まろの陽だまりブログ

顔が強面だから
せめて心だけでもやさしい
陽だまりのような人間でありたいと思います。

セミ嫌いの夏

2018年07月15日 | 日記

今年もセミが啼き出しました。
もっと以前から鳴いていたのかもし知れませんが
耳障りになるぐらい激しく啼き始めました。
ついついため息がでます。

セミは嫌いです。
大嫌いと言っていいかも知れません。
遠くにセミ時雨を聴いているぶんにはまだ風情もありますが
わがオンボロアパートは森に近いせいか
大量のセミがひっきりなしに押し寄せて来て静寂を乱します。
別に単なる昆虫じゃん!と笑う人もいますが
セミと身近で暮らしたことのない人のたわごとだと思います。
最盛期は我が家のベランダはセミだらけです。
果物や魚は大歓迎でもセミの最盛期は勘弁して欲しいです。
朝早くから物干し竿にとまってジージーと啼き叫び
オチオチ寝てられませんし
洗濯物の陰に隠れて突然飛び出したりします。
あの「予測不能」な動きがとにかく苦手で
家人や息子も苦手ですから
夏場の我が家のベランダにはいつも絶叫が響き渡ります。

今朝もベランダの網戸にやって来ました。
音もなくモゾモゾと近づいてストーカーのようです。
こういう場合は指でピンと弾けば飛んで行ってしまうのですが
とにかく闇雲に逃げまどいますから
時には方向を変えてまたベランダに戻って来たりしますから
始末に悪いことこの上ないです。
セミが鳴くのは「求愛」のためだそうです。
人間の求愛は耳もとで「ささやく」のが常道となっていますが
セミの辞書にはそんな悠長な言葉はありません。
全身を震わせて、ただひたすら鳴き叫び
ところ構わずガムシャラに飛び回ってはメスに突進する。
いかに子孫繁栄のためとは言え
どうしても「あさましさ」を感じてしまいます。
セミには「つつましさ」というものがありません。

セミは嫌いです。
どうしても好きになれません。