ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

動きを止める

2008-04-12 | 育児
 活動をしていると夢中になって、最初の立てためあてを忘れてしまうことがある。そんな時には立ち止まる必要が出てくる。
 教室で、「体育館で検査があるけど、話していると大事なお話の声が聞こえないので、これから教室に帰ってくるまで、お話しないで静かにしようね。」と行って体育館に向かう。その途中で、話し声が聞こえる。教室を出て1分も経たないうちにおしゃべりをする子が現れる。こんな時、子どもの前に立ち、歩きを止めて話をする。
「約束を守れている子は誰かな?ここから先もお話をせずに歩けるかな?」
 こんな立ち止まりは、いろいろな場面で利用できる。止めるかどうかは、教師次第。途中で止めなければ、私語を見逃したり、許したりしていると子どもからは見られてしまう。「やっぱり、だめなんだ。」「これは許されないのだ。」という意識をもたせるためにも途中で止める。
 ただ、しつこくすると中には「ちゃんと私はやっているのに、どうして先生は止めるの?」と教師への不信をもつ子が現れる。全体の様子を見ながら、全体指導だけでなく、個別に指導することも大切になる。
 やり直しをさせたり、途中で止めたりする取り組みは、形を身につける最初の時期には大事にしたい取り組みである。この時、必ず何故そうするのかも伝えたい。形の裏にある思いや願いがわかれば、形を変えて応用することができる。それをしないと、言われたことしかできない。

課題は?

2008-04-11 | 育児
新学期が始まり、1週間を過ぎようとしている今、大切にしたいのが、課題作り。集団の課題と個の課題が少しずつ明らかになってくる時期だ。
<集団の課題>
 集団で活動するときに何かうまくいかないと感じるはないだろうか。
・全員がそろうか?(始業、着席、提出物、活動など)
・全員ができる時間は?(とりかかりの時間、切り替えの時間、持続時間、やり終える時間など)
・個々の関わりは?(関わりをうまく作れない子が多い、指示待ちの子が多い、集団のルールが身に付いていない子が多い等)
・リーダーの存在は?(リーダーとして育てられそうな子の存在の有無)
・自ら関わりを作ろうとする子の数は多いか?(困っている子がいた時に動ける子の数、自分から話しかけられる子の数等)
・集団として作り出せる質はありそうか?(知・徳・体の側面から見て、自主・連帯・創造・健康の側面から見て)
<個の課題>
 集団で活動するときに出てくる個人差が少しずつ見え始めてくる。それは、個のよさや課題につながる。
・取り組みの早さ
・発想の面白さ
・働きかけの多さ
・動きの活発さ
・丁寧さや根気強さ
・発言の多さ
・他に与える影響力の大きさ
・明るさ
・思慮深さ
・思いやり
・真面目さ
・責任感の強さ  等
 個の課題と集団の課題を混同しないことが集団の質を高めることにつながる。(個を高めるために集団の力を使ったり、集団を高めるために個の能力を使ったりすることは日常茶飯事である。しかし、個と集団の課題を分けることは担任として学級全体を俯瞰し、質を高めるための道筋を明らかにすることにつながる。)
 また、個の課題と集団の課題が明らかになれば、今何をすべきかが見やすくなる。(今の時期は、まず集団からはずれてしまいそうな子がいないように個への働きかけや集団への働きかけを大事にしなければならない。)
 まずは、教師が課題をつかむことから学級作りが始まる。

心が動く

2008-04-10 | 育児
 職員室で勉強をしたいという子ども。何とか教室で勉強させたいと思っている担任。強引に教室へ連れて行くと子どもにストレスがたまる。ここは我慢。
 じっくりと子どもの話を聞く。次第に子どもの心が見えてくる。「いやな気持ちは,わかったよ。でも,いやな気持ちと教室に入れないこととは別だね。」・・・過去に起きたいやな思いを引きずっている子どもに新しい切り替えスイッチを渡す。子どもの話を十分聞き,心の中にあるもやもやが全部はき出され,空になったとき,教師の熱意が子どもの心に入っていった。15分間の子どもとのやりとりが終わると子どもは教室に行くと決めた。
 担任と子どもが一緒に職員室を離れて教室に向かう姿には,強い絆を感じる。新学期が始まった今,一人の子どもも見捨てない強い意志が担任から伝わってくる。子どもは教師の愛に包まれて,幸せを感じているのではないだろうか。結局,子どもはその後,一度も職員室に来ることもなく教室で一日中過ごしていた。

何か,手伝いましょうか?

