かります。果実がストレートに、ピュアに、”美味しい若さ”が味わえます。第一印象は、パリゾのジュブシャンのようで、捻らず、直球勝負してくる気持ち良さがいいです。

モトックスは、相変わらず、良い造り手を探してきますねぇ。値段も普通のマルサネの価格ですし、評判が立っているからとか、最悪は某劇画に出たからとか、そんなこともない。販売店もさることながら、この味わいでsaleとはいえ3kを遥かに切ってくるとは、価格設定もいいですね。

と言っているうちに、1/2ボトルが空いてしまいました。 ^^;



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ヴィーヴァン・クラブ 2012年06月の試飲会

2012-06-24 | ワイン会/レストラン
VIEVAN CLUB DEGUSTATION JUIN-ANNEE2012

久しぶりに、加勢さんが主催のヴィーヴァンクラブの試飲会に参加してきました。
今回は、白ワイン8種。2.0~2.7kの値ごろ感のある、和食にも合わせやすいものが多く、夏向きのワインでした。樽使いがないものばかりなので、(分かりにくいかもしれませんが)グラスのワインの色調、反射光など微妙に違いがあるのが分かります。

DEMAINE DAVAULT 2009(ドメーヌ・ダヴォー):ソ-ヴィニヨン・ブラン
SB特有の青臭さはあるものの邪魔にならず、セパージュの特徴がきっちり出ていて好感。


DEMAINE DES HAUTES NOELLES 2010(ドメーヌ・デ・オート・ノエル):ムロン・ド・ブルゴーニュ
このミュスカデは、LECUのエクスプレッションなど有名なものがある中で、このワインはなかなか(バランスも)好いです。


DEMAINE MARTIN 2011(ドメーヌ・マルタン):ブールブラン50%/クレレット25%/グルナッシュブラン25%
今回の中で目立たなかったワインですが、玉石混交のAOCコト・ド・ローヌにあって、ブールブランを主体の夏向けの爽やかワイン。


ROCCA MAURA 2010(ロッカ・モラ):ヴィオニエ
今回、わたしが以前から注目の生産者組合のワインは、Viognier100%で造られていて、AOC Condrieuが有名なViognierですが、このワインのピュアな味わいはなかなか。普段飲み用に買って帰りました。 ^^;
エチケットの住所地を調べてみると、"F30150 Roquemaure"は、アヴィニョンからローヌ川を少し遡った、シャトー・ヌフ・ド・パップ(AOC:CNDP)とローヌ川を挟んだリラック(AOC:LIRAC)の丁度中間に位置していました。ウーン、良い地区に挟まれた場所だったんですね。納得!!


CHATEAU SAINT-ROBERT 2010(シャトー・サン・ロベール):SB60%,SM40%
ボルドーの白の定番的な葡萄使いで、バランスの良いスタンダードなワイン。


DEMAINE JACKY RENARD 2010(ドメーヌ・ジャッキー・ルナール):シャルドネ
Vintage2009の優良さを感じさせるワイン。


DEMAINE JACKY RENARD 2009(ドメーヌ・ジャッキー・ルナール):アリゴテ
アリゴテの割りにシャープなシャルドネ的な味わい。


DEMAINE CHARLES SCHLERET 2006(デメーヌ・シャルル・シュルレ):シルヴァネール
Vintage2006ですが、シルヴァネールの完熟葡萄をイメージさせます。


8種飲んだ中でも、ミュスカデ、ヴィオニエ、シルヴァネールの3種が気に入りました。


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バターフィールド ブルゴーニュ・ブラン 2010

2012-06-21 | ACブルゴーニュ
BUTTERFIELD BOURGOGNE BLAC 2010

この造り手は、確かネゴシアンじゃなかったかと。今回は、試しに1本だけ買っておいたもので、自分評価では良いヴィンテージの2010です。
裏のエチケット情報によれば、ドメーヌ・シャソルネやドゥ・モンティーユで修行したとあります。 ・・・へー!

過日、五反田のフレンチビストロのボノミーで同じものをいただきました。その時は在庫していたのもあり、店でもグラスワインのお薦めもあって試してみていました。

ACブルにとやかく言う気は毛頭ありません。ただ、このワイン、石灰系や鞣革のミネラル香に合わさって、若い割りに粘性も上がってきて、グレープフルーツの香味もあって、知らなければドメーヌ物だと思ったでしょうね。ACブルのクラスで、久々になかなかと思わされました。
今、Stock-Listを見ると買値が2kでした。この価格なら、普段飲み用に自分評価優良年のVintage2010を何本か在庫してもいいですね。



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アンリ・ジロー フランソワ・エマール GC ブリュット・ロゼ NV

