真の幸福感とは…函館市～北斗市

幸せとは、その基準を何処に置くかで、「幸せ」の定義も変わってくるのでしょうか。
自分自身の短期的な充実感で得る幸福感。それを中期的に幸福感の持続をできるようにするには、自分自身の人間力を磨け上げる必要もありそうです。

真の幸福感とは、自分自身の尽力で社会や他人を幸せに出来たときなのでしょう。
すると真の幸福感とは、生涯を振り返られる晩年でしか得られないような気がします。
財務的な豊かさは、決してその人自身の幸福感には、繋がっていない場合が多いようです。

金儲けは否定しませんが、儲けた金をどのように使用するかで幸福感が異なりそう。
ケチで、違法スレスレの手法で金儲けを行い、相当な金持ちになりました。
ところがこのような人の周りに集う人の多くは、その人の金に群がって来るように思えます。

金儲けを行い、儲けた金を恵まれない人々や、社会の裏に隠れたところにスポットをあてるために使える人も存在します。自分の幸せは、自分自身だけの幸せでは成立しないと云うこと。
「幸せを分かち合える純真さ」が真の幸福感を得る根源なのではないか。

今日は家庭裁判所で色々な課題を抱えた当事者と対面してきました。
「少しだけ相手のことを」これは私達、家事調停員が当事者と向き合い、諭す言葉です。
今日の調停業務はこの諭す言葉が生かされたようで円満成立となりました。

真の幸福感とは、自分が関わる人々の幸せに尽力することで得られそう。
さて写真は、函館家庭裁判所から撮った函館山です。
この函館山は、グレーの帽子を被って人々の営みを見つめているように感じました。
今、その函館山は完全に靄に包まれてしまいました。



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