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豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

たかがベントキャップされどベントキャップ…北斗市

2016-09-15 18:04:22 | ファース本部

ベントキャップとは、換気口に被せるフードの事を云います。
何処の家にも換気口や換気扇は必ず設置しており、外壁や軒天などについています。
このベントキャップを特別意識して視る人は少ないと思います。

例えば、天井裏にはしっかりと断熱材を充填させ、居室の熱を遮り、その小屋裏は限りなく外部と同じ環境が望ましいのです。
真夏の屋根材は、直達日射熱を受けると90℃以上にまで熱せられます。
その熱が輻射熱となって居室の天井を温め、冷房負荷を大きくすることになります。

降雪のある地域での真冬は、居室から漏れた熱で屋根の雪を溶かし、溶けた水が軒先で急激に冷やされて凍り、ツララをつくり、軒先が氷でダム状になり、スガ漏りの要因となります。
これらの問題を解決するには、天井裏断熱材と小屋裏の自然通気は必須となるのです。

自然通気口にしても機械換気扇にしても、その外気と接する部分には、そのための孔をあけ、ベントキャップを取り付ける事になります。
このベントキャップは、家の外観デザイン的にも大きな影響を与えます。
更には、風雨や風雪で雨水や雪が吹き込まないようにしなければなりません。

ところがあまりにも防水機能に特化し過ぎると、通気機能を著しく逸してしまいます。
外観に見合ったデザインと通気機能を兼ね揃えたベントキャップが必須となるのです。
今日はベントキャップのメーカーで株式会社 大佐の社長、冨永 健さんにご来社戴きました。

株式会社 大佐さまは、約300年前の江戸時代に刃物問屋として創業されたそうです。
そしてベントキャップを製造するようになってから40年になると云う事です。
今日、写真の冨永社長とは、ベントキャップの裏側事情などの面白い話を多く聴けました。
家づくりとは、まさに様々な人々の知恵と工夫と歴史との融合体のように感じます。
さて、今日は住宅110番の回答の他に数件のお悩み相談に対応しました。

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熱容量(蓄熱量)と省エネ効果…厚沢部町~七飯町~北斗市

2016-09-14 17:42:48 | ファース本部

家の熱容量とは、日射熱を構造体に溜め、夜に暖房熱として活用する場合があります。
同じくエアコン冷房で構造体を冷やしておけば、日射熱に室温が左右され難くなります。
この熱容量は、物体の「比熱」×「比重」×「体積」×「温度」で計算します。

外断熱と内断熱のどちらが良いかとの論争もありますが、いずれも一長一短があるのです。
外断熱は、構造躯体の外側に断熱材があるため連続した断熱層を構成出来ます。
内断熱は、約8倍の熱を伝える木材部分が熱橋になることが泣き所と言えます。

外断熱は、断熱層の内側の木材すべてと内装材までもが蓄熱材になります。
外断熱は、施工は面倒ですが溜め込んだ熱容量が多いほど、外気温に影響され難くなります。
昼間の太陽熱を溜め込んで夜間でもその恩恵を受けることが可能です。

一方外断熱は、暖房や冷房を行っても快適な温度まで達するには相当な時間が掛かります。
私達のファースの家は、5℃から26℃まで家屋内全体の気温を持ちあげるのに約一週間もの期間を要し、その間のエネルギー負荷は膨大になります。
そのためエアコンの入り切りを頻繁に行うライフスタイルの家では内断熱が向いています。

平均的なファースの家は、断熱層の内側の木材、石膏ボード、一般建材、潜熱蓄熱材タイトプレートなどで約9,000kcalを蓄熱します。これは部材1℃あたりの蓄熱量です。
室内を25℃にキープしたファースの家を24℃と1℃下がるに要する時間は2.6時間です。

