ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドメーヌ・マルキ・ダンジェルヴィーユ ヴォルネイ 1er フレミエ 2002 

2013-12-31 | ヴォルネー/ポマール/SLB
Domaine Marquis d'ANGERVILLE Volnay 1er Fremiet 2002

2013年最後のワインは、飲み頃に入ったかなと思いアンジェルヴィーユのフレミエを開栓してみました。

色調は、薄めでレンガ色が入ってきており熟成感は十分にあります。
香りは、良年'02の割りに弱いです。閉じているわけではなさそうで、先日の忘年会でシャンパン'89を飲んだ時も閉じている? って錯覚するくらいでしたので、この造り手のワインはこういう感じなのでしょう。
味わいは、熟成感があり飲み頃に入っていると思いますが、12年物の割りにアルコール臭がアロマに混じっててちょっと・・・、ま、それでも酸も柔らかくて美味しいからいいっか。 ^^;

開栓して小一時間で、やっと僅かの生肉っぽい香り、バイオレット系のブーケが出てきました。ヴォルネイのワインのイメージよりも弱いというか、優しいとも言えますが、好みとはちょっと違うかな。 ・・・ウ~ン残念!! ~_~;

過去の記録を調べてみると、Espace-Vineux で2000.10.27に Clos des Ducs 1995 と Taille Pieds 1990 Mg を試飲していました。自己採点では結構いい評価をしていましたが、記憶に残ってなくてまったく今は昔です。

それでは、皆様、良いお年をお迎えください。 (合掌!)



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機山洋酒工業 甲州 2012

2013-12-30 | 日本のワイン
このワインは、興味がある甲州ワインを試そうと3種購入したものです。1本目がシャトージュンで、2本目がこのワインです。 

香りは、黄花が強く香り、軽い蜂蜜香が好印象。
でも味わいでガッカリ。と言うのも葡萄の凝集度が余り高くないように思えます。甘酸バランスはまずまずですが、香味のバランスが今一歩で、何分にもグラスが進まない。長熟ではないはずにもかかわらず、酸の入り方に甘酸っぱさというか葡萄の旨さが感じられないからか? ・・・・・リピートはないかな。 



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テヌータ・マルシリアーナ ビリッロ 2010 

2013-12-26 | イタリア
Tenuta Marsiliana Birillo 2010

イタリアのトスカーナのワイン。モトックス情報では、セパージュはメルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン40%とのことで、評価はWS92 との記載ありですが、アタックの段階ではウ~ンそうかな? という印象で、まあ今は 90くらいはというところか。

その根拠は、まず香りにアルコール臭が強く漂い過ぎて葡萄の香りがきちっと出てない。味わいは、アルコール臭の影響か、味わいを狂わせている。落着くまでにざっと2時間以上かかりました。 ・・・MやCSらしい特徴が香るまで2-3時間掛かるのではちょっと・・・  ^^;

ミケーレ・サッタ ピアストライア 2007でも感じたのですが、イタリア産のボルドー系の味わいはそれなりに仕上がっているけれども、葡萄の香りが難点かもしれません。やはりテロワールの違いは拭えないのでしょうか。

ま、このワインはあと数年したら更に良くなりそうで、購入価格2K未満からみれば素晴らしいワインです。

<モトックス情報>
WS:92   
地方・地区:トスカーナ・マレンマ
醗酵:ステンレス・タンク
   主醗酵後、ステンレス・タンクにてマロ・ラクティック醗酵   
熟成:オーク樽熟成 12ヶ月(225L)
年間生産量:86,000本



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ドメーヌ・カーネロス ブリュット ヴィンテージ 2009

2013-12-24 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
Domaine Carneros Brut Vintage 2009

アメリカの泡はオレゴンのソーター ブリュット・ロゼ 2005以来です。第一印象は、セパージュ配分が違うけれど、コント・ド・シャンパーニュ 2000(CD100%) に通じる優しい上品さがあり美味しい。

