
今日は台湾の台北市内の郊外にある中華科技大学を訪問してきました。
建築学科の専任助理教授で日本の首都大学東京で博士号を取得した工学博士、余錦芳先生の教室(写真)にお邪魔致しました。
余先生とは、環境学で温暖地での住宅の在り方について多くの情報交換を行って来ました。
中華科技大学は、誠実、公正、守法、創作を理念に掲げており、夜学部を入れると18歳から50歳までの幅広い年齢層の方々が勉強しております。
中華科技大学の創設者は田振榮氏と云う方で1968年に「中華工業専科学校」と云う名称で開校しました。今年で丸50年の新しい大学と云えるかも知れません。
開校当時は、機械工学、電機工学、土木工学、建築工学の4学科でスタートしたそうです。
1994年に「中華工商専科学校」と改称し、企業管理、国際貿易、銀行保険学科を加えます。
1999年に「中華技術学院」と改称して、機械、電機、電子、土木の社会人コースを新設。
2001年には航空電子、航空機械、情報管理の3学科を加えました。
そして2009年に中華科技大学と改称して現在に至ります。
余錦芳先生は、首都大学東京で博士号を取得するだけのスキルを持っており、日本語も極め堪能です。
余錦芳先生とは、日本の沖縄県と同じように住宅の殆どがコンクリート造であり、通風面や含水量の多さで、カビの胞子が悪さをしての疾病が多いようですので調査研究の意義ついて話しました。
そもそも温暖地の台湾には、暖房と云う概念がありません。
そのため、今日は気温16℃、冷たい雨が降り続いており、コンクリート住宅の含水量がマックスを超えそうにあります。
日本のような詳しいデータはないですが、沖縄県と同じく呼吸器系の疾病率は高くなっていそうです。余錦芳先生はこれを調査して疾病率を抑えることに貢献しようしております。
私達ファース本部もカビ研究を行っており、情報交換を密に行って行く事にしました。
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