ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ミシェル・グロ ヴォーヌ・ロマネ 1er クロ・デ・レア 2001

2011-02-27 | エシェゾー/VR/クロブジョー
CLOS DES REAS VOSNE-ROMANEE 1ER 2001 Michel GROS

春一番も吹いて3月直前に随分暖かくなりました
今日はメガネがいきなり壊れて・・・・・レンズの手入れ時に予兆があったのに
予備を作っていなかったために1週間めがねなしの生活です (^^;
最近流行の眼鏡店でも遠近両用が入ると受注生産らしく
見慣れて目が落ち着いてきたら予備を作っておくことにしましょう

旨い赤が飲みたくなって
薄旨のこのVRのワインを開栓しました

まず
透明感があって、色調のエッジに見えるオレンジが入ってきたガーネットが綺麗です
グラスの下から透かして見えるこういう色調っていいですねえ

香りは
開栓当初から小梅や鰹節が香ってVRらしさがあります
Vintageから言えば強い年ではないのですが
造り手の技量でカバーした年だと言えるでしょう

味わいは
Vintageの弱さを造り手の技量と10年の熟成年数でカバーしてバランスも取れてきています
まあそれでも酸味が気持ちばかし勝っているのは仕方ないでしょう
でも、ちゃんと後引く美味しさ旨さがあります・・・・・・流石ですねえ (*^_^*)

過去の味わいでこの味わいに近いものって・・・
Bernard SERVEAU GEVREY-CHAMBERTIN LES EVOCELES 2005
VRとジュブシャンの違い・・・香りの華やかさと明るさに・・・はありますが
味わいだけをみれば妙にイメージがダブって見えました
やはり、セルヴォーのCMとMSDの1erはじっくり寝かせて味わおうと思います


端麗辛口 魚沼

2011-02-23 | 日本酒
端麗純米 魚沼

ワインの備忘録にブログを残しているのですが
訪問していただいている方には申し訳ないのですけど今日は日本酒です

昨日は会社の飲み会があって日本酒と芋焼酎で和食でした
実は一昨年前から酒は”ヌル燗”
会社の大先輩から教えていただいてからはもっぱらこれ
飲み会では常温~人肌までの甘すぎず辛すぎずの酒に嵌ってます

まあ今日は前々から気になっていたこのお酒を見つけて買ってしまいました
ビウズのCHABLISが残っていたのでトンカツとの合わせで飲み比べてみました・・・

白瀧酒造いいですねえ
この酒のバランスが良いのでしょうね

和食には日本酒が自然に合う
勢い込んでワインに合わせることはないと思えます
酒度や酸度もあって確かに酸味を僅かながらも感じます
ちなみにこの酒は日本酒度+4・・・・・辛口です
千円で買える美味しいお酒です

次回はここの生原酒も試してみたいですねえ


パトリック・ピウズ シャブリ テロワール・ド・フレイ 2008

2011-02-21 | シャブリ
Patrick PIUZE CHABLIS TERROIRS DE FLEYS 2008

前回の印象と同様に甘みが抑え気味ですが
果実味が無い訳ではなく、言葉で言うには難しい域に入っている

ただ
前回の1月8日に飲んだ時よりも甘みという面では少し前面に出てきました
じゃあ美味しいのかというと・・・・・ウーン (^^;

ただ
良いワインの条件といえる苦味はなく
  ・・・・・除梗や不良な果実の選別はOKでしょうか
雑味もなく
  ・・・・・好いワインの要素は満足しているんですねえ

どうなんでしょう
言える事は飲み手としての力量が無いのでしょう


まあこういうタイプのワインはこれからの変化が見てみたい
  ・・・のですが、このボトルで最後になってしまいました あちゃー(^^ゞ
買った価格が価格なので
まあこのワインは次回の機会があった時の楽しみに取っておきましょう


コルディエ プイィ・フュイッセ VV 2005

2011-02-17 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
POUILLY-FUISSE VV 2005 CORDIER


紛らわしいエチケットです
何が? って言うと

今日のワインは同じコルディエのVERS CRAS 2005を開栓しようと思ってました
で、抜栓した時にエチケットの”VIEILLES VIGNES”の文字見て・・・・・ありゃま!
パッと見た目には同じなんです

まあいいっか

アタックの時の印象ではVERS CRASに比べて余韻が短く厚みが若干薄いかな
という程度の違いで、色調も差異はないでしょう
ただ香りに石鹸というかアンバーがありますね

