豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

高温多湿になる日本の家づくり…春日井市~中部国際空港~函館空港~北斗市

2015-08-27 17:59:06 | ファース本部
家の温熱性能を熟知するためには、気温だけが熱でない事を知っておくべきです。
夏場の本州の温湿度は、気温30℃、湿度80%になることが度々あります。
この高温多湿の状態で蒸し暑く、不快指数が高くなることは知っています。

この状態の80%の湿度が「50℃」の気温に相当する事を知っている人は極めて少ないと思われます。
この湿度80%は、潜った熱の「潜熱」と言って、いわゆる水蒸気ですから目に見えず、熱いとの感触もありません。
せいぜい蒸し暑いと感じるだけです。

この潜熱は、外部から室内に侵入し、エアコン冷房時の室外機のフィンに接触した瞬間に、熱い熱の「顕熱」に変わります。
この気温30℃、湿度80%では、気温30℃に加え潜熱が顕熱に変わった50℃、合わせて80℃の熱があるとエアコンがサーチすることになります。
エアコンは、80℃の高温を冷やすためのフル稼働モードになるため、相応のエアコン稼働電力を消費することになります。

私達のファースの家は、平成元年から寒暖計に見える気温「顕熱」と、湿気の持つ潜った熱の「潜熱」と言い、双方の熱を足したモノが「全熱」で、その対応を行って来ました。
この全熱の事をエンタルピーと言います。

昨日訪問した、春日井市に本社のあるパナソニックエコシステムズ(旧松下精工)は生産販売する「全熱交換式換気扇」に「エンタルピー」対応した仕様(写真)が記載されています。
ファース本部が30年前から実践して来た温熱技術にようやく追い付いて来たようです。
私達は、既に次への段階であるゼロエネ住宅の技術に歩みを進めています。

さて、札幌、東京、名古屋、春日井と続いた大急ぎの出張でしたが、帰社するとまた別な仕事が待っておりました。
仕事のあることに感謝しなければ…

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