迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

映画篇/金城一紀

2008年02月28日 | 
ようやく私好みの作家に出会った気がします。
いくつかの短編に「ローマの休日」という映画が関連しています。
それぞれの短編を読み終わった後に、余韻を噛み締めてしまうような内容でした。
最初は自分の出自を語ったであろう作品。
続いて連れ合いの自殺に向き合っていく作品。
この2作は重いテーマでありますが、それ以降の作品はタッチが変わって、最後は明るく締めくくってくれました。
いろいろな映画のタイトルが出てくるので、思わず納戸から「史上最強のシネマバイブル」というペーパーバックを探し出してしまいました。
出版社 / 著者からの内容紹介
物語の力が弾ける傑作!!
笑いと感動で胸が温かくなる傑作ぞろいの作品集。『ローマの休日』『太陽がいっぱい』など不朽の名作をモチーフに、映画がきっかけで出会った人々の友情や愛を描く。

★★★★☆(星4つ)


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