輸入元の日本リカーのWEBには、「ドメーヌ・カーネロスは仏シャンパーニュ地方の名門テタンジェ社が、そのエレガントなスタイルをカリフォルニアでも造り出そうと、アメリカのコブランド・コーポレーションと合同で1987年に開いたワイナリー」 とありました。

香味は、ピノ主体のようですが、シャルドネチックです。WEB情報を探すと、米国ワイン取扱の某店で、'09年はピノ・ノワール59%にシャルドネが41%とありました。で、実際の味わいは、ピノよりもシャルドネの方が多い(強い)ワインのような印象が残ります。 ?_? ・・・どうやらカーネロスは、ヴィンテージによって混醸の配分率を変えているようです。

あまりワイン評価誌は参考にしないのですが、WSの2013.11の先行掲載の会員情報にて93点が確定したとのこと。香味からこの評価が割りと納得でき、わたしの今年の泡の旨安№1ですので記載しておきます。ピノが多目なので、少し寝かせてみようかと思って追加しました。



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シャトージュン 甲州 2012

2013-12-22 | 日本のワイン
山梨の甲州葡萄の2012は良年評価らしく、それもあってかなかなか美味しいワイン。

初飲みですが、甲州葡萄が柔らかく刺々しさがなくてスーと入ります。四恩醸造とは一味違うのですが、別の境地を見出すようで、イメージ的には和食だけでなくブイヤベースなども合いそうです。

こういうレベルの甲州を味わうと、フランスやイタリアの白ワインに十分に対抗できるのではと思えます。



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ドメーヌ・デュセニュー オデッセ リラック 2010 

2013-12-20 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Duseigneur Odyssée Lirac Rouge 2010

これは今既に美味しい!
セパージュは、グルナッシュ60%・シラー20%・ム-ルヴェードル20%と裏ラベルに記載あり、VT09から変化はない。お気に入りになったのはVT09に知り合えてからで、毎年試そうと心がけているワインの一つです。

南仏の超優良年にあって、Châteauneuf-du-Pape とはローヌ川を挟んで反対側になるLIRACは、割とマイナーな産地の故に安価でもあります。わたしの場合は、安価であるだけでなく個性のある味わいが好きで、このデセニュー、ロジェ・サボンの Chapelle de Maillac、モルドレの La Reine des Bois の3つでしょうか。

今飲むならこのオデッセが好みで、熟成を迎える順番としては、デセニュー、ロジェ・サボン、モルドレの順でしょう。因みに、2日目のオデッセは芳醇さも落ちず、美味しく飲めました。

<インポーター情報>
AOC:リラック
セパージュ:GN 60% SR20% MV20%
醗酵:セメントタンクにて主発酵(セメントタンクにてMLF)
熟成:セメントタンク熟成5ヶ月/瓶熟成12ヵ月
オーガニック等の情報 ビオディナミ
オーガニック認証機関 Biodyvin



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ドメーヌ・モルドレ リラック レーヌ・デ・ボワ 2010 

2013-12-18 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine de la Mordorée Lirac Rouge La Reine des Bois 2010

モルドレのエチケットの"シギ"に10年以上ぶりに会えるかと楽しみに開栓しました。やはり、南ローヌのヴィンテージ2010は、既存ヴィンテージでは別格のように美味しいですね。

果実味も甘すぎるくらい甘く、香味にバイオレットを官能させてくれます。タンニンもピノに近い細かさを感じつつ、ビッシリあるにも拘らず柔らかく美味しい。  ・・・きっと熟成させれば、タンニンが溶け込んで風格のある味わいを楽しませてくれそうです。

現時点では確かに甘みが先走ってますが、2~3年でバランスアップしてくるでしょう。ま、見方を変えれば、若い時には若さを楽しめ、熟成したら熟成の醍醐味に感無量となるそんなワインでしょうか。 ・・・と言ってますが良く外れますのでその節にはご容赦ください。恐らく、ピークはボーカステルより若干早めで12~16年あたりか。いずれにしても、VT10ではロジェ・サボンの LIRAC Chapelle de Maillac 2010 とエエ勝負かな!?。