2012-06-19 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
FRANCOIS HEMART GC BRUT ROSE NV  HENRI GIRAUD

台風4号直撃で帰宅はびしょびしょになりました。
で、風呂のあと雨で温度も下がり、何か赤ワインでもと思っていたのですが・・・久しぶりに好みのロゼ・シャンパーニュのF・エマールを開けました。NVのクラスですし、購入後2年ですので、イメージ的にはデゴルジュしてから恐らく3年近くたっているかと思いますので、まあ、NVの飲み頃かなと。

このロゼは、めったに手に入らない上に、このエチケットのタイプは、旧ラベルですので、さらに上位キュベのCode Noir Roséと下位キュベのEsprit de Giraud Roséの中間に位置していたのですが、既に製造中止になった(はず)なので、市場流通もなくなってきているでしょう。

セパージュは、PN90%-CD10%と思います・・・。
調べるとPP95というNVでは考えられないクラスですね。・・・と、そういやPP95って、このワインを買ったときに調べていたなあって思い出しました。

さて、最後の泡なのに開栓したのは、アメブロのGeorgesさんの言うところの”ピノノワールは熟成するとオレンジの芳香”と教えていただいたのもあって、ひょっとしたらNVでもアンリ・ジローほどの銘酒なら、AYALA1999 と遜色ないのではないかと思い開栓してみました。

確かにオレンジ(ピール)果実の香味と余韻に掛けての輪郭を形付けるオレンジ果皮の苦味がいいです。

AYALA1999とエエ勝負してますね!! 超、大当たり!!・・・グラスが進みます・・・ (^^

泡が美味しいと思えるワインが嬉しいですね *^_^*




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シャトー・フェゾー セレクション VV モンターニュ・サンテミリオン 2000

2012-06-16 | ボルドー
Chateau Faizeau Selection Vielles Vignes Montagne St-EMilion 2000

ボルドー超優良年のVintage2000、このクラスなら飲めるかなと思ったのですが、まだまだ硬いですねぇー。 っていうか、値段に見合わない、本格的に造られたメルロー(100%)なんだというのが実感。

開栓して失敗したなーって・・・、バカにしていたわけではないのですが、結果的に飲み手のこのシャトーの知らなさが、開けるべき時を少~し(かなあ?)間違えちゃいました。 (^^;

味わいは、まだまだ硬いのですが、2日目にぐんと良くなって後引きも出はじめて、飲み手に”どうだ!”って言ってくるようなワイン。 ・・・ちゃんとした造りですね。恐らくこのVintage2000であれば、できれば20年程度の時間があると面白いでしょうね。

ただ、コルクの崩れ方から嫌な予感もあったのですが、ブは免れてました。ワインの質とコルクの安っぽさが・・・・・不釣合い?! まあ、値段も安いので仕方ないのか。



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モエ・ヘネシー試飲会 "GRAND WINE TASTING 2012"

2012-06-15 | ワイン会/レストラン
モエ・ヘネシーが主催する試飲会に行ってきました。
この会に行ってみようかと思ったのは、ナパを中心とするカリフォルニアワインに興味があり、特に、評判の良いNEWTONを味わっておきたかったものです。

流石にヴィトングループ、沢山の関係者や報道陣に先行公開され、その後で一般の方達が入場するという2部制?の趣向でした。

(画像クリックで拡大)
1F CHANDON オーストラリアのヤラ・ヴァレー


2F CLOUDY BAY ニュージーランドのマールボロ

SBは、嫌いではありませんが、好んで飲まないセパージュ。でも、ここの”ソーヴィニヨン・ブラン2011”を何気に試してみてビックリ。青臭くないんですねー! 素直な果実味が、初夏に冷たく冷やして冷製パスタで、というイメージの広がりがありました。で、たった今カタログを見たらナント”WS91!”いい評価のはずです。価格次第ですが・・・調べると2.5~2.9K、このワインは買いですね。

2F LAPOSTOLLE
  ・・・撮り忘れ ^^;

3F NEWTON カリフォルニアのナパヴァレー この試飲会に参加した最大の理由でした!!

シャルドネに関しては赤ラベルと白ラベル(アンフィルタード)を試してみました。市場でも値段も倍くらい違ったけか、確かにそのくらいの差がありますね。赤はフラッグシップのザ・パズル2008を試したのですが、会場担当者の説明とは違って、既に十分飲める状態でした。聞くと、開栓後2時間でデカンタージュをしているそうでした。
で、件のシャルドネ・アンフィルタード2008は、サラサラした味わいで、香りに少し鞣革があって将来性を感じましたが、素直すぎるのと、粘性から好みのレンジには入ってきませんでした。WS93ですが・・・ン (?_?)、まあ機会があれば、VT07など良い年のものを試してみたいですね。