構造体の全体が温まるに要する時間、また冷やすまでの要する時間とエネルギーを省くために、ファースの家は、初夏の26℃の構造体温度をそのまま秋までキープします。
また厳寒の冬は、晩秋の構造体温度26℃を、春までそのままキープすることでエアコンのエネルギー消費効率をもっとも高く保持出来るようにセッティングしてあります。

写真は今日のゲストハウス「げっかそう」ですが、構造体と室温が23℃となっており、冷房モードから25℃の暖房モードへの切り替えを行いました。
23℃から25℃まで2℃上がるとエアコンは制御モードとなります。
さて、今夜はこれからファースの家の着工研修会を開催致します。

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エクステリアで敷地いっぱいの居室に…函館市~北斗市

2016-09-13 17:54:52 | ファース本部

200㎡の敷地に1階床面積100㎡の家づくりを行えば、100㎡の敷地が余ります。
この部分が玄関アプローチやカーポートなどと、残りの3方敷地が空地になります。
この余白の敷地活用で、居室を敷地いっぱいにすることが可能となります。
それがエクステリアと云う事になるのでしょう。

先ずは、隣地との境界線に塀を設ける事で、居室が広くなったように見えます。
その塀の内側に植樹を行い、ちょっとしたガーデニングを行うことで居室が塀まで伸びたようにも感じます。
庭は、住む人の五感を刺激する家となるのです。

五感とは、視て安らぐ視覚、花の薫りを感じる臭覚、実のなる植木から収穫した味覚、樹木や草花の手入れでの触覚、木の葉が触れ合う音の聴覚などです。
この南側の敷地の庭に、池をつくり、水を流せばせせらぎの音を楽しむことが出来ます。
水面は日射熱を吸収して気化熱となり暑さから家を守る効果もあります。

昨今は、窓ガラスの高断熱化も進み、北側の部屋に開口部を取り付け、家屋の北側に庭を創ることも可能となりました。北側の庭は苔が映え、私式の庭が似合います。
勿論、北側の敷地境界線にも塀を備えることは必然ですが。

敷地にポツンと家が建つのではなく、道路側のアプローチ意匠に加え、3方の塀の設置と植樹と草花の植え込みを行うことで100万円くらいの費用を要します。
この100万円の投資は、住む人の健康を保持することで充分に採算が取れます。

内装や建具の仕様も重要ですが、エクステリアへの予算配分は住む人のカラダやココロをとても豊かにすることでしょう。
写真はファースの家の施工と合わせて進行させた庭の整備状況です。

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地鎮祭は家づくりの通過点…函館市~七飯町~北斗市

2016-09-12 17:32:18 | ファース本部

家を建てる際は、その敷地に住むと云われる地神様に、土地を掘削し、建造物を建て、一緒に住まわせて下さいと祈願する神事(仏式もある)などを地鎮祭と言います。
今日は函館市桔梗に新築するファースの家の地鎮祭に参加してきました。
写真はお施主様の大坂谷様ご家族と祝詞奏上を行った宮司さんと撮りました。

地鎮祭は鍬入れ式とも言いますが、敷地に鍬入れ(着工)する儀式でもあります。
家づくりの最初の仕事のように思われますが実は、土地探しや設計企画の段階から既に、お施主様にとっての家づくりはかなり以前から行われております。

この大坂谷様の住宅もこの地鎮祭を行うまでは、弊社ハウジング事業部(フクチホーム)の設計プランナーの北村やお客様担当の岩山と、何度となく図面での下打ち合わせを行い、そして契約ごとまでと進んで来たのです。
敷地まで出向き、周辺環境を調べ、小さな2人のお子さんを育むに最適な空間をと…

地鎮祭を済ますと次は、工事現場を担当する大工さん、協力業者さんに建主様ご家族を紹介し、設計コンセプトや敷地環境などを知って戴く、着工研修会を開催します。
そして竣工し、お引渡しが終わってから、お施主様との真の家づくりが始まるのです。
つまりお施主様における家づくりの地鎮祭は、その通過点にしか過ぎないと言う事です。

