太田進研究室

太田進研究室の日々の出来事やその時に感じたことを記録していきます。また家庭での生活もつれづれに書いていきます.

ワークショップと陸前高田 

2012-02-02 | 大学
 1/31(火)は、朝10時半から本学のESホールで行われた名古屋大学予防早期医療創成センターのワークショップに参加した。既に膨大にある医療情報、例えば大企業の毎年行われるドックの結果など、その処理とそこから得られた結果が話された。ファジーニューラルネットワークという解析手法が取られていたが私には意味不明であった。γ-GTP(肝機能)とWBC(炎症反応)が長期に観察するとメタボリックに関連するという内容の発表があった。また、ICを利用した地域ネットワークの話では、大病院と診療所の連携が中心であった。私は意地の悪いことに、介護施設との連携についてのビジョンを質問してみた。まだその前の段階との答えであった。豊橋ではICではなく、手帳でつなぐアナログな方法であるが、運動機能評価を統一して、医療機関から介護施設へ連携していく。ここで重要なのが連携方法のみでなく、だれが情報を出すかつまり誰が再現性良く計測するかということである。その議論は、本日の中にはなかった。

 さて、私が話をしたセクションは、ICTを利用した身体機能の維持・向上である。センサとスマートフォンを活用したリハビリの話は、私の研究の構想の一つにもあり既に他大学と話をしている。本日の話はスポーツ分野からの話でまだ具体性はないようであった。次は巧緻性をどのように解析するかという話であった。躍度最小モデル(加速度の微分)が使われていた。大きな躍度(加速度、力の急激な変化)は、生物に不快感を与えるとされているため、それを最小にしようとするものである。それを人に教えるにはすべての動きの軌跡ではなく通過する点を指示することが大切であるとの話であった。次は、運動のシミュレーションの話であった。その後に私のアナログな話をした。ICを用いウエアラブル(装着できる、着ることの出来る)な装置なども装着率が重要になる。膝装具の装着率の話、肩の夜間痛サポータの寝返りへの考慮により装着率が上がった話、ゴムによるアシストの効果と可能性、姿勢のモニタリングの話をした。まだ研究途中のものあり、他の演題に比べ支離滅裂感は否めないが、面白いとのお言葉は何人かの方々から頂いた。その後、学内の重要ポストの方々と大企業の方々と食事会に出かけた。その席でも、私のアイデア一発に興味を持って頂いたようであった。怯えていたワークショップであったが、実り多いものであった。

 さて、昨日ボランティアで行った陸前高田のPTより連絡があり、冊子を作成するためのアンケートと写真を送った。メールのお返事を頂き、近況を知らせて頂いた。仮設住宅での寒さや大変さが述べられていた。

 今日の午後から名大理学療法研究会のホームページを作成していたが、何かが間違っていたらしく、ものすごい時間をかけたが少ししか出来なかった。

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