ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ソウマ スカイ・ブロックス カベルネ・ソーヴィニヨン 2013

2015-10-07 | NZ・AUT・南米その他
SOUMAH Skye Blox Cabernet Sauvignon 2013

オーストラリアのCSは初めて試してみました。

ウーンこりゃ抽出しすぎでしょう。めちゃ若い2013なのにボトルの肩に色素が付着しているくらいで、濃ければよいのではなくて、葡萄の美味しさを引き出すとか、料理に合ったとか、デリケートに追求してほしいですね。

このヤラ・バレーのCSしか飲んでないのですが、豪州はシラーにしても濃いと言われているし、強いだけでは飲み飽きしますよね。これでは胃に重いだけで、滋味深さのある染み込むような繊細さがあったほうがいいように思えます。まあ、次回の機会あれば、ボトルでなくグラスで飲むことにします。 *_*;



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マウント・マクラウド ピノ・ノワール 2013 

2015-05-01 | NZ・AUT・南米その他
Mount Macleod Pinot Noir 2013

<初日に記載のまま・・・(-_-;)>
オーストラリアのワインは余り飲んでいなくて、しかもピノは初めてです。なんちゃらサクラアワードとかナントかで入賞したとか。良く分かりませんが、開栓して30分ぐらいは、こりゃダメだっていう感じだったのですが、小一時間でピノらしさのある甘みも出てきました。でもブルピノとは明確に違いを感じます。2Kを切ってますがリピートするかといえば、悪くはないけれど、たぶんしないでしょう。

<2日目・・・(^^♪>
初日の変化で2日目に普通に美味しいピノになるとは思いもよりませんでした。普段飲みのピノとしては上出来でしょう。初日の印象から想像できませんが、これなら値段的にも、普段飲みの食中酒として好いと思います。

今頃になって豪州の廉価版のピノに”オッ”て思わされるとは(汗)サクラアワードってなんやろ? とにかく久々に刺激のあるワインに遇え、これぞホンマに新世界ですなぁ!!



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ローガン・ワインズ ウィマーラ シラーズ/ヴィオニエ 2011

2014-04-15 | NZ・AUT・南米その他
Logan Wines Weemala Shiraz Viognier 2011

ローガンのワインは、1月にシャルドネを飲んで気に入って、赤を購入してみました。しかも、セパージュの混醸がまるでローヌの Côte-Rôtie のようでちょっと期待したのですが・・・

飲んでみると、ロティに近いものはありますが、どこか違います。普段飲みでは問題なく、若いヴィンテージ2011で飲ませるには、それなりに美味しい。たぶんセパージュの馴染んでくると面白いかもしれません。

<モトックス情報>
原産国:オーストラリア
地方:ニュー・サウス・ウェールズ
地区:セントラル・レンジス
原産地呼称:セントラル・レンジスG.I.
品種:シラーズ94%/ ヴィオニエ6%
醗酵:ステンレス   
熟成:50%フレンチ、ハンガリアンオーク樽(12ヶ月新樽15%)、
    50%ステンレスタンク
平均収量:37hl/ha
樹齢:13年
土壌:赤茶のローム質土壌が玄武岩の上に広がる
海外ワイン専門誌評価歴:(2011)フォン・フック 90



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ローガン・ワインズ  ローガン シャルドネ 2012

2014-01-20 | NZ・AUT・南米その他
Logan Wines Logan Chardonnay 2012

オーストラリアのワインって、たぶん赤白でこのワインが初購入です。テーブルワイン程度は、もちろん(銘柄の記憶もなく)飲んだことはありますが・・・。それにしても好いワインに逢えました。2K未満のワインですが、価格的にはどうやらローガンワイナリーの白のフラッグシップかと思います。

AUTやNZでは当たり前のようになったスクリューキャップで、開栓時にコルクを抜いた瞬間の芳香なども無いですし、ワイン愛好家にとって日本酒的に感じてしまう瞬間でしょう。

「3度に分けて収穫が行われるこだわりのワイン」とのことで、若いワインですが、アタックの優しい柔らかさに影響を与えているのでしょうか。ミネラル感も十分ですし、 ・・・硬質感から苦味的に感じるところもありますが・・・ 余韻に残る酸味が熟成の可能性も感じさせます。

まあ、VT'12で既に甘酸バランスが良く、普段飲みにしては十分すぎる美味しさですね。

<モトックス情報>
原産国:オーストラリア
地方:ニュー・サウス・ウェールズ
地区:オレンジ
原産地呼称:オレンジG.I.
醸造・熟成:発酵層42% オーク樽発酵(50%MLF)   
       :熟成42%フレンチ&ハンガリアン、オーク樽熟成9ヶ月(新樽比率10%)
年間生産量:13,596 本
栽培面積:7ha
平均収量:56hl/ha
樹齢:17年
土壌:肥沃な火山灰土壌



