田舎が在って大都会がある…函館市～北斗市

ホームレスは田舎に存在いたしません。
南国の田舎で山に入れば年中、食べられる野菜や木の実などの食べ物があり、穏やかな自然環境があります。しかし、そのような田舎にホームレスが何故生きられないのか…
それはおそらく、人間ジャングルで身を隠す事が出来ないからでしょう。

人間ジャングルとは大勢の人々の生活環境の影に隠れる事が充分に出来るからです。
田舎には樹木のジャングルは存在しても人間ジャングルが存在しません。
何もしないで他人の廃棄した食べ物を漁る姿を曝すと、田舎に住む人から嫌悪されます。

大都会の人間ジャングルでは、ホームレスが暮らせるだけのパワーの他に、生活の工夫や知恵などの様々な可能性を生み出す土壌でもあります。
のんびりと穏やかな田舎の生活で、パワフルな活力や厳しい業界を引っ張る知恵などは発生し難いのではないか…

そうは言ってもその人間ジャングルを構成している人々もまた、何らかの形で田舎が存在しているのではないか…誰もが持てる心の故郷で生気を養い、都会で成就させるような感性を持ち合わせる必要がありそうです。

大都会での生活は、学歴や職歴の過去を問わず、将来のどのような夢やビジョンを持とうが関係なく、その存在が周辺にどのような貢献がされているかが問われているようです。大都会の方々の全員がそのような無機質な感覚で生活をしているのか…

「宵越しの金は持たね！」江戸っ子の生粋は誰もが知るところです。
東京には義理人情を地でゆくような人々が今でもたくさん住んでおります。
大都会が無機質化したのは、今の自分だけの都合でも生活が出来るからでしょう。

しかし、誰にも心の故郷が存在するようです。土地や場所でなくとも心の中に存在する人と云う故郷が…その田舎があるから大都会が…
さて、函館などの道南は、この週末から連休中に櫻が満開になります。道南を心の故郷にしては如何でしょうか。当方も4連休となります。



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