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豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

スプレー発泡断熱材の強度と役目…北斗市

2016-09-22 16:10:29 | ファース本部

弊社は、平成5年日本で初めて樹脂スプレー発泡断熱工法の公的評定を交付されました。
それまでは定温倉庫やビルの結露防止材として住宅以外での使用事例が多くありました。
生身の人が暮らす家を包む断熱・気密材としては、未知数な部分が多かったのです。

吟味に吟味を重ね、施工法を住宅用として造り上げたのは平成元年でした。
その断熱と気密性能の高さに作った自分でさえも驚愕したものです。
公的な評定交付を受けるには、グラスウールで断熱を行う事を基軸とした建設省(現在の国土交通省)の審査機関を司る学識経験者の先生達に認めて戴かなければなりませせん。

燃える、環境ホルモン、木材の呼吸を止める、人が住むことのリスクがある、などなどと拒否する理由は山積しておりました。当然私も人が住むに足りる環境保持の意識を。
樹脂を難燃性の高める処方を行い、壁に火炎が入ったら酸欠を起こさせる工夫を。
環境ホルモンや人の住むことのリスクについては、様々なストレスを掛けながら、試験ボックス内の空気成分を調査機関で分析データを集めました。

何十回も公的機関に足を運び、最終的に審議会の先生の方々に現場実証して戴き、5年の歳月を経て平成5年の年度明け早々に公的な評定を交付されました。
その後は、堰を切った怒涛のようにスプレー発泡工法が広まって行きます。
当時1・2棟が今は、年間数万棟のスプレー発泡の住宅が建築されるようになりました。
しかしその全てが良い訳ではありません。

写真は、私達の専用断熱材エアクララ(右)と発泡倍率を上げた100倍発泡材です。
発泡材を入れることで発泡率をいくらでも上がることが出来ます。
当然、価格も半額以下にまで下げる事は可能です。
硬質樹脂のエアクララは、密着強度を極限まで上げ、15㎜程度のスキン層を何層も重ねて断熱層を形成させます。
木材を呼吸させつつ、水分を吸収させない極めつけの独立気泡率をキープさせました。

転がしても壊れない強度で過去の大地震でも一棟たりとも構造的な被害はありません。
断熱性能は当然ですが、家屋内の湿気管理、樹脂の経年劣化対策も万全です。
写真のような方法で試せば一目瞭然、安物は相応のリスクを抱える事になります。

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