豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

住まいの空気を思考する…北斗市

2020-07-22 17:22:50 | ファース本部

私達が、口から体内に入れる食べ物、飲み物、そして湿気も含んだ空気があります。

公的な学術資料では、人間が口から入れるモノの80%が空気なのです。

この空気は、会社内や行き帰りの外気や乗り物等が全体の25%だそうです。

つまり私達は、人間は生涯摂取75%もの空気を家の中で吸っているのです。

 

私達が開発したファースの家は、家を丸ごと真冬に暖かく、真夏に涼しく、しかも省エネで行うことを目的に多くの志向錯誤を繰り返して研究開発いたしました。

それも壁の中の内部結露で家と住む人と健康保持も大きな課題でした。

 

内部結露が要因で断熱性能の低下、構造体の腐れ防止、ジメジメ解消のため、「調湿性能」を保持する家づくりを目指したのです。

辿り着いたのが乾燥剤に用いられるシリカゲルと云う素材を活用した調湿機能でした。

 

乾燥剤とは、湿気を吸着保有する素材です。

乾燥剤のシリカゲル(写真)は、湿気を蓄えているので家屋内が乾燥した時に、その湿気を放散するように処方する事で調湿機能を発揮します。

 

炭や活性炭、ゼオライトなども調湿機能を持っていますが、シリカゲルは想定した湿度の時に湿気を捉え、想定した乾燥時に放散させるよう処方できます。

このシリカゲルの表面は、「水酸基」と云う原子単位のトゲトゲが無数に突き出ております。

 

この「水酸基」(トゲ)とは、酸素や質素と同等の寸法で構成しています。

この水酸基に水蒸気(湿気)やホルムアルデヒドなどの空気汚染物質を吸着して、森林の中にいるような空気環境となります。この水酸基は経年劣化での形状変化がありません。

 

この度は前橋工科大学准教授、工学博士の三田村輝章先生に日本全国各地の87棟のファースの家の温熱調査と空気質の調査分析して頂き、森林の中より更にクリーンだそうです。

三田村先生が日本建築学会に論文発表した後には、皆様方にも動画で披露いたします。

 ファース本部オフシャルサイト毎日更新

 


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