豊かさを求める 会長日誌

家づくりと言う事業を通じ、多くの人々の人間模様を綴ります。

人生は柳の木の如く…函館~北斗市

2010-07-06 18:43:08 | ファース本部
雑誌の投稿欄に、一見頑強に見える人ほど繊細な気遣いが出来る一方、傷つき易いものだと言うデータが書いてありました。精神力を鍛える事などはとても難しそうです。
私が行っている家事調停案件でも調停当事者の精神状態は、極度に衰弱しているようです。

精神的に弱っている人は、世の中の出来事の多くが自分を不幸にするために作用しているような被害妄想に駆られており、いわゆる「うつ状態」となりがちです。そのような人に「くじけずに頑張りなさい!」の言葉は、とんでもない逆効果になる場合があります。

「心を強くする」と言葉で言えても、ストレスに勝とうと意識するほど心は脆くなると言われます。心を強くしようと意識せずに世間の風を受け流す事が必要のようです。
人の心は、柳の木のようにどんな強風でも受け流す感覚を身につけるべきでしょう。

がっちりとした大木が無残にも倒壊する事がありますが柳の木枝は折れないものです。 このように人の心も、風をやり過ごすような柔軟さを覚える事は出来そうです。
世の中の現実を先ずは受け入れて、自分の出来る事に置き変えると言う事でしょうか。

人格者と言われる人の多くは、人の話をとても良く聴いてくれます。
極端な意見も先ずは聴いて、受け止めながら自分のなかで整理して行くのでしょう。
今日は昨日に続き家庭裁判所での家庭内紛争の調停業務でした。

一時は愛と信頼で結ばれた夫婦が、心の行き違いが積み重なり信頼関係が崩壊し家庭内紛争になります。家庭裁判所にくる時点で双方はまさに心が折れそうに脆くなっています。
当事者への風当たりを何気に交わしてあげるもの私達、調停業務の大切な役割のようです。

写真は今撮った花畑の向こうに佇む函館山です。今日も道南は穏やかな一日でした。
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