嫌いな香りではありませんが特徴的な香りでしょうか



ベルナール・モロー シャサーニュ・モンラッシェ ルージュ 2008 

2011-02-15 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
MOREAU CHASSAGNE-MONTRACHET VIEILLE-VIGNES 2008


サシャーニュの赤は久しぶりになります
昔、パリに在住した頃にサシャーニュは白しかないと思っていたのが懐かしいです
初めて飲んだサシャーニュの赤はBouchard Aine et FIlsでした
日本ではあまり見かけませんが・・・・・CDの面積とPNの面積は余り差がないのです

その昔、赤ブドウが主力だった時代があったようで
うろ覚えですがのフィロキセラの後に白が植わっていったと記憶しています(違ったけか?)

そんなことより
サシャーニュの赤も久しぶりですが、このワイン2300円ですが久振りにアタリでした
名だたる1erと遜色ないですねえ (*^_^*)

ベルナール・モロー・・・・・白屋と思っていましたがどうしてどうして
VT08は優しい年ではなかったかと思うのですが
果実味もしっかりして、バランスも良く、雑味もなく、ピュアな味わいに舌鼓
VVのPNを優しく、美味しく飲ませてもらいました





ピラー・ロック カベルネ・ソーヴィニヨン スタッグスリープ・ディストリクト 2002 

2011-02-13 | アメリカ/カナダ
PILLAR ROCK CABERNET-SAUVIGNON 2002 STAGS LEAP DISTRICT

昨年入手したNapaのVintage2002のCS
前宣伝が結構大げさでいつものパターンかと聞き流してました
その宣伝文句は・・・・・ナンタラカンタラで、カルトワインだと言う

CSは、と言うか、ボルドー系は余り飲まないのですが
最近面白いワインを探していたので騙されたと思って3本買ってみました
そうなると宣伝文句は信用してないので、暇な時に調べていたわけです

そのうち、現地情報で、PPで90点というWEBを見つけて
やっぱりカルトワイン云々って宣伝だけかぁ・・・・・って嘆息
パーカーの本拠地だし評点に誇張はないだろうから
まあその程度なのかぁ 
 ・・・・でも90点でも十分な点数ですがまた宣伝文句に騙されたって思っていたので

そして開栓
ハッキリ言ってこれは90点をつけたPPに?ですね!
要するに若飲みでは評点付けるのに無理がある典型でしょうねえ
個人的にはブルゴーニュだけでなくローヌファンでもあるのですが
そして熟成してくるとCSとグルナッシュは似てくるのですが
 ・・・・・手持ちで赤も白もいろいろ持っている大好きなBEAUCASTELより好いかも

ただアメリカ超優良年のVintage2002にしては
写真の通り少し滓がボトルに付着していたのがへーという驚きで
CSにしては熟成がちょっと早めなのかなあ

香りは
開栓した当初からイチゴ、ブラックチェリーなどフルーツ香が一杯で
CS特有のスパイスや土香もあって好みのワインで好いですねえ
カラフェに移した時にその芳醇な香りに期待感が膨らんではいましたが

味わいは
果実味が溢れ返るような味わいに
 ・・・決して残糖感が残るようなワインではなくバランスもいい
 ・・・艶っぽさが後を引いて妖艶で余韻を楽しめます
 ・・・思ったよりタンニンのザラツキもなくPNのようで
 ・・・熟成9年で滑らかそのものなのが少し驚きですね

 ・・・十分に濃いのですが先日のデエーサほど濃さを感じさせず
 ・・・果実味の濃さを感じさせつつも余韻が綺麗で妖艶で旨いですねえ!

アメリカのCSがこれだけ美味しいワインだとは・・・
ボルドーとの違いは印象の明るさでしょうか
このワインの方が明るいイメージなのは樽かもしれません

いずれにしても久しぶりに美味しく旨いCSに舌鼓です (*^o^*)
香りの芳香に家内が”いい香り!”少し頂戴って・・・・・鼻が利くなあ

残りの2本はEspace-Vineuxのワイン仲間と一緒に tchin-tchin しましょう


プイィ・フュイッセ レ・ティエ 2004 エリック・フォレ その2

2011-02-10 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
POUILLY-FUSSE LES TILLERS 2004 Eric FOREST

フォレのワインって
飲んでて実直性というか真面目さというか
気に入ったら飲んでくれ!
と言うような職人が造ったワインというイメージが広がります

いいですねえ\(^_^ )
旨いですねえ (*^o^*)

