ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

ドメーヌ・デ・ランブレイ ラ・ローズ・デュ・クロ 2009

2010-10-29 | モレ・サン・ドニ/CSD/CDR
LA ROSE DU CLOS DOMAINE DES LAMBRAYS 2009(2em)


PN100%でモレのGCランブレイが造るロゼ
前回は4ヶ月前の6月に飲んでいた

ボトル差か、気温差か、体調差か
前もって記載しておきますが、美味しいのは美味しいのですが
前回よりも柔らかい中でも酸味が気持ち強くなってきており
その分バランスが悪く感じる

あと1本あるので
どう変化するか、来年の暑くなってから頂くことにしましょう


アンリ・ジロー エスプリ NV

2010-10-26 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
HenriGIRAUD ESPRIT NV

エスプリはアンリ・ジローとの初めての出会いに飲んだ泡でした

元々、泡の苦味が好きになれなかった駐在時代には当然しらなかったワイン
帰任して気が付いてみると、結構な人数だと思うのですが、泡ファンが多そう
日本食に合うのかなあ・・・と思いつつ

好きではないけど
沢山のワイン愛好家が飲んでいるのだろうから
きっと美味しいんだろうとの思いで、飲み始めた頃に出会った泡でした

でも今では  ・・・・・・・・ちょっと苦味が、バランスがと思ってしまう
いろいろと言うほどは試してないものの
未だに泡が好きになっていない証なのかもしれません 




<アンリ・ボワイヨ ACブル・ブラン2007 追記>
ミネラルと酸が強すぎたワインも5日目は酸が押さえ込まれて
乾いた若いパイナップル香とミネラル香は鞣革香に変化してきている
ボワイヨのVT07最後のワインだったので
とことん付き合おうと思っていただけに果実味と言えるようになってきて舌鼓!(*^o^*)

やはりVintage2007は造り手次第を実感

ニュイ・サン・ジョルジュ 2002 アラン・ユドロ・ノエラ

2010-10-24 | NSG
NUITS SAINT GEORGES 2002 Alain HUDELOT-NOELLAT

村名ですがVintageと造り手に期待されるワイン

コルクを抜いた瞬間からいい香りが漂い期待が高まります
色目も薄めで好みのタイプ
イメージ的にじわっ~と染み入るように余韻を感じさせてくれると最高なんですが・・・

期待と現実は
やはり村名の限界なのだろうと思われます
邪魔にならない程度の雑味があり私にとっては好きにはなれない
もっとピュアであって欲しいところ

5千円をちょっと切れる価格は妥当と言えるでしょう
輪郭もチョイボケでハッキリとしないので焦点ボケに映ってしまう
恐らく二日目は落ちそうなイメージが広がります

<2日目記載>
今日はINAOグラスにしました
このグラスで試飲すると何故か割とシビアに飲む習性があるので

 ・・・昨日からガラッと変わって、ウーンいいですね
 ・・・こういうワインを飲んでいると
 ・・・「病膏肓に入る」ようにワインにはまっていきます (*^ー^*)

この中国の故事はFRの大先輩からワイン道を評して言われてしまいました
 ・・・・・道であり、街道ですね (^_^;)

ノエラはこの2日目を味わい、好い造り手だと実感
昨夜の雑味はちょっとショックだったのですが
あの雑味と苦味が消えたのは驚きでしょうか
NSGのきちっとした輪郭らしきものがでてきて
 ・・・・・・・・・・なかなかの村名NSGですね\(^_^ )
Clos de Vougeot を2本寝かせてあるので、この変化は楽しみを倍化しました



ACブルゴーニュ ブラン 2007 アンリ・ボワイヨ

2010-10-22 | ACブルゴーニュ
BOURGOGNE BLANC 2007 Henri BOILLOT


ボワイヨのVintage2007の手持ち最後のACブラン
難しい年であったかもしれないけれども
ボトル差も通常より大きかったのでないかと思いつつ
それなりに流石と思わされました

開栓後は日を追うにつれて良くなっていくワインであったこと
恐らくVT07は造り手の技量次第であったこと
そして後で良い年であったと気づくVintageではないだろうか

故に思いきって安価になったDomaine Arlaud CLOS DE LA ROCHE 2007を購入決定

ボワイヨのこのワインは、せめて熟成5年程度で飲みたかったと・・・

ACブルと言えども熟成を楽しむ前に空けてしまい ・・・・・・少し反省 (^_^; )


