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古河鉱業のブルトーザー

2013-11-11 20:54:30 | 交通

ネイチャーロッジの手前800mほどに位置する橋と道路の土木工事は、この一週間でほぼ完成。きょうはロードローラーで踏み固められたその平坦な姿に少なからず感動しました。一週間前はこんな状態でした。

    

それが、きょうの昼に通ってみると、ちょうど道路は土埃が上がるほど乾燥しているわけでもなく、湿って泥濘となることもない程良い湿度状態にあるようでした。

     

昨日は、76号線の整備工事のためか町の丘の上にブルトーザーを積んだトラックが集結していました。トラックは比較的新しいのにこのブルトーザーはどれも年代もののようす。 

確か76号線の整備工事は中国の援助によるもの。しかし、昨年の雨期明けにも工事が行われていた割には状況の進展は感じられませんが。

    

平坦になった道路をカメラに収め、仕事を終えたブルトーザーに近づいて見ると、一台は「三菱」製。60年代には米国キャタピラー社と合弁の「キャタピラー三菱」となったとの記憶があり、まさかそれよりも古いものとも思えませんでしたが、その傍らにもう一台かなり草臥れたブルトーザーがあり、覗いてみてビックリ。

    

古河鉱業株式会社と書かれていました。土木工事に関わったことも興味を持ったことのない身にとって、古河鉱業と言えば古河市兵衛―足尾鉱毒との図式しか思い浮かばず、映画「襤褸の旗」のチケット販売に地区労を回っていたことなどを思い出しました。ブルトーザーのボディーには株式会社増渕建設の文字が読み取れます。しかし、調べてみると古河鉱業から古河機械金属に社名変更したのが1989年とのことなので、さほど古いものではないのかも知れません。

このブルトーザー、左側のキャタピラが4枚欠けていました。上部に煙突の如く突き出した排気口から黒煙を吐きながらではあっても、とにかく無事仕事を終わらせた機械です。はたして自分はこのオンボロのブルトーザー以上にカンボジアのために役立つことが出来るのだろうか?などと感じる瞬間でもありました。



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