豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

哀しみが人の営みのベースとなる…北斗市~木古内~八戸~郡山

2009-10-27 21:06:55 | ファース本部
冷たい木枯らしが吹き付ける街頭、長い暖簾に隠れるようにおでんの屋台に独りコンニャクをかじりながら肩を萎め、チビチビと酒を飲む中年男性のうしろ姿に哀愁を感じます。
羽織ったコートが地べたすれすれのところで風に揺れ、頭上に被さった銀杏の樹木から、渦巻状に舞いながら飛ん行く葉っぱの行方を目で追いながら…

普通の人だって人生って辛いものと感じ、生きるって辛いものと感じる時があります。普通の人とは、五体満足であれば誰もが普通の人と言えるではないか…と、思っていたら、全盲の人がとても活き活きとして頑張っている姿があります。

身体に何らかの障害を持った五体満足とは言えない人が、ここで言う普通の人よりもっと強かなに人生をまっとうしている人も存在します。このような人のうしろ姿に哀愁などを感じません。むしろ覇気を発しているように思う場合があります。
普通の人より多くの寂しさ、儚さ、辛さを持っているはずなのですが…

私達が人生を生き抜くと言う事は、生存競争の葛藤の中で様々な選択の過程があります。選択を間違える事など日常茶飯事であり、間違えた選択で到来する現実は、先ず全てが自分独りに押し寄せて来ます。
それで戸惑い、悔やみ、苦悩するのでしょう。

人は人によって生かされていますがその人とは、たった独りの自分の事なのです。たった独りになった時に孤独感を覚える時があります。おでん屋の屋台の椅子に腰掛けて独り飲むオジサンのうしろ姿にそれが現われるのでしょうか。

今日は福島県の工務店さん数社を訪問しました。どの工務店経営者も厳しい経済環境の中でも強かに自分の進むべき方法を模索しています。その方向選択のヒントとなるべき情報を提供して回っていますが彼らから教わる事の方が多いのです。

写真は今日泊まったホテル前で撮ったものです。
この木枯らしが吹く道端のおでん屋さんの光景が印象的でした。
人生って自分独りの哀しみがベースになっているようにも思います。

明日は山形県内で工務店経営者セミナーで講演する予定です。

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