サヴィニー・レ・ボーヌ 2002 ドメーヌ・ジブロ

2010-10-19 | ヴォルネー/ポマール/SLB
SAVIGNY-LES-BEAUNE DOMAINE GIBOULOT

SLBの村名ですが、Vintage2002で8年物に魅かれ
週替わりの特売品?のようで・・・  知らない造り手だけど・・・
ウーンって考え込んで
荷物にするには重いなあと思いつつ買ってしまいました

ワインショップは田町の駅から5分ほどのところ
近くまで来ていたので興味もあって初訪問してみたのです

このワイン税込み2000円(店の売価は本来3千円)
・・・・・村名と言えども買値で言えばQUALITE-PRIXなワイン

味わいにシースルーのような雑味はあるのですが
まあ気づかない範囲といえる程度、二日目の状態次第でしょう

色調も気持ち薄めですが
フローラル香はジュブレ風の紫系を中心に黄色系も漂わせ
タンニンも溶け込んできて酸味と一体感が出てきており
厚くはないですが全体のバランスもそこそこ取れていいですねえ




Vievin-Club ワイン会

2010-10-17 | ワイン会/レストラン
写真が携帯カメラで撮影したものしかなく
ピントがボケてしまいました

このワイン会は今回参加で3回目です
ワイン会と言っても会費が千円で、今回も6本味わえ、ちょっとしたつまみ程度もあり
土曜日開催なので、時間があれば参加させていただいています

今回はボルドーをテーマに売価2000~4000円のワインの試飲です
私自身はボルドーは現時点で余り飲まなくなったのですが
時折飲むとやっぱり美味しいと思える廉価の良いものに当たることもしばしば

そういう生活密着型のワインを取り揃えているワイン商の加勢氏主催の会です
店舗名のVievin-Clubという仏語の組み合わせはワイン生活と訳すのでしょう

今回のリストの持ち帰りを忘れたのでピンボケ写真のみとなってしまいました
写真右から2本目のGraveの2005年のものが酸味が好みで、バランスの取れたワインでした

<銘柄失念>            ・・・・・・ごめんなさい(^_^;)
ボルドー・ルージュ         1
コート・ド・カスティヨン        3
ピュイスガン・サンテミリヨン    1
グラーヴ                1

今回は取敢えずブログUPのみ


セラファン ジュブレ・シャンベルタン VV 1993

2010-10-16 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
GEVREY-CHAMBERTIN VV 1999 SERAFIN PERE et FILS


開栓したのはずっと前だったのですが
そういや記録残してなかったなあと思いまして
先日から飲み会が多くて・・・・・お陰でワイン消費量が激減 = 財布に優しい(*^o^*)

でも居酒屋で飲むワインに味覚も少々疲れ気味
まあお酒文化の違いもあるし、仕方ないのは分かっているんだけれども・・・

Vintage1993はそろそろピークに入っているかと思たったのですが
開けてから、しまったなあというのが第一印象
要は、ピークはまだまだで、ピーク手前80%程度の段階でした
タンニンも十分溶け込んできており、酸も柔らかくしっかりしていてイイ
紫のフローラル香や土香、下草・牧草など香りの複雑味もあるのですが弱い
ジュブレのワインは好きなんだけど期待していた分だけ少し拍子抜けかな

このワインはこのイメージでさらに熟成していくんだろうなあと思えます
ごちゃごちゃとブツブツと
 ・・・思いながらもそこそこのタイミングでの開栓でした



ワインへの嗜好の変化か? 

2010-10-13 | コルトン/ペルナン/ボーヌ
BEAUNE CLOS DES MONSNIERES 2002 Pierre LABET


ワインは嗜好品とよく言われる
確かにそうだと言えるのですが・・・・

このワインは6本購入し、在庫もあと1本になりました
1本目が8/10のブログUPの日ですから、今日で約2ヶ月で5本消費しました

最初の印象はなかなかでした・・・・

5本目ともなると、実は飲み飽きてきたわけです
美味しいワインであれば
飲み飽きはしないのは勿論で、少なくなると在庫の本数が気になるものですが

このワインはハーフでもあり、廉価であったこともあり
フルボトルの合間の調整ワインのような存在として利用している

そんな風にワインの印象も変わったのか
或いは試飲能力がなかったのか
はたまた、その両方だったのか

言い訳すれば
惚れた目には痘痕も靨だったのか・・・・熱も冷めるとアレー (^_^;)


