GOVAP便り

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ホンダ・VNへの追徴税は「ない話」

2011-08-31 17:04:14 | 新聞・書籍
何がベトナムで厭かと言って、税務署と税関ほど簡便なものはありません。特に企業規模が小さければ小さいほど苛められる頻度=不愉快な思いは多いのではないか、とも思っていました。

しかし、ホンダほどの企業であってもあっと驚く160百万ドルの追徴税を要求されたとのこと。会社は「だったら投資計画を再検討せざるを得ない」と副首相に手紙を送ったそうです。

7月に発表された第3工場の建設費が120百万ドルと報道されてるので、当然とも思えるものがあります。税法の解釈問題というよりは政治問題になってしまったようです。

これに対し、きょうの報道では副首相の結論が通達されたとのこと。その素早さにも驚きます。

<Không có chuyện truy thu 3.340 tỉ đồng đối với Honda VN>

政府は自動車部品輸入関税の取扱に関するホアン・チュン・ハイ副首相の結論を通達した。

それによれば、分解のレベルを保障しない部品(linh kiện không đảm bảo mức độ rời rạc)は、部品毎の税率に従う。ただし:この輸入された各部品の総額が、生産・組立られた総額の10%を超えないこと;その部品には、フレーム、シャーシ、ボディ、トランク、キャビンを含まない(トラックに対して)。

ホンダ・ベトナムは5年以上にわたる輸入品に対する3兆3400億ドン(1億6000万ドル)の追徴税について副首相に文書を送っていた。

この中でホンダ・ベトナムは自動車部品の輸入関税に関する法律の異なる解釈による追徴税は不当であると主張している。

8月30日午後、ドー・アィン・トゥアン財務副相はホンダ・ベトナムに対する追徴税の話はないことだ、と語った。

国内で生産・組立する各企業の自動車部品輸入税に関する障害は、この副首相の結論に従って解決されることになるだろう。

http://cafef.vn/20110831071838242CA33/khong-co-chuyen-truy-thu-3340-ti-dong-doi-voi-honda-vn.chn
内容は、こっちの記事の方が良さそうです
http://vnexpress.net/gl/kinh-doanh/2011/08/honda-viet-nam-chua-bi-truy-thu-3-340-ty-dong-thue/


素早いと言えば、先週バクザン省で起きた金宝石店・強盗札事件の報道もベトナムの新聞で連日多くの記事が載る中、2kmほど離れた所に住む19才の青年が容疑者と特定され「特別指名手配」されています。

                       

既に容疑者の両親など4名が犯人隠匿罪で逮捕され、バクザン省はランソンの中国国境に近いため各国境ゲートへの手配等も行われたのこと。犯行の際に両手を怪我し、診療所に治療を受けに行って警察に通報され、逃亡したようです。

警察が優秀なのか、あるいは稚拙な犯罪が多いためなのか、ベトナムの犯罪検挙率は高いのでは?と思えるものがあります。その代り警察内で死亡してしまう容疑者の数も少ないないのですが。