迷走していた「たんなさん」のつぶやき

※個人の感想です・・・

とっさのことで判断できなかったのでしょう 『野焼き「風速計測せず」、事故後?着火中止』

2010年03月22日 | 社会
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

毎年、渡良瀬遊水地のヨシ焼きを見に行っていますが、ここでは避難する道路などがある場所で着火をしているので、このような事故が起こる可能性は低いように思われます。
ところで、外野から見物していると、ヨシが燃え上がった後はほとんど火力がなくなってしまうので、炎に向かって突っ走って突き抜けると、一瞬かなりの熱さはあると思いますが、命を失うことまではなかったように思います。
ただ、背丈よりも高い炎に包まれたなかで、そのような判断を一瞬で下すのはなかなかできないことだと思います。

記事では「風速計測せず」などと書いていますが、これまでに事故が起きていなかったのですから、年長者の経験や勘に頼ったやり方を必ずしも否定できないと思います。
亡くなった方も初めて参加した人だけで着火作業をしたとは思えないし、風の強さで着火を止める判断も出来たわけですから、誰が悪いとは言い難いように思います。

ところで、この週末、ある組合の清掃作業で野焼きをしました。
当初はほとんど風もなかったのですが、急に強風が吹いてきて、役員一同ビックリしました。
急いで消火活動をしている最中、若い人たちのグループはまだ枯れ草を火に投入しているのです。
焚き火をする経験がほとんどないので、枯れ草の量、風の強さでどのくらいの炎になるのかの判断ができないのかも知れませんね。
何事もそこそこの経験をしておいた方がよいと感じました。
野焼き「風速計測せず」、事故後?着火中止
 静岡県御殿場市の陸上自衛隊東富士演習場で野焼き中に男性3人が死亡した事故で、野焼きを行った地元4団体の責任者が21日、市内で記者会見し、「風は測るほどの強さではなかった」として、事前に風速、風向を計測するなどしていなかったことを明らかにした。
 「東富士入会組合」の渡辺淳組合長は「午前6時過ぎに実施を決めた。(20日午前9時25分の)着火まで異常な風はなかった」と述べ、実施までの判断に問題はなかったとの考えを示した。
 一方、「その後、異常な風が吹き、危険だと思い、午前10時5分頃に着火をやめるよう指示した。気象の変わり方が非常に速かった」と語り、開始後に風が急変したとした。
 この事故では、いずれも御殿場市川島田に住む会社員で、勝間田和之さん(37)、勝間田嘉弘さん(33)、池谷慶市さん(32)が亡くなった。3人は、指示が出た時点ですでに火に包まれていたとみられる。
 同演習場での野焼きは1973年から行われ、市の「火入れに関する条例施行規則」では、野焼きなどの際は、風速などから延焼のおそれがない日を選ぶことになっている。渡辺組合長によると、これまで風速を測定したことはなく、判断基準として強風・乾燥注意報が出たら行わないなどとしていた。 最終更新:3月21日20時5分
3月21日20時5分配信 読売新聞


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