2008-04-09 | 育児
 いろいろ愚痴をいいたくなることは一杯ある。しかし,それを愚痴として話していても解決にはならない。これは理想を語っているのと同じで現実を変えたいという気持ちはわかるが,実現しない。行動しなければ,現実は変わらない。行動すれば,現実が変わると思えば,なかなか踏み出せない一歩が踏み出せる。結果はどうあれ,まずは行動し,踏み出してみる。
 人が動かないからこの現実なのだと考えても現実は変わらない。それならば,「その人にお願いをしてみる。」「代わりに動いてみる。」「周りに働きかけてみる。」等行動できることは,いくつもある。現実を変えることが大事なことであって,相手を変えることが大事なのではない。人に責任を転嫁することは簡単であるが,現実を変える力にはならない。
 組織として見れば,補い合うことで事が進む。自分の仕事だけを見ているから人の仕事だと思って愚痴が出る。人の仕事でなく,事を進めるために足りないことに気付いた自分だから動いてみる。そんな気持ちがあると事が進む。
・自分の仕事でないから動かない人
・「あたなの仕事でしょ。」と言う人
・黙って動く人
・愚痴をいいながら動く人
・人を巻き込んで動く人
 組織の中には様々な人がいる。
 黙々と動いている姿を見て,「何か,手伝いましょうか?」と優しく声をかけられた時の嬉しさは何とも言えない。お互いに忙しい毎日を過ごしているにもかかわらず,こんな言葉をかけられる人がいる。相手を気遣い,支え合い,補い合う仲間でいようとする声かけだ。だから,有り難い。(有難う)

切り替えの時間

2008-04-08 | 育児
 次の行動に移るまでに時間がかかるのは,何が原因なのだろう。切り替えがうまくできない原因を考えてみた。
・見通しがなく,前の行動にのめり込んでいる。
・次の行動にすぐに移れると思い込んでいる。
・次の行動への意欲がない。
・次の行動を始めるきっかけが違っている。
原因に合わせて対処の仕方を考える。
<見通しをもたせる>
・事の順番をあきらかにする。(初めは,これ。次はこれ。)
・時間を決める。(いつまでにこれ。何時からはこれ。)
<すぐに移れないことを自覚させる>
・前の行動への思いが残ること。
・次の行動をするためにすべきことがあること。
 (何をすべきかを考える。したいとか,しなければと思うまでに時間がかかる。どのように動けばよいかを考える。)
<意欲をもたせる>
・目新しさを示す。(「何だろう?」)
・興味があることにつなぐ。(「面白そうだ。」
・ねうちを示す。(「これができたら,こうなる。」
<きっかけを決める>
・始まりや終わりの合図を見つける。(この合図で,始まる。(終わる))
・終わりのきっかけを作る。(ここまでで終わり。終わる時刻だ。)
・始まりのきっかけを作る。(こうなったら,始める。始める時刻だ。)
 目の前にいるあの子は,何が原因で切り替えに時間がかかるのだろう。よく観察をしてみよう。

まずは,信頼関係を築く

2008-04-07 | 育児
 学級作りを始める基盤となるのが、子どもとの信頼関係。信頼関係を築くためにすることは、次の3つから考えられる。
1 子どもの存在を位置づけること(「~さん」、「~さんらしい」)
 「ちゃん」や「呼び捨て」で呼ぶことは、子どもを一人の人格者として呼ぶには不適切。相手に対する敬意が感じられない。
 意見を聞くときに、自分の都合のよい聞き方でいるのか、その子らしさとして聞くのかは大きな違いがある。(「他には?」と「他の子は?」では違う)
 行動を見るときに、自分にとって都合のよい行動とみるかその子らしさとしてみるかによって大きな違いがある。(気に入る気に入らないではない。)
2 言動を認めること(「すごいね。」「すばらしいね。」)
 どんな言動を認めるかは、教師次第。自分が大切にしたい言動を認めることが学級作りとなる。しかし、できないからだめだということではない。できるように努力する姿も認めることで子どもたちは安心して教師についていくことになる。
(学級作りに必要な聞く姿、指示への反応など細かいこと一つ一つへの子どもの言動に対して認めることが学級作りの質を高める。どの子どもも認められることが大事)
3 頼ること(「ありがとう。」)
 「私はあなたを信頼しているよ。」という思いを直接伝え、それに答えてくれたことへの感謝の気持ちを伝えることが信頼関係をより深くすることになる。つまり、教師の指示で動いたにしても思い通りに動いたというのではなく、教師の願いをわかって動いてもらえたという感覚をもつことであり、動いてくれたことへの感謝の気持ちを伝えることが信頼関係を深めることになるということである。

笑顔が見たいから

2008-04-06 | 育児
 忙しい毎日を過ごしていてるが,ベルトコンベヤーの上に乗っているように流れていないだろうか。しなければならないことは山ほどあるが,そのやり方に思い入れはあるだろうか。なぜそれをするのか,その仕方はそれでいいのだろうか。このことを忘れてしまうとマンネリ化し,意欲も減退する。
 困っている人が悩みを解決すると笑顔になる。躓きに気付いていない人が躓きに気付いた時,はっとして笑顔になる。苦しい顔で精一杯取り組んでいる人が気を休め,ほっとひと息ついて笑顔になる。いろいろな場面で笑顔に出会うことができる。そんな笑顔に出会えたら幸せだな。
 どんな働きかけをすれば,その笑顔に出会えるのだろう。毎日問い続ける自分でいたい。
 ・ユーモアのセンスに欠ける自分がある。
 ・目の前の事に振り回されている自分がある。
 ・視野の狭い自分がある。
 ・感情が顔に出やすい自分がある。
これではなかなか笑顔を作れない。自分を磨くしかない。
人から学ぶことが多い今,感謝を忘れてはいけないな。