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デル・フィン・デル・ムンド レゼルヴァ CS 2009  

2011-12-21 | NZ・AUT・南米その他
RESERVA DEL FIN DEL MUNDO PATAGONIA-ARGENTINA 2009

事前に分かっていた軽いヒネ臭は気にならないですね
なかなかイケます

記録では、購入価格:1,280円税込

セパージュはやはり安定しているCSですね
まあ、この葡萄は強いし、熟成にもいいし、普通は若飲みだとタンニンが強いのが気になるのですが・・・
でもこのワインは2年で若飲みに耐えてますね・・・というか十分美味しいです

熟成したらどう変化していくのか分かりませんが、普段飲みには十分です
へたなボルドーだと2年ではバランス悪くて飲めないですから

今日は家内ミートローフ(玉葱多めの好みで)と野菜キッシュがこのワインで作ったソースともマリアージュでした (*^o^*)

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フェスティボ トロンテス 2010 モンテヴィエホ (1000円シリーズ:05)

2011-12-02 | NZ・AUT・南米その他
FESTIVO ARGENTINA 2010 TORONTES

このセパージュは何でしょう?
ハイビスカスのようなブーケが強く香ってなかなかです
・・・・・好みは分かれるか、でもPP90という

購入価格=757円税込

初めての味わいに興味津々です (◎_◎)
非常に面白いです・・・・・・好みというより南国のブーケが一杯です
甘みも十分で全体のバランスもなかなかいいです
コリアンダーを初めて食したときのような、ウェっとくるような香味ではなく
あくまでも香りも味わいもブ-ケが中心・・・・・・・・面白いですねえ
これが慣れてくると結構気に入ってくるかもしれません

というのもイカの一夜干と相性ピッタシ! マリアージュですね
という意味で QUALITE-PRIX なワインと言えるか

インポーター情報>
国:    アルゼンチン   
葡萄:  トロンテス100%
アルコール度数  14%
<畑に関する情報>
ボデガ・モンテヴィエホの畑。標高800m、やせて石の多いローム質土壌。
樹齢25年。
<葡萄の栽培・収穫に関する情報>
化学的なものは一切使用せず、環境に配慮した有機農法による栽培。
ペルゴラ式(傾斜棚)、植密度2000本/ha。3月に手摘みで収穫。
<醸造・熟成に関する情報>
ミッシェル・ロラン氏監修によりポムロールのch.ル・ゲ等のテクニカルチームがワイン造りを担当。収穫したブドウはポンプを使わずに重力を利用して移動させる。除梗せずに直接圧搾。ステンレススチールタンクで3週間の醸造。発酵温度は16℃。

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グラシア・デ・チリ コレクション SR・ML・MV 2008 (1000円シリーズ:04)

2011-11-30 | NZ・AUT・南米その他
昨日4本あったのに、追加購入しようとしたら完売 (泣)
楽天市場にもなくなっているようです

おそらく、理由はPP91 にもかかわらず価格は1050円税込
 ・・・・・グラシアの白ワインの出来映えから察するに
赤も美味しいワインだということなのでしょう

セパージュの構成はシラー(SR)70%、メルロー(ML)20%、ムールヴェードル(MV)10%
自社畑で取れた葡萄を手積みし選別
発酵前10℃で10日間浸漬、100%フレンチオークで18ヶ月熟成(内30%新樽)・・・除梗は不明

これだけ贅沢仕様で\1,050はちょっと信じられません
 ・・・・・ショップの回し者ではありません、念のため

では、開栓してみましょう

香りに
SRのグリエ香が支配的にあり、セメダイン香が邪魔にならない程度に
紫のブーケ、牧草など・・・・・・恐らく熟成してくれば獣臭系や鞣革が出てくるかもしれません
味わいは
タンニンが細かく渋みを感じさせない、気持ち甘みが勝っているか、でも良いバランスです

総じて、PP91とまでは思いませんが、自分なりでは89-90なら納得でしょうか
まあ、2日目の状態を見てからですね・・・・・2日目も良ければ91でも納得か! 
いずれにしても、間違いなく1000円シリーズで3つ目のQUALITE-PRIXなワイン

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グラシア・デ・チリ エステート ヴィンヤード コレクション SB 2010 (1000円シリーズ:03)

2011-11-29 | NZ・AUT・南米その他
GRACIA DE CHILE COLECCION SAUVIGNON BLANNC 2010

いやーこのワインも好いですね!
1,000円ワインシリーズの第3弾ですが・・・・・QUALITE-PRIXの極みかな?!

