ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

2日目に復活! ドメーヌ・ベルナール・セルヴォー モレ・サン・ドニ 1er レ・ソルベ 2005

2013-11-30 | モレ・サン・ドニ/CSD/CDR
Domaine Bernard Serveau Morey-St-Denis 1er Les Sorbets 2005

このワインは、図太さのあるモレの特徴を感じませんし、優良ヴィンテージの05のくっきり感も切れ味も感じません。水っぽくてボヤケ過ぎでしょうか。ジュブシャンのレ・ゼヴォセル05を3年前に開栓していますが、その時は酸が立ちバランスが悪かったようで、後3~4年と記してました。 ・・・今があれから丁度3年経過になり酸味も丸くなってますが、こんなものですか、ちょっとがっかり。

アタックから余韻に至るまでちょっと好みとは言いづらいです。インポーターはLUCで、イメージ的にけっこう有名銘柄を扱っていて価格設定が高め。物によって価格の割りにあたりはずれが・・・。これくらいのワインなら、正直言って、半分も出せば十分でしょう。

まあ、わたしも価格を吊り上げてる協力者の一人かもしれませんね。

<2日目>
ガックリきていたのですが、2日目に復活してきて水っぽさが消えてきました。酸も丸く元気で、VT05らしい元気さがあっていいです。昨日の塩梅はどうだったのか良く分からないですね。香味に復活したこのワインなら満足です。



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アルティーガ・フステル ダミア カヴァ・ロゼ ブルット 2011

2013-11-28 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
Artiga Fustel Damia Cava Brut 2011

ロゼとしてはそれなりに美味しい。
第一搾汁100%の白泡には及ばないにしても、ロゼ気分に満喫できます。価格も千円台前半で、とてもリーズナブル。
この泡に合わせて、焼き鳥の塩味のイメージがぺカっと閃き調達したのですが、やっぱり合いますね、美味!

<裏ラベル情報>
Vintage:2011
Degorge:2013.07.12

<モトックス情>
原産地呼称:カバD.O.
品種:トレパット 100%
瓶内熟成:12~18ヶ月
年間生産量:40000 本
栽培面積:8ha
平均収量:48hl/ha
樹齢:40年
土壌:砂質、粘土質



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ドメーヌ・ブルスキエール レ・コントルフォール ヴァントゥー 2010

2013-11-24 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine Bresquieres Ventoux Rouge (Boutinot Ltd.)2010

比較的安価で新しいAOCのヴァントゥー。探せば掘り出し物があるかもと思って試し買い。
このワインって、ワイン名に”ドメーヌ”と入り、ワイナリー名が”ブティノ社”って法人所有で元々がドメーヌブルスキエールという意味なのでしょうか。
シラーの香り立ちはあまりしない、ローヌにしては軽めに感じます。味わいは、甘酸のバランスはまずますで、価格からみればいいんじゃないでしょうか。

<モトックス情報>
原産地呼称:A.O.P.ヴァントゥー
品種:グルナッシュ 70%/シラー 30%
醗酵:コンクリート・タンクと一部樽醗酵   
熟成:オーク樽熟成20ヶ月(フレンチオーク、新樽比率20%、228L)
年間生産量:10000 本
栽培面積:3ha
平均収量:25hl/ha
樹齢:50年
土壌:小石、石



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2013 ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー ジョルジュ・デュブッフ

2013-11-23 | プィフュッセ/マコネ/ボジョレー
Georges Beaujolais-Villages Nouveau 2013

今年の味わいは果実味がちょっと弱いのか? 香りも若干期待はずれだろうか。いつもだとブルゴーニュの出来栄えを2種類くらい飲んで占うのですが、今年はパス。
ガメは好みではないので、ハーフでしたので家内とグラス一杯ずつ飲んで、ヴァントゥーの初飲みのブルスキエールを開栓。(次回掲載)



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ドメーヌ・リュパン ルーセット・ド・サヴォア フランジー 2012 

2013-11-22 | アルザス/ジュラ/サヴォア
Domaine Lupin Roussette de Savoie Frangy 2012

初日は酸が強めに出ますが、2日目はま~るくなってきて、食中酒に丁度良い。特に食材を選ぶようなものでもなく、つまみに買っておいたカキフライが美味しくいただけました。

セパージュは、初めて味わうアルテス100% のワイン。癖があるわけではなく、味わいはシャルドネを丸くしたような感じに仕上がっています。まあ、こういうワインもありかなと思いつつ・・・・・

