GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

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2011-08-26 20:51:53 | 交通
晴れた日曜日、昼近くになってからバイクで北の方へ行ってみることにしました。プレイ・ラングの森まで行くのは到底無理な時間です。そこまで行くのは泊まり掛けか、あるいは雨期が明けてからのほうが良さそうです。

モニボン通りから通称「Japanese Bridge」を渡りそのまま北に向かうのが国号6号です。何処となくサイゴン橋を渡るのと雰囲気が似ています。道幅や交通量はだいぶ違いますが、川が市街と郊外を隔てているのは同じ。

橋を渡って30分ほど走ると交通量も少なくなりました。ベトナム同様2人乗りのバイクが多く、しかも後部座席にブリキ缶(衣装入れのような)を括り付けその上に人が乗っている姿なども何度となく。バイクは60km/h~70km/hほどで流れています。

滅多にバイクに追い抜かれることもなく走っていると、一台のバイクが爆音を轟かせ、しかも黒煙をまき散らして走り抜きました。「何処の国にも居るんだ~こういう輩が・・・」などと呆れているとそのバイクが急にスピードを落としました。見れば筋肉隆々の両肩にタトゥを刻んだ国籍不明のゴツイお兄さん。

驚いたことには、そのボロバイクが色も同じ黒のホンダAX-1。ご同輩、何か言いたげな素振りでしたが何も言わず、バイクを止めたのでこちらも止めると「ライトが点いてるよ」という仕草。消し忘れをわざわざ教えてくれただけでした。

250ccでもマフラーを外すとなかなかどうして大型バイクの如き音量。ボロでもAX-1は速いようで、あっと言う間に視界から消えてしまいました。勿論、こちらはそんな走り方をするつもりは毛頭ありません。ベトナムより20%以上もガソリン代が高いわけだし、咄嗟の反射神経が衰えていることも確か。

予め地図を眺めてから出発しましたが、最近作られた道路などは地図になく方向感覚も悪いので途中売店に寄ってコンポンチャム方向を目指しました。

プノンペンで合流するメコン河とトンレサップ川の間を国道6号が走るわけですが、何時まで経っても両側に川があるかのような風景が出てきます。夥しい水面積だろうと思いました。統計によれば、カンボジアの水面積率は2.5%となっています。

だけど、これは乾期なのか雨期なのかが問題です。トンレサップ湖の水面積は雨期には5~6倍に拡大すると言われてます。たぶん統計は年平均値なんでしょうけど、平均値などというものに何の意味があるのか、と数字が馬鹿馬鹿しくも思えるこの景色。

自然公園の案内の如き看板を見たので国道から逸れてその方向に向かいました。
間道に入ると焼きバナナを売る姿があったのでバイクを止め、一本買いうことにしました。一本と言ってもモンキーバナナで一本の串に4-5本刺してあります。



差し出された椅子に腰掛けのんびり(熱くて直ぐには食べられません)食べてると家からお婆さんが出てきてしきりに話しかけます。「すいません、クメール語わかりません」と答えることもできずいると延々と話続けるばかり。見かねてバナナを売っていたオバさんが何か言うとやっと家に引き返しました。

すると今度はお爺さんが家から出てきてバイクの回りを見て回り、じゃがみ込んで観察し始めました。プノンペンでは幾らでもあるこんなバイクでもこのお爺さんにとっては物珍しさがあったのでしょうか。余ほどバイクが好きだったのではないかと思いました。この爺さんの青春時代、1950年代かも知れません。カンボジアにはどんなバイクが走っていたのでしょう。日本では、メグロとか陸王、トーハツなんていうバイクがあったんだけど・・・なんて話もしてみたかったのですが。



傍らではお母さんが女の子の髪を丹念に梳かしてしました。メコンデルタでは虱を取る光景は何度となく見ましたが、明らかに雰囲気は違うものです。髪を梳かす母親の表情と梳かされている女の子の表情がある種特別な世界を醸し出しているような。

再び走り続けても看板にあった「TUEUK CHHA CULTURAL NATURAL SITE」は現れず、いつも間にか国道7号に出てしまいました。右折すれはシェムリアプ方向、左折でプノンペン方向と出ていました。そして「NUTURAL SITE」は後方14kmだとか。

仕方なくもう一度来た道を戻りました。ところが14km戻ってもそれらしき場所も看板もなく、再び国道6号に出てしまいました。言葉が通じないというのもそれはそれで面白みもありますが、やはり困った時には情けないものがあります。