購入価格:1,050円税込
香味からではこの価格はちょっと信じられません (驚愕)
11/10に飲んだメラン オデッセ リラック 2009 とこのワインは当りですね

セパージュは、従前では若飲みでは青臭さがあって好みではなかったソーヴィニヨンブラン(SB)
参考程度であったはずのステファン・タンザーIWSで90点に納得です
インポターは国分で、なかなかやるのーお主!っていうところでしょうか

大袈裟に言えば、ピンキリという意味で
セラーのSBで造られたのD・ダギュノーのSILEX1994と飲み比べしたくなりますね 

「チリのワイン産地の最南端のヴィオヴィオヴァレー 
 すごく すごく 涼しいところ。
 それは太平洋沿岸には山脈と言えるものが無く、大きく広がる河口から南極から流れてくる
 冷たいフンボルト海流の影響をまともに受けるところです。」とのインポーターコメントです

確かに、香りにSBらしい青臭さがあるのですが嫌味がなくてビックリ
味わいも、アタック~余韻まで酸味と果実味が、交じり合って、爽快感があって、いいですね
やはりワインはピュアさとバランス
  ・・・・・この新興国のワインに及ばないワインは沢山あるでしょう
カキフライがマリアージュで久々に美味しくいただけました ・・・・・ 合掌!

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フェルトン・ロード ブロック2 シャルドネ 2007

2011-01-14 | NZ・AUT・南米その他
FELTON ROAD BLOCK 2 CHARDONNAY

これでフェルトンは最後のボトル
もうここのワインは購入することはないでしょう

2009に買った時から設定価格が高いと思ったのですが
インポーターは富山のヴィレッジ・セラーズ
1本目とボトル差はないので余韻に残るこの苦味は正直言って最悪でしょう

価格が5千円を超えるからこそそれなりに評価するのは飲み手として当り前です
これでは新世界のワインでもNZのワインはもういいかなと
 ・・・これでもNZの上位クラスだったと思うのですが
余りにも価格VS味わいの悪さに言葉も出ません
 ・・・インポ-ターにも疑問符でしょうか 

色目から言っても廉価あるべきステンレスタンク醸造そのものの色合い
それでいて普通のFR産なら果実味が若い時期から楽しめるのですがこれは・・・
香りはドライパイナップルetcがあって楽しめそうなのにもかかわらず
香りと味わいに想像外のギャップがあるワイン

ワイン銘柄やクラスも知らない家内が力込めて"美味しくな~い
価格を聞いたら彼女はきっと激怒でしょう
しばらくはNZからは離れることとしましょう


フェルトン・ロード ブロック2 シャルドネ ・・・ 2007水平FR vs NZ 

2010-02-08 | NZ・AUT・南米その他
フェルトン・ロード ブロック2 シャルドネ 2007
FELTON ROAD BLOCK 2 CHARDONNAY




同時ではないが興味もあり
前回掲載のボワイヨのピタンジェレと同Vintageを試してみようと開栓

まず、興味を引くのは栓がコルクではなくスクリューキャップ仕様であること
ローヌ地区などでVDTクラスで見かけはするものの
フラッグシップのクラスではお目にかかることはまずないだろう

まあ確かにこれではコルクの雑菌によるブッショネが発生することはないだろうし
安全で安心ではある



取り扱いも楽だし面倒でないことは確か
でもコルクを抜く作業がない分なにか物足りなさを感じてしまう

ブッショネ対策として効果があることは確かなんだろうが

ポンと音がするわけではないが
コルクが抜けきるときの感覚音や抜け切った時に
ボトル口からのワイン香の香り立つ様が好きなので

好みだけで言えばやはりコルクの方がいい



さて、本題のワインの味わいだが

香は
乾いた鞣革香にユリの花香にピピ・ド・シャー的な軽い還元臭が混じり合ったようで

味わいは
ドライなグレープフルーツで酸味が立ち過ぎ甘味が弱弱しい
余韻にかけてシースルーカーテンのように覆う苦味が気になる

Vintage故の酸味の刺々しさも相まってグラスが進まない
結果的に現段階ではバランスを崩しているワインなっている

<2日目>
やはり酸味が落ち着いて程よい甘味が出てきてバランスが上がってきている
シースルーの苦味が随分押さえられたが余韻の最後に僅かに残る

まあその苦味は良く言えば輪郭になるのだが
ある方が仰っていた話で良いワインに雑味や苦味はないと
私もまったく同感であり、そういう面で敢えて今一歩と言わざるをえない



価格的にはフェルトン・ロードは5000円超でボワイヨのピタンジェレは3000円弱
好みから言えば現段階ではボワイヨであるが、熟成したらどうなるか面白いところだ
この二日間でしかわからないが
ボワイヨが先に熟成ピークを迎え、1~2年遅れてフェルトン・ロードが迎えるのだろう

一頃前はフランス産が高くて今回のニュージーランドなどニューワールドが安くて美味しい
そんなイメージであったのだが
今では有名になれば、産地国に関係なく値段が上がってくるのだろう

どちらももう一本づつあるので、あと数年熟成させてから水平テイスティングしてみよう