村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

ボジョレー、ヌーボー?

2008年11月26日 | Weblog
ふるさとの酒を作る会の酒の仕込みが今朝で終った。

早朝の冷え冷えとした空気の中を、白壁の蔵をバックにして蒸し米の蒸気が立ち昇る情景は、どこかに忘れていた大切なものを見るような気がする。

一般の家庭で、大掛かりな蒸気の出る作業をしなくなってから久しい。
正月の餅つきから始まって、味噌用の大豆煮、筍や蕗のゆがき、豆腐つくり・・・・
生活の中で、台所から大掛かりに蒸気の立ち昇る時はいつも何か晴れやかな思いがしていた。
ふるさとの酒を作る会の酒造りに参加してくれる人が少なくなったと、事務局のT氏は嘆くが、自然の持つエネルギーの証の様な蒸気の舞い上がる様子を、今時の若者に見せたいくらいだ。

フランスのワインの新酒に大騒ぎするくらいなら、酒造りに興味を持ってもよさそうなものだけどなー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする