私はしょっちゅう空を見上げます。
数えたことはありませんが
一日に四、五回は空を見上げるでしょうか。
見上げたら・・・
コブシの蕾がかなり膨らんでいました。
春になるとこのツボミが開いて純白の清廉な花を咲かせます。
見ているだけで気分がウキウキします。
つぼみが脹らむのは嬉しいですが
同じ膨らむでも「疑惑」が脹らむのは頂けませんね。
大阪豊中市の国有地払下げ問題。
よりによって8億円の値引きとは大きく出たもので
呆れてモノも言えませんでした。
これだけの大型案件になると役人の独断でできる筈もなく
政治家の関与は容易に想像できます。
ひょっとすると久しぶりに検察が乗り出すケースもあるのでは。
それよりなにより・・・
今どき「教育勅語」を園児に暗唱させる幼稚園があるとは
いやあ、正直、驚いてしまいました。
教育勅語は明治憲法下の教育理念「忠君報国」を謳ったもので
戦後の「主権在民」の憲法のもとでは
確か教育機関が教育勅語を扱うことは禁止されたのでは?
単なるアナクロニズムと言うより
これは明らかな憲法違反でむしろその方が問題です。
おお、サクラの蕾も膨らんでますよ!
先日、天気予報が「桜の開花までひと月を切った!」などと
驚くようなことを言っていましたが
なるほど、もう桜の便りも聞かれる頃なんですねえ。
テレビのニュースで
石原元東京都知事の記者会見もチラリと見ました。
大仰に「屈辱を晴らしたい!」などと気色ばんでいましたが
小池都知事が突っ込むように
そういう問題ではなく都民は「事実」を知りたがっている訳です。
その点では「責任逃れ」に終始した会見でした。
在任中は「らつ腕知事」などと大いに持ち上げられたものでしたが
結局、人任せで「めくら判」を押していただけの
無責任極まりないご仁だった訳です。
あ、「めくら判」は差別用語でしたねえ、ごめんなさい。
混乱の責任は小池都知事にある!
などと開き直った姿には失望を通り越して情けなくなりました。
ツボミは膨らむけれど、小さなツボミから疑惑も膨らむ。
例の「森友学園」騒動に関しては
どう考えても安倍首相夫人のオーバーランと言うのか
大チョンボでしょうねえ。
まさか首相自身が関与しているとまでは思いませんが
政権を揺るがす事態になるかも知れません。