ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

遠足で仲間作り

2008-04-29 | 育児
 行事を通して子どもを育てるというが,することに流されて子どもを育てる意識が薄れることがある。何をするということでなく,どのようにするのかを明らかにしないと子どもを育てることにならない。することがはっきりしている遠足では特にすることに流されやすくなる。
<友達を思いやる行動に導く>
ー集合の時ー
 ・仲間が揃っているか確認できる自分にする。
  (自分がいるだけではだめ。仲間と一緒にいるか。)
 「友達は側にいる?」「班の子は揃っている?」「体調の悪い子はいないかな?」
ー歩いている時(往路)ー
 ・前を歩く子を意識して歩く自分にする。
  (隣の子と話に夢中になると遅れる。詰めて歩くことが仲良し)
 「遅れると後ろの子が迷惑するよ。」「遅れないことが仲良しだよ。」
ー活動している時ー
 ・自ら関わろうとする自分にする。
  「みんな揃っている?」「一緒に動こうね。」「声をかけてね。」「みんな元気?」
ー食事の時ー
 ・話をしながら一緒に食べる自分にする。
 (側にいるだけで安心しない。関わろうとする姿にする)
  「みんなで丸くなって,顔を合わせて食べようね。」
  「その姿(仲間に背を向けて食べる姿)は,一人ぼっちに見えるよ。」
ー現地出発の時ー
 ・活動の跡を見届ける自分にする。
  「忘れものや落とし物,ゴミはないか,振り返ってみた?」「次に使う人の事を考えられることが大事だよ。」
  「みんな揃っている?」「確かめた?」「みんな元気?」
ー歩いている時(復路)ー
 ・疲れていても前の子を意識して歩く自分にする。
 (疲れを感じつつも一緒に頑張ろうとする姿を増やす)
  「頑張っての声は誰がかけるの?」「気分が悪い子はいない?」「大丈夫?と心配してくれる子がいると嬉しいね。」
ー解散の前ー
 ・活動を振り返る自分にする。 
 (仲間を気遣った自分や気遣われた自分があるかがポイント)
 「仲間に気遣いの声をかけたかな?」「揃っていないと心配したり,注意したりできたかな?」
 振り返りが次の活動につながることを意識して話をする。
遠足は,一日かけて行う大事な行事だからこそ,仲間作りへの声かけを大事にしたい。黙っていれば,いつもの安定した仲間の姿になるだけで新しい仲間作りはできない。刺激が必要だ。