今日、地鎮祭を行った大坂谷様ご夫妻には、幼いお子様がおられます。
デリケートなお子様の健康を保持するため温かい、涼しいは当たり前で家屋内の乾き過ぎや多湿を防止し、更に光熱費で負担を掛けないようなハード面にも気配りが必須です。

私達が開発し、全国展開しているファースの家は、お施主様が末永く健康で健やかに過ごせるハードとソフトを備えており、また全国にファース・グループの仲間達がおります。
写真の大坂谷様の奥様は、釧路市のFAS加盟工務店、興住建装さまのご親戚でもあり、興住さんの強い勧めでファースの家となりました。
有難い事です。まさに期待に沿うのが必須なのです。

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急逝した遺族の心中は…北斗市~帯広市

2016-09-10 21:31:22 | ファース本部

元気で家を出て職場に向かった主人が。
先ほどまで現場を指揮っていた管理職が。
常に仕事も含め、心の支えとなっていた兄弟が。
そのような身内が不慮の事故で帰らぬ人となる…

亡くなったご本人の無念さは当然ですが、遺されたご遺族の心中は計り知れないのです。
今日は、北海道内のファース・グループの仲間である工務店経営者の実弟で、役員でもある方が工事現場の事故で亡くなり、そのお通夜に駆け付けました。
たまたま来られる日程があったからですが、じかに焼香して哀悼の意を伝えられました。

私達ファース・グループには、全国各地に200社近いFAS加盟工務店の経営者と、FAS販売代理店、そしてファースの家専用部材メーカーの仲間達がおります。
それぞれが自分のフィールドで活動しておりますが、本件のような不幸な出来事も皆無ではありません。しかし、今日のように馳せ参じられるのも極めて限られるものです。

私達は、FAS加盟工務店の安定受注を促すためのハードとソフトの研究開発を行い、その技術指導を行っております。仲間の工務店の安定受注の基本は、常に明るく元気で、健康であることなのでしょう。
それでも不慮の事故に見舞われることも…

私達ファース本部は、微力であっても遺族を励まし続け、常にファース・グループの皆さんの健勝を念じているのですが。亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
そして私達、今ここに生きているモノは、日々の過ぎ行く時間の貴重さを今一度、再認識すべきなのでしょう。

今日は、研究開発室の藤木幸太君の運転で北斗市から車で帯広市まで移動しました。
一般道やJRは先般の土砂崩れで不通なのですが、高速道路が繋がっており、スムーズな移動が出来てご焼香を行う事が出来ました。
さて、今夜は帯広に泊まり、明日に帰社する予定です。

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電気の大切の再認識を…北斗市

2016-09-09 17:45:20 | ファース本部

先般の台風11号で、東北、北海道は大きな被害を受けました。
普段は台風の少ない道南でも、怖いくらいの暴風雨となりました。
夜の10時過ぎに数回にわたり停電となりましたが直ぐに復旧致しました。

翌朝は、普通通りに出社し、通常通りにパソコンを立ち上げた後に停電となりました。
その停電は、この北斗市で午後1時にまで及ぶことになります。
事情を尋ねたところ電力会社は、何処かで停電が起きると色々な回線を経由させ、通電させるのだそうです。その夜の停電も細い回線の経路で通電したようです。

翌朝になって企業活動が始まると、その細い回線の経路が飽和状態となり、大型幹線の回路に切り替えたところ、その回線が鉄塔倒壊などで使用出来ず停電となったようです。
電力会社の使命は、停電でユーザーに迷惑を掛けないことに全力を尽くしているとの事。

北斗市のファース本部は、その停電でサーバーが使えずパソコンと電話が使用不能になりました。
オフィスの中で停電になると本当に手足を取られた状態になるものです。
事務所の中でパソコンも電話も使えない状態を想像すると解ると思います。

