ワイン載録記 

【 ワイン香の空間(Espace-Vineux)に憩いを求めて 】

アイアンストーン・ヴィンヤーズ アイアンストーン オブセッション 2012

2014-02-28 | アメリカ/カナダ
Ironstone Vineyards Ironstone Obsession Symphony 2012

これも初試飲のセパージュになるシンフォニー。この葡萄は、マスカット種とグルナッシュ・グリ種の交配によって産まれたアメリカ原産品種とのこと。

面白い味わいです。若干甘めですが、嫌味はありません。ワイン飲み始めの人とか、女性などが向いていそうで、アタックから柔らかめで、マスカット・アレクサンドリアの香味が支配的ですが、余韻にはピノグリのキリット感が締めます。

価格的に安いのでちょっとした料理酒にも、甘みからアペリティフ的にも使えそうです。

<モトックス情報>
原産国:アメリカ
地方:カリフォルニア
品種:シンフォニー 100%
醸造・熟成・発酵:ステンレス・タンク



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アジィエンダ・アグリコーラ・ディ・レナルド トォー! 2012 

2014-02-26 | イタリア
Azienda Agricola di Lenardo  TOH! 2012

このワインのセパージュは、初めて味わうフリウラーノ100%。

果実の旨味は、初物の新鮮味があって、こんなワインもあるんだと感動的な印象も受け、
若干なりとも過分に評価してしまいそうになります。

がしかし、結構美味しいのですが、2日目、3日目になるとこんなものかって印象がトーンダウン。
人の味覚って、慣れると初物のときのワクワク感が無くなって、寂しい限りです。 ^^;



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ルッジェーリ ジュスティーノ B プロセッコ エクストラ・ドライ  2012 

2014-02-24 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
Ruggeri Giustino B Prosecco Valdobbiadene Speriore Extra Dry 2012

この泡はなかなかいいです。
泡の肌理細やかは、シャルマ方式なのでシャンパーニュには負けますが、
下手なシャンパーニュであればバランス、余韻、葡萄の凝集度、
そして、特に重要視する後引きでこの泡に軍配が上がりそうです。

グレーラは、淡泊なセパージュだと思っていたのですが、ルッジェーリのフラッグシップは流石です。
プロセッコを数飲んでいるわけではありませんが、この泡は気に入りました。
結構手ごろな価格なので、普段飲みにストックするのも、これから春に向けていいかも。
 ・・・そういや3月~5月は花粉症対策にもなるし ^^;

<モトックス情報>
原産国:イタリア
地方:ヴェネト
地区:ヴァルドッビアデーネ
原産地呼称:ヴァルドッビアデーネ・プロセッコ・スペリオーレ D.O.C.G
格付:スペリオーレ
品種:グレーラ 100%
醸造・熟成・醗酵:ステンレス・タンク(シャルマ方式)   
熟成:2次醗酵後、そのまま翌年春までシュール・リー



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ドメーヌ・ド・ラ ・バスティード コート・デュ・ローヌ 2012

2014-02-22 | ローヌ/シャトーヌフ/リラック
Domaine de la BastideCôtes du Rhône 2012

ヴィンテージ2012の若いローヌとしては、飲みやすく大変良くできています。
バランスが取れているんですが、惜しむらくは深みを感じさせない。
若いが故か厚みが感じられない。ちょっと淡白にも感じます。
ごちゃごちゃ言いましたが、それでも価格からみればアリですね。



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ヴィーニェ・エ・ヴィーニ プリマドンナ シャルドネ・ディ・プーリア 2012 

2014-02-17 | イタリア
Vigne e Vini Chardonnay di Pugli PRIMADONNA 2012

最近は、好んで”何だこれは?”というワインを探して試すのが面白くて、今回のワインも 「オーナーでありエノロゴであるコジモ氏は農学者」 というこれくらいしかない情報で、あとはエチケット含めジャケ買いに近い直感的感覚で選んだワインです。

産地は、イタリアのかかとに近いプーリア州のワインで、以前に特価で千円にも満たないカンティーナ・ディオメーデ ラーマ・ディ・ムッチ シャルドネ が思いの外美味しかったので、柳の下の二匹目を狙って購入してみました。

このワインは、ネットで調べても何と数件しか検索結果が出なくて正体不明でしたが、実際に飲んでみてビックり。実は、ここで掲載するかしないか考えましたが、決して上から目線ではなく、ちゃんとしたワインをちゃんとした価格で飲んでほしいと思い、参考までに敢えて掲載しました。高価なワインでないと満足できない方は、どうか読み飛ばしください。

