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鈴木すみよしブログ

身近な県政にするために。

つかの間の感激

2019年11月19日 | 議会活動

令和元年11月19日(火)

 

 昨日アメリカから帰国し、やはり時差ボケの症状は消し去ることができませんでした。サンフランシスコを出てカナダ バンクーバーで乗り換え、成田への帰路には約13時間を要しました。太陽を追いかけるように飛行するため、バンクーバーの現地時間13時発の飛行機が成田に着いたのは途中で日付変更線を越えるため1日先に進み、到着時間は16時30分頃。昼間が間延びした観がありました。

 時差ボケ防止のために、今回の移動のケースでは機中でできるだけ眠らないことが良いとされていました。しかし、視察中の疲れも蓄積し、機内の視察団の中にはぐっすりと眠る方もいましたが、多くが機内エンターテイメントを駆使して、眠気との戦いに挑んでいました。

 私は、昨日のブログに書いたとおり、ノートパソコンを持ち込み、視察報告書やブログ記事を作成し、気分転換に1本の映画を見ることができました。

 

 この映画の題名は、「SAN ANDREAS」といい、東日本大震災やカリフォルニア大地震などの地殻変動による大地震と、それを予知するカリフォルニア工科大学の地震学者を取り上げたものですが、主人公はロサンゼルス消防局の腕利きレスキュー隊の隊長とその家族の絆を描いたものです。帰国後調べたら日本での題名は「カリフォルニア・ダウン」でした。

 この映画は機内エンターテイメントの中から偶然見つけたもので、この視察中に見聞した内容が随所に感じられました。舞台は、カリフォルニア州で視察最後の3日間を過ごしたサンフランシスコ。私たちが宿泊したホテルが舞台の一つになっています。視察で移動した市内の景色が至る所に現れ、あまりの偶然に言葉を失い、映画の中に吸い込まれていく気分でした。

 原作名の「SAN ANDREAS」は、カリフォルニア州を南北に縦断するサンアンドレアス断層からついた名前です。主人公のレスキュー隊長は、視察先だったヨセミテ公園の消防署長を彷彿とさせました。人命救助に自らの命を脅かす危険にもためらわず向かっていく姿は、視察時の説明と重なりました。思わず感涙し、見終わってからその感激を同行者に伝えたところ、彼らもそれを見て感動したといっていました。

 

 偶然の話題をもう一つ。帰国前日の夕食で訪れたレストランでの出来事でした。私たちの給仕をしてくれた若い女性は一目でアジア系とわかり、流暢とまでいかなくても日本が話せました。最初は日系かと思いましたが、聞いてみるとタイ出身で、ここでアルバイトをし、カリフォルニア大学へ留学するためにタイから出てきているとのこと。さらにタイでの出身大学を聞いてみると、なんと、私が5年以上前に訪れた、タイ バンコク市にある泰日工業大学であることがわかりました。泰日技術振興協会が立ち上げに関わったことで、日本の産業育成を生かし日本のお家芸が生かされたタイにある工業大学です。日本語が話せるのは、この大学で学んでいたからかもしれません。

 

 偶然の重なりは、視察の本題から外れるかもしれませんが、今回の行程の中で、決して忘れることのない思い出となりました。

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