平成31年4月9日(火)
統一地方選挙のうち、前半戦が終わり、つかの間の静けさが戻っています。本県内では、私たち県議会議員選挙、政令市である静岡市と浜松市の市長選挙並びに浜松市議会議員選挙が執り行われました。
また、昨日は、市役所において選挙区内県議選当選者4名に対する当選証書授与式に臨み、3期目の始まりを実感しました。
両政令市選挙は、現職に新人が挑み、両市とも激戦の末、現職が当選し、今後4年間の舵取りが決まりました。静岡市では知事と市長の確執等に注目が集まり、選挙直前になって私の先輩であり、元静岡市長の県議が出馬するなど、その行方が注目されていました。選挙戦では、地域の主な課題などがあぶり出され、当選された市長はその課題に真摯に取り組むことを当選決定直後の挨拶で述べていましたが、県都である静岡市であることから、私たち県議会もその行方を注視していかねばなりません。
また、以前より、政令市における県議会議員の定数のあり方も議論されており、この4年間かけて選挙区等の見直しのための特別委員会では、主な論点の一つでした。今回の統一地方選挙に合わせ、浜松市の区割りのあり方について市民の判断を仰ぐ投票も行われたようですが、その結果に基づき新たな区割りが実施されれば、4年後の両政令市の県議会議員の定数の見直しがあるかもしれません。それにより、県内全体に及ぼす影響も予想され、政令市の定数減分を過疎地域での定数に新たに設けるなどの効果もあり得ます。しかし、議員定数だけに注目をせず、県政全体で各地と県との関わりを充実するための議論を優先すべきです。
県議会議員選挙では、所属会派の同期議員のほか、他会派の同期議員も席を失うなど、厳しい選挙結果となりました。平成23年度初当選組の議員は、互いに切磋琢磨した仲間であり、選挙の洗礼は真摯に受け止め、この4年間を充実させた活動を実現しなければなりません。
一方で、女性議員は前期4人から8人に増えました。女性の目線での県政に対する積極的な論戦を期待します。
明日には選挙後の初登庁となり、初心に返って謙虚に、そして積極的に議員活動を進めてまいりたいと思います。