コンクリートや鉄より木材が…北斗市・ファース本部
確かにコンクリートは紫外線に強く、腐朽菌が出来ずに長持ちします。
したがって耐候性を求められる公共構造物に多く採用されています。
高層ビルなどは鉄骨造で、これは施工が容易で耐震強度を得られるからです。
建築構造物で一番長持ちするのは、コンクリート造でも鉄骨造でもなく、何と木造なのです。
奈良の法隆寺(写真)は、1400年前に建造された世界最古の木造建築物です。
仏教文化の宝庫で、現存する1400年の建造物には、多くの資料を紐解く事が出来ます。
コンクリート建造物は、紫外線劣化を受け難いのですが風化劣化して、せいぜい100年くらいでしょうか。
鉄骨造は、酸化(サビ)を防ぐためのメンテナンスが頻繁に行わなければなりません。
もっとも法隆寺は、過去に何回も部材ごとに丁寧に解体され、手入れをされてから再び組み込まれるなどの再建を何度も行って来たと云われます。
薬師寺など古来の木造建造物は、法隆寺のような解体、再生建造をしてきました。
コンクリート建造物は、解体手入れ再建造は出来ません。
法隆寺などの古来木造建造物は、木材であることが1400年の歴史を重ねる要因です。
私達木造建築を主体にした住宅システムの開発者は、その木材の特性を活かし切る研究をまだまだ行う必要があるように思われます。
新建材や断熱材を安易に使う事で住宅寿命を短くしている実状もあります。
私達は、木材に呼吸させ、腐朽菌を繁殖させ難い環境の家づくりをしなければなりません。
これもSDGsの12項つくる責任、使う責任に該当します。
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