豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

家は隠れてしまう構造部にこそ秘訣がある…北斗市

2009-10-24 13:37:48 | ファース本部
真っ白な外壁にこげ茶色のストーンタイルを要所要所に嵌め込んで、見るからにお洒落な家が建っています。誰もがあのような家に住んでみたいと思うような瀟洒な家です。弊社も当初そのような家を設計施工していた時期があり良く売れるんです。

「快適そうな家」と「快適な家」では明らかに異なり瀟洒な家は、住んでみたい快適そうな家と言えるでしょう。ところが瀟洒な家は、意匠などの美観を重点にした場合が多く、住んでから実感する事になる、床下や壁の中が疎かにされる場合が多いのです。

「家づくりは住んでからが始まりです」は私達、ファースグループの基本理念です。美観も意匠も大切ですが、天井裏の日射熱対応、壁の中の断熱材、床下の環境保持などと言う、隠れてしまう部分にどのような工夫と細工を施しているかが先ずは優先なのです。

単に快適そうな家を創るのが難しくないのは見せる意匠や細工を施せば良いからです。住んでから快適な家を創るには、上下温度差が無い、湿気が少なく結露がし難い、乾燥し難い、暖かい、涼しい、空気が綺麗などと目には見えない空間構成の難しさがあります。家は、出来上がり建主さんが住み続ける限り、このような屋内環境が付きまとうのです。

私はNPO法人「住宅110番」の無料相談のレギュラー回答者を勤めていますが連日多くの方から相談を受けます。当然ながら建築のプロである設計施工を行う業者の不勉強ぶりが多くの要因です。一方では建主さん側も、見た目重視の思考を、住み心地と省エネ重視にシフトすべきであると思われます。

この住んで快適と言う家の殆どが、床下、壁内、天井裏などに仕掛けや工夫が為されていなければ成りません。暖房費用や冷房費用は住んだ翌日から感じるのです。それらの秘訣は隠れてしまう構造部分にあります。建主さんは、構造を見学する機会があったら是非参加すべきなのです。

写真は、今日明日の両日、北斗市市内で開催されている長期優良住宅の構造公開現場で撮りました。左から北村主任、小泉常務、村上次長(研究開発室)、智専務、柳田次長(ハウジング事業部)です。

北斗市一号の長期優良住宅公開現場このサイトのトピックスに地図と案内があり上記のスタッフがお持ちしております。
この見学会は長期優良住宅普及促進事業法に基づくものです 
お近くの方は、一年を通じて湿度を一定に保持する家の構造を確認してください。
幸い、昨日、東京から戻った際は、雨だったのですが、綺麗に秋晴れが広がっている北斗市です。

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