私は出張に出てしまいましたが、副社長の判断でスタッフの退社を促したようです。
帰宅したスタッフが午後1時に電気が通じた事を知り、再出社したスタッフもいます。
電気は、通電が当たり前になっていますが停電するとその大切さを身に沁みて感じます。
何気に使う電気も停電させないために電力会社の方々は、様々な対応を行っています。

写真は、本日ご来社された北海道電力函館支店の方々です。
私の隣中側が支店長の名畑 優さん、グループリーダーの島田隆文さん、主任の出村泰弘さん、右隣が副長の尾前秀樹さんです。先般の停電状況を詳しく教えて戴きました。

3・11以後、電力会社は厳しい環境下でも停電させない安定供給を実践しています。
普段は目にすることない、その仕事に従事する方々のご尽力に感謝すべきと思います。

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壁厚150ミリでUA値0.2(Q値約0.7)の断熱性能に…北斗市

2016-09-08 18:07:47 | ファース本部

断熱材からの熱貫流率(逃げる熱量)は、断熱材厚さ÷断熱材熱伝導率=熱抵抗値。
この熱抵抗率の逆数が逃げる熱量です。
つまり断熱材を厚くすることで断熱性能は限りなく高める事ができます。
断熱性能では、壁厚が400ミリを超える家も出現しております。

表題のUA値0.2にするには、断熱材の厚さを400ミリくらいにしなければなりません。
四方の外皮を400ミリの断熱材で包むとなると、生活空間がその分、狭くなります。
狭くなるだけではなく、400ミリの断熱材を保護するため、開口部や端部などの処理対応がとても難しくなります。

私達ファース・グループでは、UA値0.2を断熱材厚さ150ミリで納めるファースの家を広めています。
硬質ウレタンボード(ファースボード)80ミリの内側にファース専用スプレー発泡断熱材(エアクララ)を70ミリの施工を致します。

屋根断熱は、エアクララ200ミリの施工でそれを達成できます。
断熱材の厚さを抑えるには、熱伝導率が極めて低い素材を使用する必要があります。
軸組の柱、間柱の外側に80ミリのファースボードを取り付け、内側に70ミリのエアクララをスプレー発泡しても、インナー通気層を充分に確保することが出来ます。
開口部は特殊なLOW-E機能を持たせたトリプルガラスを採用します。

「ZEH」を施工するにあたり、冷暖房熱量を抑えるには最適の工法と自負しています。
普通住宅より多く掛かるイニシャルコストは、ランニングコストで充分に相殺できます。
この断熱材は湿気を吸わず、経年劣化が殆どないなどの特性を生かす事ができています。

写真はファースの家ですが、壁の厚さに違和感はありません。
さて今日は、昨日の予定を切り上げたため、終日社内業務が出来ました。
窓の外では、低気圧が猛威をふるっているようです。

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人が川のように流れる東京で…東京都内~羽田空港~函館空港

2016-09-07 16:37:22 | ファース本部

大都会には人間ジャングルとも言えそうな社会構成のようです。
ホームレスは田舎に存在いたしません。
田舎の山の中に入れば木の実などの食べ物があり、穏やかな自然環境があるのです。
田舎にホームレスが存在しないのは、人間ジャングルの身を隠す場所はなさそうです。

都会は、ホームレスを生きらせるパワーの他に、生活の工夫や知恵などの様々な可能性を生み出す土壌でもあります。
のんびりと穏やかな田舎の生活で、パワフルな活力や厳しい業界を引っ張る知恵などは発生し難いのではないか…
その人間ジャングルを構成している人々も何処で田舎に依存しているような気もします。

「隣は何をする人ぞ」隣の人の存在を意識する暇もないと言う事でしょう。
一方で「宵越しの金は持たね!」と、江戸っ子の生粋は誰もが知るところです。
東京には義理人情を地でゆくような人々が今でもたくさん住んでおります。