3F CAPE MENTELLE オーストラリア マーガレットリヴァー


3F TERRAZAS アルゼンチン メンドーサ


3F NUMANTHIA スペイン トロ

トロのテンプラニ-ニョは、将来の偉大なワインを期待させるワインでした。テルマンシア2008(WA95)は、さすがにガチガチに近く、ワインを味わうと言うより樽を味わうようなもので、余りにも幼児虐待的で、試飲会向きではありませんでした。で、ヌマンシア2008(WA93)は、硬さの中にも随分こなれてきていて、将来性を期待させるイメージが創れました。・・・ここは、プレ・フィロキセラの葡萄樹を使っているというイメージを大切にしているのでしょうか、所謂、ワイン造りの本道を歩むんだという感じで、好感がもてました。

3F TAYLOR'S ポルトガル ポート

甘口ワインは、普段は飲まないのですが、やはりポートの代名詞の一つですから、ヴィンテージ・ポート(Vintage2000)をいただいてみました。 ・・・ピュアな味わいですが、でも、十年ちょっとじゃあ流石にコクもへたくれもないですね。

滞在は、2時間程度でしたが、目当てのNEWTONも試せたし、掘り出し物?!のCLOUDY BAYにも出会えましたので、有意義な試飲会でした。

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シャンパーニュ アヤラ ブリュット ミレジメ 1999

2012-06-10 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
AYALA BRUT MILLESIME 1999

梅雨晴れで暑い日になり、やっぱり泡かなあと思いつつ開栓。泡は、セラーの手持ちが少ないのですが、こうして時おり味わうのも乙なものです。

先日、お台場のベイコートの中華レストラン眺遊楼で開けたPOL ROGER Cuvee Sir Winston Churchill 1999 の印象が良かったのもあり、ボランジェやアンリ・ジローなど有名どころを擁するAY村の造り手ですが、割安感のあるAYALAの同ヴィンテージ1999が手に入ったので開栓してみました。

先日のこと、泡もエージングをすると柔らかさが出てきて美味しい。そんなことを言っていたら、来月予定しているワイン会Espace-Vineuxの主幹も同意見。勿論、しっかりした造り手で、ミレジムクラスであればの話しですが。まあ、この泡は、PNが80%-CD20%とピノが主であるので好みのタイプでもあります。

香りは、オレンジマーマレードが中心で、軽く蜂蜜、白系のブーケと言ったところでしょうか。
味わいは、酸が柔らかく、でもしっかり骨太で、ピノの特徴が良く出ていて美味しいです。わたしの苦手な雑味のような苦味はなく、オレンジ果実由来のような苦味があるのですが、自然な感じでOKです。Degorgeは、2011年5月のようですが、13年という熟成が柔らかさと調和の取れたバランスをもたらしているようで、やはり泡も葡萄の強さに合わせて、エージングは必要だというのが実感ですね。



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シャトー・フェゾー セレクション VV モンターニュ・サンテミリオン 2009

2012-06-05 | ボルドー
Chateau Faizeau Selection Vielles Vignes Montagne St-EMilion 2009

このワインは、サンテミリオンの衛星地区(5/9掲載)のものですが、勿論、ブラインドなら言われなければ、良くてもせいぜい、右岸→サンテミリオンorポムロールってまでしか答えられないでしょう。・・・実力に変化なし ^^;

PP90-92でしたが、なかなかのものですね。確かに未だ硬く、ヤンチャさが残っていますが、若飲みを好まないわたしにしては、その硬さもヤンチャさも昔はまったサンテミリオン系のメルローが懐かしいです。

恐らく、10年程度のエージングで価格に見合わない味わいになるかと。



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古代種? フェウド・マッカリ グリッロ シシリア 2010

2012-06-02 | イタリア
FEUDO MACCARI GRILLO 2010

このワインは、シシリアの白ワインに興味があったので、”SICILIA”を見て、手頃な値段でしたので全くのジャケ買いです。最近ちょくちょくあることですが、初めての葡萄で面白そうなものがあると、試してみたくなるんですね。まあ、地中海周辺には葡萄品種が多いのは、誰でも気が付くことですが・・・・・でも、良く分かりません。

トスカーナ州のテヌータ・セッテ・ポンティのオーナー、モレッティ氏がシシリアで造るワイン。葡萄は、ギリシャ人が持ってきたと言われるネロ・ダヴォラ。マッカリは地名で、フェウドは貴族の所有地を意味するそうです。

初めての味わいですが、セパージュとしての第一印象は、マルヴァジアのイメージがでてきました。直感が当たっていれば、ネロ・タボラグリッロ100%(Georgesさんご指摘により修正6/6)とマルヴァジアは、シノニム上で祖先が近いのかもしれません。

暑い日に冷やして、食中酒として魚介のトマトソースのスパや、イタリア風ブイヤベースなどが合いそうです。メチャ美味しいわけでもないのですが、気が付くとグラスが進んでますねえ、この不思議ワイン!!



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