入学式の準備はもてなしの心で

2008-04-05 | 育児
 一年生を迎える準備はできただろうか?入学式は,卒業式と同様,子どもの成長を願っている保護者にとって一つの節目となる大きな行事である。その思いは深い。その保護者の気持ちになって,全力で迎える準備をしたい。行事をこなす程度の思いであれば,
・自分の学級の準備があるのに面倒な仕事だ。
・この程度やればいいだろう。
などの気持ちで仕事をしてしまう。それが形となって現れてくる。その結果,
・物の不足に気付かないで見過ごしてしまう。
・自分の役割だけをすれば,仕事が終わりだと思って,隙間になっているところを見逃してしまう。 
 新一年生の子どもが,「小学校はいいところだ。」「この学校に来てよかった。」「安心して明日から学校に行ける。」という気持ちになり,保護者が「この学校なら安心して子どもを任せられる。」という気持ちになるように職員全員が「もてなし」の心で準備に当たると違ってくる。相手の喜ぶ顔を思い浮かべながら仕事をするようになると,
・不足はないだろうか。
・何か手伝うことはないだろうか。
・ここはどうなっているのだろうか。
・これなら喜んでもらえるだろうか。
などと思いを巡らし,準備に向かうことになる。
 すると,見えなかったものが見えてくる。部分にこだわっていた自分が全体を見ようとするようになる。少々の苦労も,やり甲斐となって現れてくる。お互いの不足を埋め合う仲間になろうとする。仕事をする人柄がここに見えてくる。
 もてなしの心がいい仕事を作り出す。

待つより攻める

2008-04-04 | 育児
 待っていても見えてこない。こちらから働きかけることで見えてくることがたくさんある。
<足で稼ぐ>
 歩き回ることで、人の動きが見えてくる
<声をかける>
 何をしているのかを聞くことで、考えていることが見えてくる
<一緒に動く>
 動きや話の端々から人柄や生き方が見えてくる。
この時期、新しい仲間と関わりを作りよりよい人間関係を築くには、待っていてもできない。攻める姿勢が大切になる。どんどん動いて関わりを作ろう。そして、私を見てもらおう。

最初が肝心

2008-04-03 | 育児
 出足の躓きは,これから始まる1年間に大きな影響を及ぼす。始まる前にどれだけの準備ができるかで決まる。物の準備が不足していては,指導が後手後手となる。まずは経営に必要な物の準備は欠かせない。
<一人一人の子どもを学級に位置付けるために>
・名簿類(補助簿,指導要録,机列表など)
・氏名シール,印類(机椅子,くつ箱,ロッカー,掲示など)
・氏名カード(黒板掲示用)
・配付物品の数(教科書,教材など)
・認め励まし用シール類やゴム印
<集団を位置づけるために>
・班活動用の掲示場所
・班カード(黒板掲示用)
・班活動に利用するノートなど
<出逢いを有効に利用するために>
 子どもとの最初の出逢いをうまく作ることがポイント
・黒板の掲示(メッセージ)
・自分の名前がわかる名簿一覧表
・自分の席がわかる席札など
・教室の雰囲気を飾るもの(花,机の配置,飾りなど)
・整った教室(掃除,整理整頓)
<見通しをもつために>
・時間数,日課表,時間割
・教科経営に関わるカリキュラムなどの資料
・学級経営に関わる年間指導計画,月目標などの資料
・週案簿などへの記入
始業式には,ゆとりをもって笑顔で迎えられるように今すべきことを精一杯

宣言すること

2008-04-02 | 育児
 仲間を迎え,新たな気分になっている自分がある。このときが自分をちょっと変化させるよい機会だ。
 昼食会での自己紹介の中にいろいろな宣言が見えた。
・趣味について
・健康について
・生きる姿勢について
・仲間との関わりについて
 自らの今後を「宣言する」ことで何かが変わる。あとはこの宣言を忘れないように実行し続けることだ。
 「その後,どう?」「あれ?この前言ったことはどうなっているの?」と仲間が意識していてくれていれば,続けるための刺激がもらえる。忘れないためにも役立つ。
 変化の大きさは問題ではない。変化を求める生き方が素敵だ。子どもたちにもその姿勢は必ず伝わる。仲間に支えられながらちょっと変化した素敵な自分に出逢いたい。

新たな気持ちで

2008-04-01 | 育児
 4月1日は,1年の始まり。新しい仲間を迎え,新たな気分で今日を迎える。
 「笑顔と感謝」を大事にしたいと1月には述べたが,そのためには一人一人をよく見て心配りをすることが前提となる。
 自らの働きかけを増やしていこう。
<そのために努力できること>
・困っていることはないか探す。
・仕事の手順を変える。
・時間の使い方を変える。
・関わる場を増やす。
・言葉遣いに気をつける。

 みんなが輝く職場にしたい。