アルベール・グリヴォー ムルソー 2006

2010-10-09 | ムルソー
MEURSAULT 2006 Albert GRIVAULT



広島出張の帰りに、出発までに空港内レストランのオイスターバーで
生牡蠣を白ワイン(シャルドネ)付きでいただいた

白ワインは写真を撮っていないのですが、ザラ付きのある甘さがあって・・・
まあしょうがないのであきらめてお代わりはしなかった

でも考えてみたら
在仏時代は木箱で・・・20~30個程度/箱
ブルターニュ産やノルマンディ産など産地別に大きさ別に(育成年数でした)
その1箱が3~5千円程度ではなかっただろうか
それを2箱くらい買ってきて
生牡蠣で、或いはオーブンでホワイトソース、マヨネーズ風味、エスカルゴ風などなど
いろいろ料理して、牡蠣だけでお腹一杯になったものです
まあ空港では贅沢は言えませんが、ずい分落差を感じてしまった一コマでした

そういや温泉郷のホテル旅館での宴会でもなかなかいいワインが無いようで
サンテミリオンのハーフが精一杯らしいのだが・・・銘柄etcは???


帰京後に無性に美味しいワインをと思ったのですが、随分飲んできたので我慢して
休肝日をとってから、開栓したものがグリヴォーのムルソー
Vintage2006はタストヴィナージュを取っていたんですね

美味しいワインにホット一息
グリボーのVT06も、柔らかく酸が弱めなのだが、甘すぎず果実味を感じさせてくれ
綺麗な酸と果実味の一体感は若い分だけ未だないが、それぞれが主張しすぎず
それでいてトロミの中で滑らかさと厚みがあって・・・・イイですねえ(*^ー^*)
村名クラスだとムルソーでも早めに飲めて丁度いい



追記 ビュイソン・バトー ムルソー・リモザン 2007

2010-10-06 | ムルソー
ワインを理解してもらえない家族から
「先日のワインがまだ冷蔵庫にあるわよ!・・・スペース取るんだからね」ですって
家庭用冷蔵庫の邪魔者になってしまいました

しゃーないから置いてるんだって
と言ってもその理由を説明するのは時間がかかるし
説明してもフンフンと聞いているが、果たして理解出来るのかどうか
きっと、ワインバカの言うことをフンフンと聞いておけばいいだろ程度だろうと ( ̄_ ̄ i)

で、件のワインですが・・・

当初、ビュイソンの白ワインの水っぽさと酸が好みではなかったのです
こりゃぁあかん・・てなことで
冷蔵庫に放っておいたのですが、開栓して4日目で美味しく変化しました
全然予期してなかった・・・・・といえばウソになりますが
殆ど、食べようかと思っていた地鶏の粒マスタードソース用の
白ワインソース行きだなあとは思ってました

やっぱり素人は読めていないんだなあと痛感・・・・・ワインの酸の変化を読めてない  (^_^;)

結論から言えば
囲碁で言うところの開局から終局までの盤面は千変万化で読めないけれど、結果は1つ
しっかりした造りであったから、上手く変化したのだろう

私にとってズバリの白ではないですが
試し買いだったのでもう在庫はなく、2-3本持っていればこれからどう変化するかが面白いかも
まあ、価格的に3千円程度ならCPもいいワインというところか


ジャン=ルイ・ライヤール ヴォーヌ・ロマネ 2006

2010-10-05 | エシェゾー/VR/クロブジョー
VOSNE-ROMANEE 2006 J.L.RAILLARD




ライヤールのVRは、セラーが満杯で直置きで放置してあった
置いたのは2週間前の涼しくなってからでした
もうそんな気温になったのかと思いつつ、あのクソ暑い夏はなんだったんだろう

下の部屋においてあるティボーのHCDNのプリウール05を空けようか
風呂上りでどうしようかなあと迷っていたのですが、取りに行くのも面倒だなあと思ったら
開栓してしまった! ・・・早いだろうなんて思いながら、ホントいい加減なっ

色目はVRの葡萄で造るACブルのパキエと同様に結構薄め
パキエと違うのは、雑味と後口に残る僅かな苦味がなくなってミネラル感が増したようです

一口飲んでみて、私にはライヤールのVRが争奪戦だったことが良く理解できない (?_?)
ALC臭が初日は強いし・・・まあ若飲みだということで差っぴける範囲だろうかというところ
結局、ボトルを空けるのに3日間も掛かってしまった
きっと私の好みじゃあなく、美味しいと思えなかったんだろうと思われます
熟成という時間が、生まれ変わるような兆しを感じ得なかった