大都会でカラダひとつを生きながらえて行くのは大して難しくありません。
繁華街の裏道に捨てられる飽食の副産物を漁るだけで生きる事が出来ます。
まさに人間ジャングルとは大勢の人々の生活環境の影に隠れる事が充分に出来るからです。

今日は東京電力パワーグリッド株式会社・上野支社葛飾事務所を訪問しました。
写真は、上野副支社長、葛飾事務所長の羽田広隆さんと撮りました。
羽田さんとは15年以上も前からのお付き合いとなり、東京と大都会にファース本部の出先をつくり、右往左往していた際に様々な道案内をして戴きました。

人間ジャングル東京にも羽田さんのような人情溢れる人々も多くいると言う事です。
さて、今日は台風13号が近づいているため、明日のフライトを前倒し、今日中に帰社することになりました。
このブログも羽田空港ラウンジで更新しています。

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外部と融合する高性能住宅…北斗市~函館空港~羽田空港~東京都内

2016-09-06 19:35:39 | ファース本部

「衣食足りて礼節を知る」
着るモノ、食べるモノが満足して初めて人は、他人に対する配慮、気遣いが出来る言うことでしょう。
更には住環境が整わなければ真の礼節を望めないのだと…
工務店フォーラムで代表理事、高口洋人(早稲田大学教授)先生の印象的な話です。

「豊かなものは外からやってくる」ある哲学者が「設計とは何か」を一言で表現した文言だと云います。
建築家の伊礼智先生の講演で話されました。(写真はフォーラム会場)
私達のような温熱環境の研究開発に没頭していると、家の気密断熱とまさに外部を敵にして来たように思われてしまいます。

外部環境をどのようにして内部環境に溶け込ますことが出来るのか…
究極の省エネ住宅とは、外部と内部との融合なのでしょう。
これは決して出来ないことではありません。

外気温には限りなく熱があり、限りなく光があり、大自然の景観があります。
上手に取り込む方法を探索することこそが、真の温熱研究のテーマなのでしょう。
この工務店フォーラムでは、自分達の研究開発に多くのヒントをもたらしてくれました。

高気密・高断熱に否定的な建築家の講話の中にこそ、家づくりとして在るべき情報が詰まっているように感じます。潜在観念を打ち破ることで新しい企画が湧き出て来そうです。
私も高気密・高断熱という文言に抵抗があります。
そのためにしなければならない大切な要件が、スッポリト抜け落ちているからです。

人々の真の幸せとは、衣食「住」が足りて心が豊かになる事なのです。
「住」の空間づくりには、外部との融合思想が大きなキーワードだと言う事に気付いたフォーラムでした。
さて、東京は、気温以上に蒸し暑く感じるようです。明日も終日、東京都内で活動します。

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情報とは「生物」である…北斗市

2016-09-05 18:09:18 | ファース本部

インターネット普及において、居ながらにして様々な情報を得ることができます。
「福地脩悦」とネット検索すると表に出る情報だけで1万件以上にも及びます。
サイトの中に入るとその何倍もの件数となり、人格否定する内容も少なくありません。

政治家やタレントなどの著名人を口汚く批評する匿名投稿は、まさに無責任そのモノに思えてしまいます。
批判するなら自らを名乗って行うべきでしょう。
そもそもネット上の匿名批評そのものは、その内容の如何に関わらず信用などできません。

情報は「生物」であり、生きた内容でなければ…
私達経営者は、常に情報を求めており、中身の伴った情報をもとにして経営判断を行います。
冒頭の検索キーワードだけで拾える情報は、うわべだけと言えそうです。
「生物」は、時間を経ると確実に鮮度が劣化してしまう事は確実です。

今日は大阪に本部のある市場情報誌出版社「株式会社 富士経済」大阪マーケティング本部ADの沖口美和さまがご来社されました。(写真)
沖田さまは、朝一番でご来社され、昼の便で札幌に飛んで別な企業を取材され、夕方のフライトで大阪に戻るのだそうです。

