豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家屋の床下の在り方…北斗市・本社

2022-06-18 15:41:17 | Weblog
家屋の床下の在り方…北斗市・本社
コンクリートの存在しない時代は、大きな石を基礎に使用していました。
今でも名城と云われるお城は、石垣のうえの敷地に大石を並べて基礎にしています。
どのくらいの転圧(突き固め)をしたのか、その仕事ぶりに興味があります。

日本の家屋(特に本州)は、高温多湿の季節に見合う構造であり、つまり通気を促すことが基本だったように思われます。
大名屋敷などでは、盗賊や隠密が床下から諜報活動するシーンをドラマなどで見かけます。

建造物は地上(グランドライン・GL)から必ず高くすることが前提です。
床下は、常に乾燥状態に保持することが、腐朽菌から家屋を守らなければなりません。
コンクリート基礎をつくるよう時代になり、床下換気口を付けることが法制化されました。

その換気口の数や位置は、地下水面位(地べたを掘って出てくる水の面の位置)によっては変えなければなりません。
杓子定規に決められるものはありません。

ファース工法の基礎は、基本的にコンクリートのベタ基礎となっています。
そのコンクリート高さは、GLより150㎜以上高くすることがもっとも重要です。
GLより低い場合は、雨水が回り込んで床下の湿気を上げる場合があります。

床下環境を良好に保持できるかどうかで、工務店技量の見定めが出来ます。
画像はファース工法の床下で、空気調湿清浄剤のファースシリカと潜熱蓄熱材を敷き詰めています。



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