GOVAP便り

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アボカドのオス花、メス花

2013-12-14 19:58:08 | 農業・食品

先日サイゴンのファングーラオ通りを歩いてて屋台のジュース屋に寄り、アボカド・ジュースを飲みました。胃の調子が悪い時は飲むと効果があります。アルミ系液体胃薬のドロドロした感じと同じで、何となく胃の粘膜が保護されるような気分になれます。

カンボジアに来てからは果物指定のジュースは安い店では受け付けて貰えず、ミックス・ジュースばかり。それに今はアボカドはシーズンではありません。久々に砂糖抜きのアボカド・ジュースを飲み満足でした。ファングーラオ通りの店の人々は外国人慣れしていてフレンドリーな対応が多く、この店でも仕事などをあれこれ聞かれたので「カンボジアでアボカドを植えている」うけなどと答えてしまいました。コーヒー店に入れば「コーヒーの木を植えている」と答えたんでしょうけど。庭に数本のアボカドがあるのは確かだから嘘ではありません。

愛想の良いよく笑う店の女性は笑う時に鼻の上に皺ができ、かつて若い頃同じような皺のできる笑い顔を見たことを思い出しました。「じゃあ、今度来る時アボカドを持って来て頂戴」と言われ、気分良く二つ返事を返してしまいました。約束を守るためには2本しか花が咲いてないアボカドの木を何とかたくさん実らせねばなりません。と、いうやや不純な動機でアボカド収穫増大に向け観察を始めました。

ベトナム語のサイトで検索して調べたところ単語がチンプンカンプン。仕方なく日本語に変え、結構今は日本でもアボカド栽培が行われていることを知りました。しかし、日本語で読んでも初めて知る概念が少なくなく、実際に観察してからでないと理解できないようにも思えました。

昨日は、午前に咲く花と午後に咲く花がオス・メス逆転することを確認しました。ごみ溜めに成長した木は(たぶん)午前中がオス花。午後がメス花でした。

      

この枝には朝7時オス花が3つ咲いていました。午後3時になるとオス花は閉じ、閉じていたメス花が咲きました。では、翌日はどうなるのか、午前と午後の境は実際にはどういうふうなのでしょうか?

      

きょうの朝6時、昨日午後咲いたメス花がオス花として開きました。昨日の午前中オス花として咲いた花はきょうはお休みの様子。午後1時オス花が閉じ始めました。

    

午後3時、昨日は咲いてなかった蕾がメス花として咲きました。と、言うことできょうのところはこの木に関しては、オス花が閉じメス花が咲くまでのタイムラグが2時間ほどあることがわかりました。この閉じている時間が通常のミツバチなどによる受粉を困難にしているようです。

きょうは曇り空が多く夕方からは小雨が降りました。午前中この木にも蝶が舞っていましたが、晴天時のように他の昆虫は見当たりませんでした。



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