ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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隙間を埋める

2008-04-13 | 育児
 掃除、班活動、給食の配膳など仲間と協力してする仕事はたくさんある。完璧に仕事を分担をしても、分担された仕事を完璧にできることはないし、分担された仕事を完成させる時間が同じにならないので、必ず隙間ができる。その隙間が見えたときの対応は様々
・自分の仕事ではないと思っていると
 人が隙間の仕事をするのを待っている。(遊び出す。)
 人に「やってよ。」と話す。
 「手伝うよ。」と話す。
・自分の仕事だと思っていると
 隙間の仕事をし出す。
 「手伝って」と助けを求める。
指導する側から見ると現れた姿は、
・遊んでいる子
・指示をする子
・「私の仕事ではない。」と話す子
・黙々と働く子
・協力して仕事を進める子
・よく気が付いて仕事をする子
等の姿として見えてくる。そんな姿を見ながら、隙間を見つけると
 「遊んでいてはだめでしょ。早く仕事をしなさい。」
 「早くできたのなら、手伝ってあげて!」
 「ここ、できていないよ。やりなさい。」
などと指導することがある。
 しかし、見えていない心を察して指導するとちょっと指導が異なってくる。まず、「この子は隙間を自分の仕事だと思っているのだろうか?それとも他人の仕事だと思っているのだろうか?」と考えたい。「他人のためにしてやった。」と言って手伝うことではない。自分の仕事だと思って、仕事をする姿を求めることになる。そして、それは、しているその仕事の質を問うことになる。隙間ができても時間がきたから終わりとする取り組みでは困る。だから、 
 「こんな中途半端な仕事でいいの?」
 「助け合って、いい仕事をしようよ。」
 「助け合うと早くできるね。」
 「気づいて仕事をしないと終わらないよ。」などと協力して、いい仕事をすることに目を向けたい。
 任された仕事を精一杯することは大事であるが、それで仕事が終わるわけではない。協力して1つの仕事をすることのよさに気づかせることで他人との関わりも密になる。共同して仕事をするときには、人との関わりにまで目を向けることが大事になる。役割分担は仕事をする上での手段でしかない。大事なことは仕事そのものに目を向けることだ。