イメージ的には、風が冷涼で散策するのにもってこいの風光明媚な街、フランス山岳地方のアヌシー(ANNECY)を思い出します。



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ポッジョ・レ・ヴォルピ ドンナルーチェ 2012

2013-11-18 | イタリア
Poggio le Volpi Donnaluce 2012

このワインは、Vintage2012 と若いわりに既にかなり旨い。

ヴォルピの白ワインにめぐりあったのが Frascati Superiore Epos 2009でした。セパージュは、同じマルヴァジア主体の混醸でしたが、印象としては飲むタイミングの気難しさを感じました。

今回のドンナルーチェは、白のフラッグシップだと思いますが、熟成2年目という若さにもかかわらず、深みや複雑さは未だないけれど、普段飲みでは全然文句ないです。ただ、本来フラッグシップと言うと、何年間か熟成期間を見るものだと思っていたのですが・・

香りは、パッションや熟したパイナップルなど南国フルーツ満載で蜂蜜香もしっかりあって、黄色のブーケやミネラル香までたっぷり。
味わいは、香りに比例しているのですが、マルヴァジアの特徴でしょうか、EPOSの時にも感じた自然な苦味が余韻に残ります。ま、それも味わいのアクセントとも言えるでしょうか。



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マルゲーヌ ブリュット 1er NV

2013-11-15 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
A Margaine Brut 1er NV

シャンパーニュは久しぶりです。インポーターの飯田WEBでは「モンターニュ・ド・ランスにあって、シャルドネ種に適した土壌のヴィレル・マルムリィ村(Villers Marmery)」の造り手とのこと。

この泡はそれなりに美味しいんですけど・・・・・ 飯田WEBではPP90って、そうですか? ^_^; 
でも、わたしにはモストフロール(第一搾汁100%)のCAVAで十分です。と言いつつ、その遥か上を行きそうな、まだ飲んだことのない Cœur de Cuvée のシャンパーニュがあるようなので、こりゃあ試してみたくなりました。



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濃い旨さ! ポッジョ・レ・ヴォルピ バッカロッサ 2010 

2013-11-12 | イタリア
Poggio le Volpi Baccarossa 2010

イタリアワインに、少しずつですが、興味が深くなりつつ楽しんでます。

色調は、ガツンとくるような濃さではないけれども、やはり濃い。ヴィンテージが若いこともあって、実力値はまだまだ見えません。ルカマカローニでは評価がえらく高かったようですが、せめてあと数年は経ってからでないと、あーだこーだとは言えないでしょう。 ・・・確かに果実味がしっかりしてポテンシャルは感じますが、現時点では”馬小屋的な香り”が好みではないので、ブーケ等へ変化をしてもらえれば嬉しいですね。

<追伸:3日目の美味>
前言(2日目の上記)撤回ですね! 馬小屋臭は3日目に消えました。イヤーこの濃いワインが旨いです。
3日目の香味であれば、このワインの良さとして、この段階で将来性を感じながら旨いと感じさせてくれます。こんなに変化するのであれば、何本かあと7年(都合10年)程度寝かせたいですね。



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TBS 赤坂サカス ボルドーワイン収穫祭 2013 & ワイン会in中野

2013-11-11 | ワイン会/レストラン
2013ボルドー収穫祭は喧騒さの中で催行されました。
おかけで、いろいろワインを楽しむには各ブースの待ち行列が・・・ 初参加で、狭い中に沢山の方で溢れている状況。とても飲み比べるなんてできません。  ^^; 

ボルドーセミナーを某(Chレストラン)シニアソムリエ講師が、初級から上級までのボルドーの右岸左岸の説明されてました。で、一緒に参加していた先輩が聞いていて、説明訳が間違えていると・・・。訊いてみると、その内容は「コ-ト・ド・ボルドー(Côtes de Bordeaux)」と思われますが、”コート”の意味合いの説明でコートをクロ(Clos)と勘違いしていたとのこと。

ワインはフランスだけではないし、(ワインに関する)仏語を覚えるのは大変でしょうが、ただセミナーで参加者に教えるのであれば、仏語のワイン用語の語源も勉強しておいてほしいですね。





Espace-Vineuxの先輩と高円寺の高田食堂に立ち寄りイタリアりワインをいただいた後、中野のカジュアルレストランでルロアのムルソー1984(持込)の一杯会にて本日の締め。

ワインは、熟成29年でも酸が元気で、限界のコルクをリコルクすれば、まだまだ熟成しそうでした。



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アルティーガ・フステル ダミア カヴァ ブルット 2011

2013-11-08 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
Artiga Fustel  Damia Cava Brut 2011

スペインの泡で、モストフロールと呼ばれる第一搾汁100%の贅沢なカバとの触れ込みで、あまり期待もしてなかったのですが、しかも買値はプロモーションでもあり大特価。

新発売だそうで、造り手のスペイン人マルティー・ケール氏は、「消費者のニーズに合ったリーズナブルで高品質なワインを造るため」だそうです。 ・・・味わうと、価格に見合わない味わいは驚きですね。

