スキンヘッドと赤いリックの女(ひと)…北斗市・本社
空港のチェックカウンターに長い列が出来ていました。
先を見たら二列の片方がふさがっており、そこには数人の男達がカウンター前を占有しています。
その男達のいでたちは、スキンヘッドやパンチパーマ。
私達は「危うに、近寄らず」全員が片方の列で順番を待っています。
そこへ小さな赤いリックを背負った年配の女性がキャリーバックを引っ張って現れます。
彼女は連中に近づき「どうもどうも」と声をかけると彼らが左右に離れて道を開け、難なくチェックインを終えました。
更にそのキャリーバックをスキンヘッド男が手荷物検査台に乗せてあげるのを見ました。
誰もが彼女をスキンヘッドの関係者と思っていたようです。
ところが同じ目的地の到着ロビーに彼女を出迎えたのは、孫達と思われる極めて普通の家族です。
出発カウンターでの彼らは、購入チケット確認に夢中で他の客に気付かなかっただけ。
リックのおばさんは、スキンヘッドの男達を普通の人と同じように対応したのでしょう。
ちゃんと気付かせてあげられなかった我々の不甲斐なさが情けない。
手荷物を受け取ったおばさんは、赤いリックをお孫さんに背負わせ、その子を背中におんぶして出迎えの家族と一緒に空港を出て行きました。
飛行機から後に降りて来たスキンヘッドの男達は、この赤いリックおばさん家族の光景を羨ましそうに眺めていました。
画像は、北海道の翼AIRDOですが、多くの事情を抱えた人々を載せて飛んでいます。
「#健康寿命を延ばす家」「#ファース工法」
「#福地建装」「#SDGs」