鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

個人情報の不正流出通知が届く

2024年02月10日 | 議会活動
令和6年2月10日(土) 

 私が加入している通信会社から「重要なお知らせ」と書かれたハガキが届き、開封してみると「お客様情報の不正流出に関するお知らせとお詫び」と記された内容でした。
 近年、このような事件が報道される機会が増えているものの、自分には関係ないことと思い込んでいましたが、当事者となると個人情報が悪用されないか、気になって仕方ありません。

 デジタル化が進みネット社会においては、外部からの不正アクセスなどが発生しており、機密情報などが外部に流出した等の事件をよく聞きます。そのたびにセキュリティを強化して防御するものの、ハッカーなどはさらにソフトウェアの脆弱性を見つけて新たな侵入を試み、それに対するセキュリティの強化を繰り返しています。

 パソコンなどのセキュリティ強化には、常に最新のセキュリティソフトを導入することで防御可能とされていますが、それだけで安全性が保たれることはありません。情報を盗み取ろうとする巧みなメールが送信され、それに気付かず所有者自らが相手に情報を伝えてしまうことがあります。「見慣れないメールは開かないようにしましょう。」などと警鐘をならしていますが、それでも詐欺にかかってしまうこともあるようです。
 このような事態を受け、パソコンを使う人はセキュリティに敏感でしょうが、国民一人1台と言われるほど普及しているスマートフォンについてもセキュリティ問題は同じことがいえると思いますが、私の周囲では話題になりません。被害に遭っているのかさえもわかりません。

 話しは戻りますが、今回のお知らせに記され不正流出内容は、通信会社のシステムを保守点検する下請け会社の元従業員が不正に持ち出したことによるものです。このデータには、氏名、住所、電話番号、生年月日、メールアドレス、サービス内容等が含まれていますが、クレジットカード情報や金融機関口座情報などは含まれていなかったとの説明がありました。
 続けて、お詫びと再発防止策について、従業員に対する個人情報取扱保護に関する教育体制などが説明されており、二次被害は確認されていないと記されていました。

 ユーザーにとっては、流出したデータにより二次被害が出ることが一番恐れていることで、「被害は確認されていない。」と明言しているものの、最近はわけの分からない迷惑メールがかなり増えているようにも感じています。このことは、流出させた企業には分からないことで、ユーザー側にたいして、流出以降に異常がないか問い合わせるなども必要ではないかと考えています。

 ネット社会は相手の顔が分かりません。ブラックボックス化し、犯罪が発生したときに捜査過程で明らかになる場合もありますが、相手が海外からのものであれば追求も限界があるのではないでしょうか。安全で安心なネット社会はどうすれば実現できるのか、気になるところです。
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