<2日目>
1日おくと甘酸バランスが少し良くなってきました。セパージュ構成が違いますが、ボーカステルの'98に結構似ているイメージが広がります。・・・お互いに古樹を使っているからかも。



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忘年会 エスパス・ヴィヌー・ジャポン in 中野 2013 

2013-12-16 | ワイン会/レストラン
Espace-Vineux JAPON a NAKANO

ワイン会有志での忘年会は、中野で熟成肉を食べさせてもらえる ツイテル(Tsui-teru!) でワインを一人1本持込にて、楽しく美味しくワイワイとやってきました。 ^^/
飲んだ順番に・・・・・ 泡はお店のものをと考えていたのですが、めぼしいものが見当たらなかったので、いきなりスティルワインからスタートです。 ^^;

結果的に、皆さんがこのお店を気に入って正月早々に新年会が決定してしまいました。新年会には、値の張らないリーズナブルな泡持参したいと思いますが、何が受ける(安くて美味しい)のか? ですね。 ・・・結構難題だ! ?_?

<開栓順>
1.KONGSGAARD Chardonnay 2009 (ブラインドワインに使用/私の持参品)
2.Domaine Pierre-Jacques Druet Bourgueil Cuvée Beauvais 1996
3.Domaine des Comte Lafon Clos de La Barre 1994
4.Domaine Marquis d'Angerville Volnay 1er Champans 1989
5.Sarget de Gruaud Larose 1994
6.Château Giscour 1978






<ボトル写真撮り忘れましたのでカラフェ写真で代用
    ・・・ボトル集合写真参照ください m(_ _)m>


<熟成牛(リブロース)のステーキ> で、その外は撮り忘れ <(_ _)>
指しが入ってないので脂っこくなくてワインにピッタリのリブロース。


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スマロッカ カバ グラン・ブリュット ロザート ピノ・ノワール NV

2013-12-13 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
SUMARROCA CAVA Gran Brut Rosado Pinot-Noir NV

最近は、できるだけ初飲みのワインを試せるように心掛けていました。セラーで寝かせているワインが、その間に少しずつ熟成するという図式で。それ故、このスペインのスマロッカも勿論、初飲みです。

セパージュはピノ100%。わたしの好みはピノ主体の泡なので、見つけて即購入しました。葡萄は自社畑100%のRMとの触れ込みで、この蔵の最上級の泡だとか。

香りは、苺キャンディがボトル口から香ってきています。味わいも香りの通りで、単純に赤果実を味わえます。でも、惜しむらくは、軽く雑味として苦味があることでしょう。価格からみれば決して悪くない、でも、デゴルジュして間もないのか、酸味が強めに出て若干バランスが悪く感じて、グラスの進みが悪いです。ボトルデザインも質感や高級感もあってジャケ買いできますね。 まあ、様子見に 1-2年寝かせてみますか・・・ ーー; 



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ミケーレ・サッタ ピアストライア ボルゲリ・ロッソ 2007

2013-12-11 | イタリア
Michele Satta Piastraia Bolgheri Rosso 2007

セパージュの混醸に興味津々で購入したイタリアワインです。ボルドー系と言えば言えなくもないかと思いますが、カベルネソーヴィニヨン25%・メルロー25%・シラー25%・サンジョヴェーゼ25% の4品種の均等混合です。

香りは紫系を強く感じつつ、複雑という意味ではなくて葡萄が混ざっているのが分かる、初めて香るアロマです。家内は混醸セパージュも何も知らずにカシスが強すぎだと ・・・香水的という意味合いか?・・・ 素人のくせに的確な指摘に引いてしまいます。 ・・・ ヤルノー お主! ^^ゞ。

