ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

テッシュ ディープ・ブルー クラブ・エディション 2014 

2016-04-30 | ドイツ/オーストリア
Weingut Tesch Weingut TeschDeep Blue Club Edition 2014

2012と比べてピンク色が弱い、というか無い。でも旨い。家内が鰆を料理するので白ワインがないか聞くので、今日は赤ワインを開ける予定だったので、黒葡萄のこのワインにしました。造り手さんには申し訳ないのですが、鰆を美味しく食べたいので、ご意見番も納得するであろう好いものを開栓したつもりです。

モトックスの2016春の試飲会のままですねえ。テッシュのワインは、ピノ100%なのにわざわざ白ワインにしているのが面白いので試したのが2012、以来気に入ってますが、2013を試飲忘れていたんですねえ。 ^^;



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

ドメーヌ・ラベ コート・デュ・ジュラ フルール・ド・サヴァニャン 2012

2016-04-26 | アルザス/ジュラ/サヴォア
Domaine Labet Côtes du Jura Fleur de Savagnin 2012

開栓時にボトル口から弱めの蜂蜜が香っていたのですが、”ええ感じ”に ニンマリで、初回の前回は8-10年程度見た方がいいのかと記載しており、見る目の無さが露呈してしまいました。言い訳すればビオ系は変化が見極めにくい・・・・(汗) 前回飲んでら1年弱ですが、熟成が進んで可成りいい状態になりました。

香りは、黄花の花粉のような香りを感じつつ、石灰系のミネラル感が漂い、フローラル、蜂蜜、青りんごなどフレッシュ感と柔らかさが共存した様相にこの1年間で変化。 ・・・花粉のような香りって後から気づいたのですがオリーブですね。

味わいは、甘酸バランスも良く、トロミ感も塩梅良く、若いリンゴなどフルーツ感も好いです。2日目にはCDのようなパイナップルも出てきてなかなか。あと半年か1年程で可成り美味良質ワインに化けそうな勢いを感じます。

systemd評点:90+

青色文字部:
WEB情報の昨年からの変更点は、例えば、昨年の樹齢表示は”35”年で 今年になったら”65”年ってありえない話でしょう。モトックスさんはエンドユーザーを馬鹿にしているんですかね~ (ーー゛)!

<モトックス情報> 
醗酵:古樽にてマロ・ラクティック醗酵   
熟成:オーク樽熟成15ヶ月(228L、フレンチオーク、新樽は使用せず) 
    ブレンド後ステンレス・タンクにて一ヶ月
年間生産量:3000本
栽培面積:1ha
平均収量:20hl/ha
樹齢:65
土壌:ジュラ紀の青粘土質



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

メディチ・エルメーテ アッソーロ レッジアーノ フリッツァンテ ロッソ セッコ 2014

2016-04-21 | イタリア
Medici Ermete Assolo Reggiano Vino Frizzante Rosso Secco 2014

ワインの世界では大御所の方からのご紹介があり試してみました。
メディチのランブルスコでは飲みやすいタイプです。もっと軽めに造っているのかと思いきや、ここの最上級のコンチェルトに比べると格段に飲みやすい。ランブルスコはわたしは好みの葡萄とは言い難いのですが、面白みを感じて2年に一度程度試してます。舌先の味のリセットでもしているかのようですが・・・
お値段からみれば間違いなくQualité-prix ですね。



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

メロイ ブラン・ディ・ブリ 2013 

2016-04-16 | イタリア
Meroi Blanc di Buri Colli Orientali del Friuli 2013

このワインは、セパージュはシャルドネ70%、フリウラーノ15%、ソーヴィニヨン15%。飲んでみると、CDとフリウラーノは分かるんですが、個性の強いSBが分かりませんでした。 ・・・アレレ(+_+)

色調が曇っていて好みではありません。香味も悪くはないのですが、ちょっと甘め。で、翌日には雑味というか苦味が微量ですが強めに出てあれっ! ・・・ていうところです。
インポーターのWEBには 「ミアーニのエンツォ・ポントーニに畑の立て直しとワイン造りの助言を依頼。その魅力は何と言っても凝縮した果実感、長熟のポテンシャルとリリース直後から楽しめる懐の広さを持つ。」 とあります。足を見ると写真の通りで、出方もゆっくりで分厚く、グリセリンが多いのが良く分かります。それとは別に長熟には思えません。中熟ならわかりますが・・・。

この蔵は、昨年飲んだフリウラーノがメインの蔵のように思えます。1年ほど間を空けましたので近々最後のボトルを開けてみましょう。そうすりゃ、わたしの見方が正しいかどうか分かりますね。
いずれにしても、家のご意見番は美味しいと言うのですが、味わいの意見は分かれるのは付き物ですねぇ。 (^^;

systemd評点:89



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村

マストロベラルディーノ タウラージ・ラディーチ リゼルヴァ アントニオ  2008 

2016-04-06 | イタリア
Mastroberardino Taurasi Radici Riserva Antonio 2008

ちょっと早めの開栓ですが、開栓してみました。セパージュは、勿論アリアーニコで100%です。この品種のイタリアワインとの出会いは、何年か前に”あーこれがイタリアワインの濃さが言われる所以か!”と思ったものでした。

このワインは、特別ラベルのヴィンテージで、都合70ヶ月以上の熟成を経ているとのこと。先般のモトックスの2016春のワインフェスティバルで、僅かの量でしたが試飲ができ、その時はえらく色目の薄さ感じましたが、あれは試飲量が少なかったためだったのですね。ご覧の写真クリックで拡大の通り、アリアーニコの通常量では濃くて先が見えませんが、量が少なければ濃いけれど薄目の色調が強調されます。

で、やはり葡萄が強くて、でも優しくて、フワーッと染み入るところもあり、現時点では段差はあるけど甘酸渋のバランスがそれなりに取れている。もう一杯と後引く力もあって飲んでて飽きない。でもワイン単独では強さが目立つのですが、ローストビーフに合わせると相性が素晴らしい。

ここ1ヶ月で先ごろの試飲会と手持ちボトルの2回試飲ができましたので、熟成のイメージもできました。ま、このワインは将来性が抜群であるが故に、じっくりゆっくり育てる意味でも、手持ち在庫は2~3年に1本ずつ開けていきましょう。

<モトックス情報>
品種(原材料):アリアニコ 100%
醗酵:ステンレス・タンク 主醗酵後、オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵   
熟成:オーク樽 30ヶ月(225L、4,700L新樽比率60%)/瓶熟成 40ヵ月以上
年間生産量:24000本
樹齢:20
土壌:石灰質、火山灰などミネラル成分を多く含む泥灰質
原産地呼称:タウラージ D.O.C.G.

WA:96
WS:93
systemd評点:93-93+(2016.04)



にほんブログ村 酒ブログ ワインへにほんブログ村
にほんブログ村 酒ブログへにほんブログ村