第一搾汁100%という泡は初めてですが、デゴルジュマンも2013.07.13とまだ若いにもかかわらず、確かに旨い。これがシャンパーニュだったら数倍は覚悟しないといけないでしょう。個人的にはロゼが好きなので、葡萄も違うようだし、ダミア・ロゼを試したいですね。

<モトックス情報>
原産国:スペイン
地方:カタルーニャ
原産地呼称:カバD.O.
品種:シャレロ 60%/ マカベオ 20%/ パレリャーダ 20%
年間生産量:100,000本
栽培面積:11ha
収量:70hl/ha
樹齢:60年
土壌:砂質、粘土質
瓶内熟成:18~24ヶ月 (ビオロジック)



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ドメーヌ・マルク・ロワ ジュヴレ・シャンベルタン クロ・プリウール 2005

2013-11-06 | ジュブシャン/マルサネ/フィサン
DOMAINE MARC ROY Gevrey-Chamberein Clos Prieur 2005

旨いですね! ジュブレらしい香味が・・・ 最近ジュブレを飲んでなかったので、紫のブーケの香味が久しぶりに新鮮で好いです。ヴィンテージ05らしく、しっかりした味わいと香り、柔らかさが出始めた酸、酸の後を追いかけて染み込んでくる果実味、そして綺麗な長めの余韻、やっぱり好みのワインだなあと実感。

畑は、位置関係の説明が長くなりますが縦並びで、 GC Les-Mazis-Haut & Les-Mazis-Bas (特級:上側マジの畝道を挟んで下側のマジ) に面する1er(Prieur-Haut)のちょい下側(Prieur-Bas)にあるレジョナル。位置的には悪くはない、というかプリウールは、わたしの舌ぐらいではGCに大した差を感じない、・・・よっぽど造り手の技量差の方が大きいと思っている・・・ 大好きな畑です。

ピークは遠くない範囲で未だ先かなと思われ、うっすらレンガが入ってきた色調と香味。当初は早飲みタイプかとイメージして8年前後がピークと見ていたのですが・・・・・ そこそこ良いタイミングですけど、結果的には読みがまたまた外れました。 そんなものでしょ !   ~_~;



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フェウド・アランチョ インツォリア 2012

2013-11-04 | イタリア
Feudo Arancio Inzolia 2012

昨年飲んだとき、アランチョの白のグリッロが思いのほか美味しく飲めたので、初物のセパージュのワインを試してみました。
RWGで3,000円以下の旨安大賞を取ったようですが、飲んでみると理解できますね。セパージュのインツォリアは違和感なく美味しい。好みで言えば、グリッロよりもこちらの方が好みかな。えらい旨安で普段飲みにはええですなぁ ^^)/

<モトックス情報>
原産国:イタリア
地方:シチーリア
原産地呼称:シチーリア D.O.C.
品種:インツォリア 100%
醗酵:ステンレス・タンク   
熟成:ステンレス・タンク



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サンドロ・ファイ ヴァルテッリーナ・スペリオーレ コスタ・バッサ 2010 

2013-11-02 | イタリア
Azienda Agricola Sandro Fay Valtellina Superiore Costa Bassa 2010

若いワインですが、既に美味しく飲めて、色調の通りの薄旨で好いですねえ。

モトックスのWEBで、担当営業(?)女性のコメントで「初めて飲んだ瞬間に思わず「凄い!」と叫んでしまいました」とあります。が、確かに旨いのですけど、そこまではと思うのはちょいとへそ曲がりでしょうか。 ^^ゞ

売価からみた香味、そういう意味では好いん(凄い?)じゃないかなと思います。このコスタ・バッサなどの旨安ワインがいろいろ存在するが故に、従前のように10Kを越えるような高価なワインはなかなか買うに気もなりません。わたしの中での買値の上限値が下がったことは事実です。 ^_^

<モトックス情報>
原産国:イタリア
地方:ロンバルディア
地区:ヴァルテッリーナ
原産地呼称:ヴァルテッリーナ・スペリオーレ D.O.C.G.
品種:ネッビオーロ 100% (キアヴェンナスカ)
醸造・熟成・醗酵:ステンレス・タンク/主醗酵後、オーク樽にてマロ・ラクティック醗酵:天然酵母使用
熟成:オーク樽熟成 12ヶ月(4500Lの大樽、新樽使用なし、スロヴェニア産)瓶熟成 6ヶ月以上
年間生産量:14000 本
栽培面積:3ha
平均収量:45hl/ha
樹齢:25年
土壌:弱酸性の砂質、シルト、砂利



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