面白いかと聞かれれば面白いワインです。アタックではカベルネが最初に味わえ、次いでメルロー、余韻にシラーとサンジョヴェーゼという感じでしょうか。

熟成6年ですが、好みで言えば10年は寝かせたいですね。それでも、今飲むにしても、こういう混醸もありかもしれません。イタリアワインって(仏に比較して)自由な発想があって面白いですねぇ。



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アルティーガ・フステル ダミア カヴァ ブルット 2011 ②

2013-12-07 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
Artiga Fustel  Damia Cava Brut 2011

ちょっとした良いことがあったので、サン・ジョセフを少し残して、気軽に開栓しました。風呂に入っている時間しか冷やしてないので、割と高い温度で飲み始めました。ワイン温度計で測ってみるとなんと16.5℃じゃないですか! それでも、飲み口は柔らかく、艶っぽく、ドライな柑橘香が優しく漂ってきます。

この泡は、1本目が良かったので追加購入した2本目で、1本目と変わらずこのモストフロール100%は美味しいです。泡自体がわりと苦手だった(今でも得意ではない)ので、沢山の種類の泡を飲んでいるわけではなく、それでもいっちょまえに論ずるなんて愚行かもしれませんが、まあ、スティルワイン感覚で言いたいことは言わせて貰いまして・・・  ま、エエっか ~_~;

<Lotとデゴルジュマンは1本目と同じでした>


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ドメーヌ・アンドレ・ペレ サン・ジョセフ 2009

2013-12-06 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Andre PERRET SAINT-JOSEPH 2009

久々のシラーの若いワインです。前回が1年前の2012-09-09でしたが、当時は DOMAINE という表示が(エチケットに)ないと記載していますが、コルクにちゃんとDOMAINEと入ってました。 ・・・昨年はごちゃごちゃ書いてますが、ま、とにかく今頃気づくなんて ハハハ ^^;

香味に素晴らしく、強くて・・・角張っていた味わいも随分丸~くなり・・・、果実味いっぱいで、シラーにしては濃い中でも底が見える薄めの色調ですが、程よいグリエ香(焦げパン)に肌理細かく解け込み気味のタンニンの塩梅も好いですね。A・ペレは白屋だと思っていましたが、赤も実に美味しく、あと数年で可成り化けそうです。

サン・ジョセフは、ローヌ河右岸南北50kmに広がる23ケ村に広がるAOCで、市町村名のAC名称ではありません。トゥルノン・シュル・ローヌと言う町の通称「サン・ジョセフ」という小さな丘に与えた聖人の名前に由来しています。購入価格は、香味からみてうっそーっていう世界です。まあ、有名にならねばと祈るのみですが、いずれにしても正しくローヌ流域の(隠れ)銘酒ですね。



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カンティーナ・ディオメーデ ラーマ・ディ・ムッチ シャルドネ 2012  

2013-12-04 | イタリア
Cantina Diomede Lama di Mucci Chardonnary Puglia 2012

長靴のカカト側のプーリア州のワインでシャルドネ100%、たぶんこの地域は初めて飲んでます。

Espace-Vineuxの先輩が、ちょうど今イタリア北部を一人旅で回っているはずですが、アルベルベッロのトゥルッリ(とんがり屋根)やマテーラの洞窟住居など南部にも世界遺産が沢山ありますので、機会があれば行ってみたくなりました。

恐らく、魚介でリゾット仕立てで食事に合わせてとか、ちょっとしたツマミのお供にきっと合いますよー。シャルドネ100%でミネラル感も十分ですし、酸の入り方も問題ない。ヴィンテージが若い分複雑さはないですが、それでもこれはQUALITE-PRIXな好いワインです。

ワインリストを見ると、何と千円切って買ってました。イヤーここまで来ると取扱ショップの儲けがあるのかと気になるところです。普段飲みの食中酒では文句の付けようがないですね。イタリアワイン恐るべし!



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