ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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辛さから逃げない

2008-04-25 | 育児
 失敗をしたことを素直に謝り、許しを請うことは事の大小に関わらず大事な事だ。時には、相手から罵声を浴びせられることもある。つらい仕打ちを受けることもある。そんなとき、その辛さから逃げたくなり、つい相手を攻めたくなったり、相手との関係を絶ちたくなったりすることがある。しかし、そこから逃げてはいけない。
 相手に別の悪意がなければ、罵声を浴びせなければおさまらないほど相手を傷つけたことなのだと受け止め、真摯に誤り続け、失敗を繰り返さない努力をしなければならない。
 今は、許してもらえなくても必ず許してもらえる時期が来ると信じて、自分の行いを改め、関わりを断たないでいたい。だからと言って、これを負い目にしてもいけない。失敗は失敗としながらも、執着しないで新たな関係つくりの努力をし続ける。これを機会にゼロから関係を作るつもりでいたい。互いに対等な関係を保ちながら、よりよい関係を作る努力は必ず相手の心を開いてくれる。人はそういう素敵な存在だと思う。
 子どもたちには、失敗したら「ごめんね。」と話すと被害を被った子に同時に「許してあげてね。」と言っている。すると、「うん、いいよ。」と答えが返ってくるとほっとする。この感覚は大人になっても持ち続けられるように子どもたちに働きかけたい。誰も完璧ではない。いい所も悪い所も持ち合わせているという立場でいれば、相手の失敗をいつまでも責めることはないと思う。人の温かさはここから生まれてくるように思う。
 ましてや教師なら、保護者の至らなさを「至らない」と攻めるのではなく、相手の立場になって一緒に歩もうとする人でありたい。