常識について思うこと

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すべては君のためにある

2009年12月27日 | 歌詞&台詞

普段から、アニソンばかり聞いておりますが、「しゅごキャラ!!どきっ」のEDテーマだったBuono!の「MY BOY」に、こんな歌詞があります。この歌詞、相当深いと思うのです。

-すべては君のためにあるってことならどうする?-

こうした自己中心的な思考は、私が考える「自分こそが神である」という自分教とも通じるものがあり、大変、重要なことではないかと思います(「「自分教」の薦め」参照)。

一方で、「こんな自己中心的な考え方はけしからん!」というご意見もあるでしょう。たしかに、この世のすべてが例外なく自分のためにあるなど、究極の自分勝手であり、勘違い甚だしいとも言えます。しかし私は、この言葉が持つ意味を、そんなに生易しいものと捉えていません。そしてまた、万が一、こうしたご指摘をされる方がいらっしゃるならば、その方自身が、この言葉の意味の重さを、きちんと理解していないだけなのではないかと逆に問い質したいと思います。

ここでは、「すべて」と言っています。

良いことと悪いこと、嬉しいことと辛いこと、楽しいことと悲しいこと、得ることと失うこと、愛されることと憎まれること・・・。これらすべてが、自分のためにあると考えたら、それがどれほど大変なことか、想像に難しくないだろうと考えます。

現世の快楽ばかりを追い求めてしまうような人間は、自分にとって都合の悪い事象を「他人のせい」であったり、「自分とは関係ないこと」として、整理しがちになるものです。こういう人の場合、都合の悪いことは、自分とは切り離して、消し去ってしまうのであり、言い方によっては手のつけられない「自己チュー」とも言えるでしょう。

そういう意味で、「すべては自分のためにある」という言葉に対して、「けしからん」とおっしゃる方の場合、その方自身が、自分が考える「すべて」において、都合の悪い事象を日常的に消し去っているのであり、それこそ自分勝手で、都合の良いようにしか生きていない「自己チューな人」である可能性がある点、注意が必要です。

良いことも悪いことも、何もかもが「すべて」、自分のためにあるとしたら、それは結構大変なことなのです。そして、この世のあらゆる事象に対して、それが表面上、どんなに良いことでも、あるいはどんなに悪いことでも、一旦、自分のためにあると思ったら、人生、そんなに退屈しないはずです。

-何故こうなった?このことは、自分にどんなメッセージを送っている?-

多くの人々が、常にこうした自問自答を続けられるようになったら、人間という存在はもっと変わっていけるでしょうし、世界全体も、もっと良い方向に動いていくことになるでしょう。

そんなことを思いつつ、あらためて問いかけてみたいと思うのです。

-すべてが自分のためにあるとしたら、あなたはどうします?さ、どうします?-

ま、ゆっくり、時間をかけて考えていきましょう。

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