三面記事VN版

2011-08-26 00:44:11 | 新聞・書籍
●15才の少年、鶏のために殺人

8月24日の午後4時頃、クアンガイ省Binh Son県BinhTan村でBui Thi Bongさん(1957年生まれ、女性)がVo Chi Thong(1996年生まれ)に刺されて死亡した。
Bongさんは夫と他の二人の近隣の人と共に田圃に稲刈りに来ていたところ、Vo Nuoiさんの鶏が餌を食べに入って来たのでこれを追い払っていた。するとVo Nuoiさんの息子のThongはこれに怒り包丁を持って突き進みBongさんの背中を刺して即死させた。

●タンソニャット空港職員、客の金を盗む

8月23日の朝、韓国行きの乗客が搭乗手続きを終えた後、荷物の明細に貴重品を書き忘れたので再びスーツケースを受取ろうと要求したようです。

するとこのスーツケースを運んで来た担当者-TIAGS (Tan Son Nhat International Airport Ground Handling Services)の職員-が鍵が掛かっていなかったので開いて中を覗き、現金を抜き取り消火用具ボックスの上に隠したとのこと。
本人は出来心による犯行を認めているそうです。

●宝くじを売り歩き200億ドン(7500万円)の詐欺

ダナン高裁はNguyen Thi Kieu被告(31才)に懲役20年の判決。夫と3人の子供があり、手に障害があるため宝くじを売り歩いていたが、月10~50%の高利の借金を期日にきちんと返済したりして商売人を騙して信用させ、金投資の話などで出資を募ったとか。
店で買った金を溶かして粗野な形にし、「山で掘り出した金」でまだ幾らでも買えるという手口が斬新だったようです。

●金販売店で「恐慌殺人」

8月24日朝、バクザン省phung Son村San通り45番のNgọc Bích金販売店で一家4人の内、夫婦と18か月の子供、計3人が殺害され、8才の女の子は手を切断された。
夫婦は9年間韓国で暮し、ここに戻って店を始めて2年になるという。バクザン省公安は全力で捜査を開始している。

●カフェで働き口があると誘って中国に売る

8月24日ハノイのTu Liem県公安は売春目的の人身売買容疑で5人(男2人、女3人)を起訴した。
捜査によると8月8日この5人は中国への人身売買を計画し、Ta Di Hoan(1987年生まれ)は中国に住む叔母に電話して売買ルートを築いた。
彼らは、ハノイのカフェで月330万ドンの働き先があると騙して、H(21才)、X(30才)、L(23才)、 H(17才)の4人を集めた。8月13日に彼女達をTu Liemの宿に留め国境のクアンニン省モンカイに向かうために待っていたが、中国に売られるのではないかと心配し、不信を抱いた彼女らが公安に通報し5人が逮捕された。

●爆弾を仕掛け母親と子供を殺害した男に死刑

8月24日ホーチミン市高裁の控訴審で愛人とその子供を殺害したDinh Van Quyet(1986生まれ、住所バリアヴンタウ)に対して殺人と爆発物の違法製造・保管・使用の罪で死刑判決が下された。

NT.Nさんは夫婦仲が不和のためQuyetと不倫関係にあった。Nさんに別居状態にあることを打ち明けられ、離婚申請の書類作成も頼まれたQuyetは度々Nさんの家を訪れ、両親や子供に贈り物をするなどしていたが、ある時Nさんの夫Vと会った際に「俺の女房のまわりをうろついたら殴る」と脅された。そこでQuyetはVを爆弾で殺すことを決意した。昨年11月Quyetは爆弾を中に隠しいれたラジカセをNの家のテラスに置いた。途中で止めようとした時にVさんの子供Haちゃんが走り出てきたのでQuyetは子供にラジカセを渡し家の中へ持って行かせた。Nさんの母親(Haの祖母)が直ぐに受取り聞こうとした。スイッチを押した瞬間爆音が轟き祖母と孫は即死した。Haちゃんの兄も負傷した。その時V夫婦は外出して家にはいなかった。

http://nld.com.vn/p0c1019/phap-luat.htm

●女怪“Nữ quái”ノンヘル足組みバイク走行に処罰

ハノイの国道5導線を7月上旬この格好で運転していたとか。5月にも目撃されていて、またインターネットにも画像が流され警察も黙っていられなかったようです。
Kiều Lan Anh (SN 1989, ở thị trấn Trâu Quỳ, Gia Lâm)、罰金7百万ドンと免停60日かつ再試験。それに加え警察は再犯を行わない旨の念書を要求するそうです。

                   

見たところ美人でもないし、ふてぶてしさが漂っているので少々厳しい処分になったのでは・・・
通常ノンヘル走行だけだと(昨年は)20万ドン程の反則金。

昨年だったか新聞社のサイトにも女性が足でバイクのハンドル操作をして走行している画像が流れてましたが、あれはどうなったのでしょう?