昨年7月に飲んで以来で、このボトルで最後
完熟葡萄を使っていると思うのですが
残糖感がなくて余韻が綺麗なタイプのワインです

決して余韻が長いわけではないのですが、美味しいですね


アレハンドロ・フェルナンデス デエーサ・ラ・グランハ 2004

2011-02-08 | スペイン/ポルトガル
DEHESA LA GRANJA 2004 Alejandro FERNANDES

前回の12月に飲んだときはその濃さに圧倒されました

今回は今日で2日目

前回の強さを知っているので
実は初日はカラフェで解いてやりました
それでも私には強すぎるのでグラス2杯で押さえて・・・

で、2日目の今日はいい塩梅です
まだちょっと”濃い~!”ですが美味しくなりました

まあ、これならPP92という過分な評価でも少しは納得でしょう
購入は2000円でしたので
最近のQUALITE-PRIXなワインのBEST5に入るでしょう
きっと後1~2年で旨いワインに変化するのでしょうねえ

つまみに鳥肝で合わせたのですが
これが予想通りぴったりでした”Mariage”とまでは言いませんが

テンプラリーニョも強い年では10年熟成が必要ですね
私のイメージではCSと間違えそうなセパージュで
CSの味わいに茎っぽさとスパイシーさを優しくすると似てくるんですねぇ

いずれにしても
まだ在庫が1本ありますがワインのローテーションの関係もあり
熟成10年までとても待てそうにないのです (^^ゞ

ギヨ・ブルー マコン・クリュジーユ レ・ジュヌヴリエール 2009

2011-02-06 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
MACON-CRUZILLE LES GENIEVRIERES 2009 Guilot BROUX


初めて味わったマコンの造り手
勿論、名前は知っていましたがなかなか機会がありませんでした

今回、ワイン会”Espace-Vineux”の大先輩から
ワイン情報として、お勧めの4点の内の1点として
「Bourgogne Aujourdhui」でVintage2008は18.5/20で2000円と連絡がありました
で、2008ではなく、時たま2009を見つけたので
Vintageから言えば08より09と思い、某ショップの在庫限りの2本を購入したもの

「ブルゴーニュ・オージュルデュイ」とは今日のブルゴーニュという意味で
ワインや葡萄の出来栄えなど最新の情報を掲載しているFRのワイン雑誌
日本では海外雑誌として郵便で取り寄せで読むことができます

何年か前に私にも定期購読しないかと勧めてもらいましたが・・・
ウーン このワインなどQUALITE-PRIXなワインなど
・・・先取り情報誌として取ろうかなあ、また仏語を忘れないためにも

実はこのワイン、今日到着したばかりですので休まさないといけないのですが
開けちゃいました!
やはりピチピチの若いワインは
ショップからの長旅の疲れを感じさせず体力ありますね・・・・・言い訳っぽいなあ (^^ゞ

味わいは
アタックも刺激的ではなくしっかりミネラル感があって
若飲みでも酸が角張ったところもなく綺麗な余韻を形成してますね
色合いから樽が20%以上入っているのでしょうが、多分古樽か
完熟っぽいパイナップルやマンゴーなど
果実味もしっかりしてなかなかのもので好いですねえ
トロミも2時間程度で出てきましたので、熟成させればいい塩梅でしょう

まあ香が
複雑味が弱く、乾いた鞣革香はあるのですが
できれば土香や下草、腐葉土あたりが出てくれば文句無いですね

まあここ最近での白のQUALITE-PRIXの一番手でした (*^o^*)


ドラピエ ブリュット NV

2011-02-03 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
CHAMPAGNE DRAPPIER BRUT

ドラピエ・・・・・久しぶりだなあと思ったら
それでも、ブログは昨年8月以来でした

・・・といってもEUROCAVEの在庫が記録上は2本だったのがこの1本だけでしたから
・・・8月以降に飲んだんでしょうねえ (^^ゞ

NVでもデゴジュマン直後はやはり酸が際立って好みではないです
半年以上寝かせて酸が落ち着いてきてバランスが良くなっています
・・・・・一種独特の苦味が許せるからウ~ンそれなりの泡!

雑味はないですが、苦味は最低限に抑えられて
苦手の私でも・・・・・・甘味も適度で果実味を味わえる範囲でしょうか
やはりNVクラスであれば
酸が立っている場合は半年が目安で美味しく飲めるようになりますね (*^_^*)