千円余りの価格から、色調もさることながら香味に想像できない、普段飲みでは申し分のない良いワインです。果実味だけでなくミネラル感も十分で、あと2~3年で可也変化しそうなイメージの当たりワインです。インポーターの㈱メモスって・・・ 調べると、イタリアワインや食材、ファッションのイタリア人社長の輸入業者ですね。まあ、商売っ気のない良心的価格設定も素晴らしい。数本セラーで寝かしてみようか・・・・・ ま、2日目の変化を見てからですね。

<2日目>
2日目は、初日と何ら変わらず造りがしっかりしています。若いが故か、完熟に近いパイナップル香に未だ味わいが付いてきてない。今でも十分美味しいのですが、エアレーションと温度が上ってくると、口中は果実味が充満してきますので、間違いなく数年待った方が良さそうです。



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シャトー・ダングレス クラシック・ルージュ 2009

2014-02-15 | ラングドック/南西地区/マディラン
Château d'Anglès Classique Rouge 2009

東京は積雪で今回は中央線が10時過ぎくらいまで運休。
高円寺で予定してたミニワイン会も中止。で、2週連続で雪見酒! ・・・ (・・;)

このワインのセパージュは、裏ラベルからシラー(SR)50%、グルナッシュ(GN)30%、ムールヴェドル(MV)20%。インポーターWEBは、それぞれ 40%、40%、20% と、白だけでなく赤は混醸率を間違えています。インポータは、もう少ししっかりしてほしいですね。

香りは開栓直後から、SR は直ぐにグリエ香から分かりますし、GN はグラスに鼻腔を近づければこれも判明します。MVは、20%の ・・・モナストレルってこんな感じだっけ?・・・ 割りに?ですね。
味わいは、香りと同様で、シラーとグルナッシュは直ぐ分かるでしょう。割合はたぶん不明かな。いずれにしても、ローヌの赤と区別はつきません。

香味にSRとGNの二つが主張しあってて、熟成のハーモニーが出るまでにはちょっと時間がかかるかな。ま、AOC コト・ド・ローヌのクラスに匹敵すると思えば、価格的にも1K前半とめちゃ旨安ですし、時には若開けでの元気良さもフレッシュで良しです。

造り手は、ラフィットからも赤屋さんですね。



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シャトー・ダングレス クラシック・ブラン 2009

2014-02-14 | ラングドック/南西地区/マディラン
Château d'Anglès Classique Blanc 2009

シャトー・タングレス」は位置を調べると、地中海に面したモンペリエからバルセロナへ行く途中の町。
アングレスの”ス”って発音するのでしょうか。固有名詞のようですので良く分かりませんが、Anglès が元々 Angle-terre から来たものであれば英国を示しますので”S”は発音しないのでは?

このワインは、「シャトー・ラフィット・ロートシルトの醸造長を8年間務めたエリック・ファーブル氏が、2002年に畑を入手して始めたワイナリー」とのことで、宣伝に乗っかって試しで購入してみたものです。

で、冒頭の疑問が湧いたのは、ショップやインポーターはマルサンヌが5%の混醸を記載していますが、写真にある裏ラベルにはルサンヌが10%でマルサンヌの記載はありません。つまらない話かもしれませんが、間違えたインポーターのWEB情報が がそのまま流通に乗っかっいるので余計に冒頭の疑いが出てしまうわけです。5%だと分からないと言えば分からないでしょうが ・・・そりゃあ私だけかも(T_T)・・・ 発音するしないはどっちなんでしょうね? ーー;

出所は、裏ラベルから ブールブーラン50%、グルナッシュ・ブラン40%、ルサンヌ10%です。香りは、白百合のブーケが香るローヌワインらしい ・・・ブールブーラン主体のワインは初めてなので・・・ 漠然としか言えません。味わいは、アタックも滑らかでつんけんすることもなく、それなりに飲みやすいワインです。

<2日目>
T急ストアで、降雪のため鮨が安売りだったので、バッテラ等をワインのつまみに買ってみました。これがなんとセパージュにピッタリ! *^_^*v

※コルクは上下にビニル巻きが施されてました。ブを警戒であれば、DIAMコルクかプラコルクでも良いのでは?


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ドメーヌ・パトリック・ユドロ オート・コート・ド・ニュイ レ・コロンビエール 2010 

2014-02-11 | HCDN/CDNV/その他
Domaine Patrick Hudelot Hautes Cotes de Nuits Rouge Les Colombieres 2010

このワインは、ACブルが良かったので購入した蔵の最上位の H.C.d.N に畑名のコロンビエールが付いたもの。ワインは、HCdN クラスだし直ぐ飲めるだろうとメチャ期待のオート・コートでしたが、これが現時点では、早過ぎで樽が邪魔してバランスが崩れてて、ちょい期待はずれ。それでも、ロバートソンの残りを飲んだ後にもかかわらず、知らぬ間にボトル半分空いちゃいました。 ^^;

