GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

Kaoh Nheaek地区

2013-12-26 22:03:20 | 交通

二ヶ月前に途中で挫折したカオ・ネック地区まで、きょう行って来ました。日曜日にKrang Tehコンミューンへ行った帰りに76号線を少し北上して道路状況は確認しておきました。二ヶ月前とは大違いで道路工事はかなり進展し、道路の水溜りなどは皆無。

      

中国の援助による道路整備のため沿道のノボリ旗も中国語で「安全責任」とか書かれています。ブースラ方向との分岐点から13kmほど76号を北上すると険しい山道が終わり平坦な道路に出ます。サエンモノロムから25kmほどの距離しかありませんが、この山を下るのが前回も最大の難関でした。まだ工事中のため荷物を積んだローカルのディーゼル・トラックなどは凸凹斜面を登れずに立ち往生。対向車も後続車も通れなくなりましたが、対向車が牽引して引き上げました。

    

山を下り終えると右手に工場が見えます。初めて見た時は2年前だったか、まだ建設中でした。前回は悪臭が漂っていたのでタピオカ加工工場かとも思いましたが、見ると電線が引かれているようでもありませんでした。

      

道路の平坦な区間も道幅が広げられ整備されていました。そのせいか随分と印象が前回とは異なります。

      

サエンモノロムから50kmほどで民家が見えなくなりました。道路工事はサエンモノロムからKaoh Nheaekに至る100㎞弱の全てで行われていました。たぶん、今年の雨期には道路が冠水することもなく走れそうです。

    

両側に森林が広がる道路は部分的には60㎞ほどで走れました。ただし、前から四輪車が来ると土埃で視界が遮られ、全身埃まみれに。これならラタナキリまで行くのも難しそうではありません。

    

カオ・ネック地区に入ると脱穀機付のディーゼルトラックが何台も見え、雰囲気の違いを感じました。やはり米作地帯、と思ったわけですが、道路沿いに見える田圃は冬枯れ田圃。池だったのか水路だったのか、かすかに水は残るものの乾期作は無理みたいです。

町でもち米でも買って帰ろう、と思っていましたが、町には市場らしき建物が見当たらず仕舞。昼近くになっていたので気温も上がり、サエンモノロムよりかなり暖かでした。緯度は高くなっても高度が下がったせいでしょうか?モンドルキリ州の稲作面積11,777haの大半がこの地区に集中している筈ですが、ヘクタール当たりの収穫量は2トンに満たないので生活は苦しそうです。

地図を見るとこの先5kmほど進めばラタナキリ州との州境。町にはゲストハウスの看板も見えましたが、ちょっとこの町で泊まる気にはなれませんでした。大家さんの話では、かつては此処に来るのに三日間を要したとか。二人乗りでバイクで出掛け、泥濘や山道では一人がバイクを押さねば通れなかったそうです。それが今は一日で行ける、との話でしたが、町で昼飯を取り、サエンモノロムに戻るとまだ4時半。日帰りも十分可能な交通状況になりました。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