鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

最先端技術を展開するスタートアップに接して

2024年07月30日 | 議会活動
令和6年7月30日(火)

 7月25日から27日まで、静岡市にある県のグランシップにて、「TECH BEAT 2024 Shizuoka」が開催され、最終日の土曜日に視察しました。










(会場の様子)

 このイベントは、日本の未来を変える最先端技術を有するスタートアップが一堂に会し、その実体に触れるとともに、スタートアップとの商談や、日本を代表する経営者、学識経験者、ジャーナリストの講演など、刺激溢れるものでした。また、今後、本県とインドとの人材交流が積極的に始まることを踏まえ、IT企業や技術者が台頭するインド関係のブースも出展していました。
 今回は、最終日を土曜日に充て、子どもたちにも最先端技術を体験してもらう企画が初めて導入され、夏休みに入ったこともあり、多くの親子連れで賑わっていました。

 私は、昨年の「TECH BEAT 2023 Shizuoka」を視察し、県がスタートアップ支援に力を入れ始めたことから、それ以降、関連事業には関心を持って積極的に参加するようになりました。
 今年3月に行われた、本県主催の全国から250人以上が応募した「スタートアップ ビジネスプラン コンテスト」は、上位3位が私の地元企業であったこともあり、その縁もあって議員活動の主なテーマとして取り組んでいます。

 訪問したブースを紹介すると、半球状スクリーンと8Kなどの高解像度の映像を用い、人間の空間認知のメカニズムに近い視覚体験をもたらす映像システムや、位置情報を収集・AI分析して最適な物流、人の移動などに活用できるシステム。製造現場などでは欠かせない製品の外観検査をAI活用により自動識別して効率化する画像解析システムなど、AIの活用によるスタートアップを中心に幅広い分野での取り組みに接することができました。
 また、スタートアップを支援する行政や団体等も出展しており、スタートアップの誘致や地域企業とのマッチングなどに力を入れているブースもありました。

 何よりも興味深かったのは、今年度初めて取り組んだ、子ども向けのデジタルアトラクション・知育プログラムの体験です。
 例えば、お絵描き砂遊びといった昔ながらの遊びを、プロジェクションマッピングやAR、画像解析などの最新技術により、スコップで掘り返していくとその様子が砂の上に映像化され、宝探しの遊びができるなど、大人でも楽しめそうでした。また、子どもが紙面に描いたキャラクターが、そのまま立体画像となって動き回るものもあり、子どもたちは遊びを通じて最先端技術に触れ、興味を増していくものと思われます。

 私は、県議会9月定例会において、県のスタートアップ支援等について一般質問に登壇する予定で、今回はそのネタ探しの意味を込めて訪れました。会場で出会った多くの関係者からは、様々な情報をいただき、より充実した質問が期待できそうです。
 知事は所信表明でもスタートアップに大きな期待を寄せており、彼なりの構想もあるようなので、しっかりとその考えを質していきたいと思います。
コメント
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