当然、ネット検索で一定の情報を調べておりますが、現場を見て経営者と会って話を聞くことで生きた情報に変えられるそうです。
確かにネット情報には、その鮮度の有無などを感じることなど出来ないのでしょう。
またネット上には、既に廃業して無い企業や、亡くなった経営者の情報も、見分けの出来ない場合も多くあります。

私達がFAS加盟工務店に提供する技術情報や市場情報などは、常に時代背景を見据えながら「生物」として扱う事になるのでしょう。地域工務店経営の経営判断の糧になるような…
沖口さまのご来社で情報の在り方を再認識させて戴きました。
さて、明日は東京での工務店フォーラムに参加いたします。

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ファース本部とファース工務店のユーザー様……北斗市

2016-09-04 17:28:31 | ファース本部
私達ファース本部は、ファース工務店さまが建築されたユーザー様と直接にお話しする機会は、ありそうで少ないのです。
あくまでもファース工務店さまが、常にお施主様と友好関係を保持し続けるためのハード(技術)を提供するのが使命なのです。
ファースのハードは、お施主様の幸せづくりをサポートするツールとも言えそうです。
しかしファース工務店さまがユーザー会をつくり、そのイベント開催に招かれる場合があります。

昨日は、八戸のファース工務店、シーユーハウジングさまのユーザーイベントに招かれ参加して来ました。
写真は、シーユーハウジング・ユーザー友の会会長の大下博文さんと奥様の陽子さんです。
シーユーの中里社長のご尽力で大下さまご夫婦とご縁が出来ました。
大下さまご夫妻は、私のこの毎日配信のブログもファースの家に決める動機だったとも仰せす。
昨日は何十組ものユーザー様がご参加されており、ファースユーザー様の多くがこのブログを読んでくれているそうです。とても嬉しく思います。
何気に書いているこのブログですが、肩に力を入れないで続けることなのでしょう。
さて今日は、久しぶりにゆっくりとした日曜日を過ごすことが出来ました。



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お施主さまと地域工務店とのあるべき姿…八戸市~北斗市

2016-09-03 21:02:06 | ファース本部

私達地域工務店は、建築させて戴いたお施主様のご家族と一緒の年月を過ごしています。
私達工務店の経営者もスタッフも年齢を重ねますが、お施主様もそのご家族も、そしてお引渡しした家も一緒に年月を経ています。

家づくりの依頼を受け、打ち合わせにお伺いした時には、小学1年生の幼児だった子供さんが大学生になり、既に選挙権を持ち、そして間もなく成人します。
1年に一度のユーザー会のイベントには、お施主様が、ご家族で参加するため1年ごとのお子さんの成長を目にすることが出来ます。

今日は青森県八戸市のFAS加盟工務店、有限会社シーユーハウジング様の創立20周年記念イベントに参加してきました。
私達ファース本部は、全国の200社近いFAS加盟工務店と一緒に家づくりを行っています。

私達が研究開発したファースの家は、シーユーさまのようなFAS加盟工務店によって全国に建築されています。
確かに最初の動機付けは私達ファース本部ですがそれを加盟工務店は、様々なアレンジを施して参ります。
その状況を報告してバージョンアップを重ねています。
つまり私達の技術や展開方法には、全国加盟工務店の創意工夫が込められているのです。

シーユーハウジングさんは、ファース本部指導要綱を忠実に実践している工務店さまです。
シーユーハウジングさんのホームページに「キョウモイチニチ・お疲れサマ」のタイトルのブログが掲載され、工務店とお施主様の日々のお付き合い様子が綴られています。

社長の中里肇さんが現場とお施主様対応を担い、清水端美幸さんがお施主様の要望を設計企画にまとめるコラボで、まさに少数精鋭の工務店経営を行っております。
今日も多くを学んだイベントでした。(写真は会場風景です)

さて、今日は夕方からのイベント参加で日帰りが出来るのは北海道新幹線のお陰です。
このブログ更新も新幹線を待っている時間に八戸駅で書いております。
明日の日曜日は、終日休養するができます。