香りもALCがメインで、特徴的な香りが弱い
故にVRらしさを感じられなかった
ひょっとしたら、せめて後2~3年寝かしてからなのだろうか 

購入価格は6千円余り、村名でVintage2006はちと高かったか
CPから言って、もう買うことはないだろうし
この上のキュベにも触手は動かないだろう


ビュイソン・バトー ムルソー・リモザン 2007

2010-10-03 | ムルソー
MEURSAULT LIMOZIN 2007 Buisson BATTAULT



ウーン!
開栓即は薄っぺらかったが、30分程度で温度が上がってきて
時間とともに角張った酸が少し和らいで、綺麗な酸ではあるが・・・・・
甘味は・・・現在時点では果実味と言うほどではなく
数年後に、酸が甘味に変わってくる可能性のあるワイン

このぐらいであれば特に特記するほどではないだろう
だからだろうか、3千円という特価が出るのも仕方ないのかも
ムルソーの丸みのある云々・・・は置いといて
まあいわゆる可もなく不可もないワインだろう

樽の焼き方がムルソーとモンラッシェ系では違うので錯覚をしているところもあると
そういう意味で言えば、作られたムルソーのイメージ=焼きが入ったものではない
まあ、このクラスなら、H.ボワイヨのACブルで十分のように思える

敢えて言えば、VT07の白の角張った酸は押さえ込まれ気味になってはきているが
せめてあと5~6年は熟成させないと、現時点では何とも言えない部分があるのも確か

流石にと言うか、比較の対象にならないのだが
先日のフランソワ・ダレンのサシャーニュ1er 2008との比較をするには
全てのレベルでの差がありすぎかな!




フランソワ・ダレン シャサーニュ 1er 2008

2010-10-02 | ピュルニ/シャサーニュ・モンラッシェ
CHASSAGNE-MONTGRACET 1er  François D'ALLAINS



この造り手は新進で全然知らなかった造り手でした
私は基本的にネゴシアン物は買わない主義です
市場で見かけるのはRullyやACブル、ムルソーで
今回、偶然にシャサーニュ1er 2008が5本だけ手に入った

購入後に詳細を調べていくと
どうやらネゴシアンものという域を通り過ぎているようで
ひょっとしたら想像以上かも ・・・ ( ̄_ ̄ i)

というのもこのシャサーニュ1erは
特級モンラッシェを角を挟んで2面接する Branchotと
もう一つが、程近い Rebichetの2つの畑から造られている

この造り手のシャサーニュ1erはそういう意味でも超希少であるように思える
で、分かる範囲で調べてみたのですが・・・
フランスの造り手のWEBを見てもシャサーニュ1erを造った年は2007のみ掲載されている

ところが、私が買ったのは2008 ・・・ なんで (?_?)

可能性としては買い葡萄であるが故に、掲載するだけの本数がまとまらなかったんだろう
であれば、もっと08は希少性があるのかも知れない

実はネゴシアンものは余り信用してなくて、在庫は極僅かな本数だけど・・・
タルデュー、ポテル、リケール、ボワイヨ(多分 a Meursault)ぐらいだろうか




香りは
鞣革のしっとり感はあり、白花、黄花の入り混じった
下草や土っぽさがミネラル香をタップリ抱えて
数年後?熟成を楽しみにさせてくれる好いワインだ! \(^_^ )

味わいは
シャサーニュの柔らかさがある割に
キリッとしていて、甘味を抑えているのに果実味がしっかりとある
酸もすっきり綺麗で厚みがある割にすっぱ過ぎない
開栓直後から将来を感じさせる、旨み、美味しさをイメージさせてくれる
楽しみですね!

若飲みタイプだと聞いていましたが
でも流石に、最低でも5年以上の熟成があった方が良さそうですね
トロミも2時間程度で滑らかな厚みに変化して
特級モンラッシェを彷彿とさせるBlanchot & Rebichet と言えるでしょうか

・・・そうこうしていると
閉じ気味だったのが、物凄い勢いで鞣革香を放ってきており、醸すと言った方が良いだろか

円熟味を増すまで大切に寝かせたいと思うワインです (~~)/