酸の入り方と樽の利き方から、間合いを取るべきのようです。良い意味でこのクラスでも造り手の気合が入っていて、少なくともあと3~4年程度(かな?)は寝かせるワインで、薄めなりに数年後に熟成を楽しませる造りかも。

開栓して3時間経過して、余韻の酸とタンニンから香味に熟成の片鱗を感じました。2日目、3日目の様子を見てから再追加を考えましょう。

<2日目>
バランスが取れてきておりいい状態です。タンニンがしっかりしていて、酸が丸くなって余韻を綺麗にしています。熟成時間をきちんと取ってやれば、結構上級のキュベと間違えるかも。 ~_~;

<モトックス情報>
原産地呼称:A.O.C.ブルゴーニュ オート・コート・ド・ニュイ
品種:ピノ・ノワール 100%
醗酵:ステンレス・タンク(5000L)&オーク樽(3500L)   
熟成:ステンレス・タンク(5000L)&オーク樽(3500L)熟成 12ヶ月 瓶熟成 6ヶ月以上
年間生産量:76800 本 (ACブル:57,600本)
栽培面積:12ha
平均収量:48hl/ha (ACブル:54hl/ha)
樹齢:25年 (ACブル:15年)



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ロバートソン ピノ・ノワール 2013 

2014-02-08 | 南アフリカ
Robertson Pimot-Noir 2013

東京は10数年ぶりの大雪!   で、昼間から雪見酒。 ~_~;
で、本日到着した久々の南アのワインで、初飲みになる南アのピノを興味本位で試してみました。

ピノとしては、2013モノは初めて味わいました。ピノは世界中にあって、でも、どの国のものも原産地のブルゴーニュとは一線を画している。欧州、北米、NZなど、どの地域のピノも、微妙にテロワールの違いが出る、というかあります。

このワインも決して不味くない。でもどこか納まりが違う、座りが違う、表現のしづらい面白いワインです。それでも、開栓後小一時間で落着いてくると、ACブル程度の味わいに近い、薄めだけどジンワリと染込んでくる様はなかなかです。

購入価格がプロモーションで夏目漱石1枚に満たなかったので、これはアリのワインかな。



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ドメーヌ・ラベ フルール コート・デュ・ジュラ 2010

2014-02-06 | アルザス/ジュラ/サヴォア
Domaine LABET Cote du Jura Fleurs 2010

前回が2013.05 だったのですが、いやー これは旨くなりました! セラー内が熟成中のものが多くなり、未だ開けるに開けられず、このワインも未だ堅いかなと思いつつ、仕方なくを開栓しました。これがなんと酸の塩梅が丁度良くて、ミネラル感が未だ強いくらいですが、とても個性があっていい状態です。

このワインは、'09から気に入って毎年試そうと思っているワインで、ミネラル感が強くて酸の柔らかさが出てくる頃にはミネラル感と相まって、熟成ワインを飲ませるように造っているのではと思っていました。結果的には、イメージより早熟で、やっと飲み初めに入ったところでしょうか。 



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シャトー・セネジャック オー・メドック 2009 ④

2014-02-03 | ボルドー
Château Sénéjac HAUT MEDOC 2009

初飲みが2012.04で、2本目はプチワイン会で、3本目の前回は昨年の2月でした。

まだまだ若いのですが、このワインの変化を楽しむには今年あたりから楽しめそうです。凝集度が高い訳でもなさそうですが、香味のバランス、甘酸のバランス等等が GRAND-VIN に匹敵する良いできばえになっているように思えます。

余談として、
RP氏がセネジャック'09を絶賛(PP93)したとかは、このクラスでという意味合いであることは否めないでしょうが、下手な格付けシャトーでは太刀打ちできないかも。価格差は、このワインが2Kほどですから、格付けボルドーの5~10分の1程度ですし、Premier grands crus classés の5大シャトーから見れば概ね50~60分の1程度です。私自身はこのワインで十分楽しめていますので、投機的価格のワインに興味は全くないです。いくら美味しくても度を越してますから。 ーー;



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ドメーヌ・カーネロス ブリュット ヴィンテージ 2009 ③

2014-02-01 | シャンパーニュ/フランチャコルタ/他
Domaine Carneros Brut Vintage 2009

熟成させたくて、一先ず1年程度で様子を見たいと考え、それでデゴルジュの年月が知りたくなり日本リカーに問い合わせると、カーネロスに確認していただけました。その結果、ヴィンテージ2009は2013年5月(ボトルラベルに記載はなく、外箱に英語表記にて明示)と判明しました。日本リカーの親切なご対応ありがとうございました。<(_ _)>

3本目(デゴルジュして8ヶ月)も、ボトル差もなく美味しい泡です。我慢できるかどうか自信はありませんが、最低でもあと半年くらい、残りのボトルはセラーで休ませます。



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