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電化住宅の発想は茅葺屋根の思想から…北斗市

2016-09-02 17:47:27 | ファース本部

私が昭和60年に家の中で電気以外の熱源を一切使用しない、全電化住宅を創設した際は、電力会社の方からも本当に呆れられものです。
ノンガス、ノンオイルのオール電化住宅は、電化マニアの趣味や趣向で作られたものであり、一般に受け入れられるものなどでは「絶対に無い!」と云われたものです。

確かに当時の電化機器では、暖房機も、給湯器も、クッキングヒーターも、ろくなものではなく、ニクロム線で真っ赤になった電気コンロがクッキングヒーターだったのです。
現在のような電化機器の性能アップなどは誰もが想像すらしなかった事でしょう。

この北海道から発祥したオール電化住宅は、今や知らに人はいないようです。
3・11原発事故の際は、オール電化住宅が諸悪の根源みたいな論評もありました。
私が創設した全電化の家は、室内湿度を一定にするため、隙間をなくし換気量も必要最小限にするため、やむなくの電化でした。つまり調湿のための電化住宅だったのです。

電力会社は、深夜に余剰する発電設備を活用する事で、発電効率をアップさせ、発電効率アップやCO2削減に貢献するため、各電力会社がその普及活動を懸命に行ないました。
加えて電化機器の性能向上と、少子高齢化の社会現象が安全でクリーンなオール電化住宅が、必然的にそして自然現象的に増えていったと思われます。

暑い時期に家屋内の湿度を下げれば、人間の身体から水蒸気が蒸発して、体温を奪ってくれます。
冷たい冷風を身体に当てるより、クオリティーの高い冷房が可能となります。
また乾燥する真冬は、生活発生水を床下に埋設した300㎏のスカットール(シリカゲルを処方)に保有させ、住む人の身体から湿気が蒸発して体温を奪う事を防ぎます。

このような発想は、雨を吸い込んで蒸発させて家屋内を涼しくした「茅葺屋根」(写真)の思想が元になっており、自然共生住宅の先駆けと自負しております。
さて今日は温熱活用装置の特許出願書執筆に没頭しておりました。

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無いモノを創り出す面白さ…東京都内~羽田空港~函館空港~北斗市

2016-09-01 18:08:28 | ファース本部

何もない白紙の状態に何かを描き出すのは面白く、また難しいものでもあります。
構想はしたものの、いざ形にするとなると多くの思いが交錯するものです。
設計企画などは、まさにクリエイティブな世界に入り込む必要があります。

ところが一度形になると次々とアイデアが出てくるもの不思議なものです。
私達は、普段見慣れた道具などを、その出来上がったプロセスなど意識しないものです。
マグカップに取っ手がついているのは、既に当たり前の境地なのでしょう。

あるハイカラな喫茶店で、取っ手の付いていないマグカップに珈琲が出て来たことがありましたが、その使い勝手は極めて良くありませんでした。
マグカップには取っ手が付いていて当たり前と思っている人々に、それのついていないマグカップで珈琲を飲ませようとのはからいでした。しかし不評でした。

斬新なアイデアは、始めて視た人に感動を与えることもありますが、それが取っ手の無いマグカップのような機能性を逸したモノになることもあるのでしょう。
無いモノを創り出すことを生業にするには、それが顧客貢献しなければ成り立ちません。

今日は、東京事務所(写真は東京事務所の入っている前から東京タワー方面を)で、IT制御などのハードとソフトを開発している「ネオスト」の曽根代表と無いモノを創り出す時の動機などを話し込んできました。高学歴の曽根氏と中卒の自分では、クリエイティブの視点が異なるため、コラボレーションすると面白いモノが出来そうです。

さて、今日9月1日は東京のホテルで朝を迎えました。
東京から戻った北斗市ですが、いっそう秋の進みが早いようです。

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