夏の便りが届きました。
封書の手紙など本当に久しぶりのような気がします。
旧友からの暑中見舞いでした。
旧友などと親し気に言っていますが
Tさんは大阪のテレビ局の局長という偉いさんです。
もともとは報道局のプロデューサーで
彼とは思い出深い仕事を数多くこなして来ました。
阪神淡路大震災の折にはともにドキュメンタリー番組を制作しました。
報道マンらしい鋭い嗅覚と誠実な取材態度には
一目も二目も置いていて、私が最も信頼するテレビマンです。
朝顔をあしらった便せんには
Tさんらしい誠実な文字で暑中見舞いの文字が綴られ
8月に仕事で上京する折にはぜひ暑気払いの一席を設けたいと
その日程の都合を問うものでした。
うーん、うれしいですねえ。
暑気払いの誘いならメール一本で済むところを
それをわざわざ手紙で伝えてくるのがいかにも彼らしいてすねえ。
私もさっそく手紙で返事を書きました。
とは言っても、私もメール一本でやりとりしているクチなので
いざ手紙を書こうと思っても意識するせいか
書き損じばかりで便せんを7、8枚も使ってしまいました。
うーん、手紙を書くのも大変です。(笑)
でも、このご時世に手紙のやり取りというのも
なかなか風雅でいいものですねえ。
手紙というのは現代ではまさしく廃れ行く文化ではありますが
メールではなく誰かに手紙を書くという行為は
人間を確実に豊かにすると思いますねえ。
ちなみに私の返事は・・・
暑気払いのお誘いに都合もへったくれもありません。
万難を排してはせ参じます!
というものでした。
金釘文字だらけの悪筆で恥ずかしかったです。