ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

今何をすべきか

2007-08-15 | 育児
問題が起こると、その原因を探る。この原因を探るのは、これからの対策を練るためだ。過去に固執して、過去の責任を問うても対策にはならない。
例 あいさつができない。
  原因 挨拶の経験が少ない。
     挨拶の良さや必要性が分からない。
     挨拶をしたときの気持ちよさを体感していない。
     挨拶をして仲間を作った経験が少ない。
     周りに挨拶を交わす人が少なかった。
     挨拶の仕方が分からない。
     挨拶のきっかけをうまく作れない。
     挨拶したい相手になっていない。 
     挨拶するゆとりがない。     等
 挨拶一つでもできない原因がたくさん浮かぶ。過去の問題ではなく、原因の中から今挨拶ができない子の抱えている原因を探り、今何ができるかを考え対応する。
いくら家庭環境に問題があって挨拶ができないからと言って家庭を非難しても挨拶ができるようにはならない。家庭の問題だからと言ってすべき事をしなければ、状況は変わらない。むしろ悪くなる。教師は、自分のしたいことだけする訳にはいかない。したいことがしやすくなるための状況を作り出すところからしなければならない。だから、責任を転嫁している暇はない。
 今何をすべきかを的確にとらえ、即実践することでしたいことが早くできる状況になる。
 これは、学習内容についても同様である。むしろこちらの方が切実かもしれない。

質の追求を自己実現に生かす

2007-08-14 | 育児
 質を追究する姿勢が子どもの姿を変えていく。
 美しさ・・・・綺麗な教室、美しい絵、美しい動きや美しい声や形などを求める。
 真実・・・・・思いやり 友情 誠実 努力 健康 豊かさなどの価値を磨く。
 純粋さ・・・・工夫、正確さ、早さを求め続ける。
質は、本物を見ることが一番の近道。あこがれをもち、意欲的になれば、自立の方向が見えてくる。
自己実現への道筋(質を追求していく過程は4まで)
1 意図的に見る。(目をもつ自分)
2 見たら感じる。 (意欲をもつ自分)
3 感じたら実行する。(取り組む自分)
4 できた自分を認める。(できる自分)
5 できると仲間から認められたくなる。(認められる自分)
6 仲間に働きかければ、自分の存在が見える。(感謝される自分)
7 仲間から認められる。(存在感のある自分)→自己実現
 子どもは自己実現を求めているが教師がそれに気づかずにいることが多い。そのため、「できてよかったね。」で指導を止めてしまう。(他に働きかける姿まで見ていないし、高めていない。)
1~7のそれぞれに効果を上げる指導がある。それを追求することが育てるプロとしての教師だと思う。ここで大切にしている考えは、「個性は社会の中で生かされる。」ということ。
(だから、できたと認めただけでは、個性を発見に留まることであって、社会の中で生かそうとする働きかけがないということになる。)
 子どもの育ち具合は、他への働きかけの姿で見える。
(自分さえできればよいという姿は、働きかけがない。)

ねらい(心)と取り組み(行動)

2007-08-13 | 育児
 事を起こすときに必ず大事にしたいことは、ねらい(心)とそのねらいに合った取り組み(行動)。これは、子どもにも同様に伝える。子どもの生き方そのものに影響する大事なことだ。行動は見えやすいので、すぐに指摘できる。しかし、その裏に隠れている思い(心)はなかなか見えない。
 心の動きと行動をつなげて見えるようになるには、常に行動をした時に「なぜそうしたの?」「なぜそうしようと思ったの?」などと問う。
 小さい子どもではなかなかそれが言えない。そういう時には、選択肢を用意し、子どもに選ばせる。(選択肢は、教師の今までの財産によって数が異なり、経験が豊かな人はたくさんの選択肢を考えることができるが、経験が少ないとなかなか選択肢を見つけられない。)
 子どもを育てるには、「こんな思いがあるとこんな行動ができる。」「こんな行動をすることはこんな思いがあるからだ」などと繰り替えし、教えていく。そして、できた時にその価値を示し、自信をもたせていく。逆にできないときには、できない心と行動を見つめさせる。このときは、叱ったり諭したりしてよりよい方向に進むようにする。これも繰り返すことで心と行動が一致するようになる。
 子どもから離れることなく、一緒に喜んだり、一緒に悲しんだりすることでいつも一緒に歩んでくれるという思いから安心して行動できる。そして、失敗を恐れず乗り越えることができるようになる。(離れて子ども任せにするとできない子がいる。また、頑張っているから見ていて欲しいと思う子は多い。) 
 私たちも人間だから失敗することもある。心をつかめずずれた指導をすることもある。そんなとき、決して子どもの責任や子どもを原因にせず、真摯に自分の指導を振り返り、新たな指導をする。(指導する側の心は見えやすくしておくと子どもは安心してついてくることが多い。)
 ※真摯に・・・状況を十分に把握できなかった自分
        指導する内容に豊かさがない自分
        相手を尊重せず、押しつけた自分 等
 自分(自分の心と行動)を見つめ続ける自分でいたい。

通信

2007-08-12 | 育児
 最近、通信の重要性が増したと思っている。保護者とのトラブルの原因の多くが、情報不足にあると感じている。思い通りに行かないと必ずアップセットするのが人間。その時に自分を責めないで、相手を責めることは日常的に見かける。(自分には非がないと思いたい。)子どもへの指導は、学校で行われ、学校の事を知らないで子どもの姿から不平不満をもつ保護者も多い。まずは、教師が何を考えているのか、子どもをどのように育てたいと思っているのかを十分理解してもらうことがその解決の近道だと思う。その手段が通信。
<基本的な構え>
・お子さんを教師と保護者と協力して育てていきましょう。
・お互いに理解し合うために思いを伝え合いましょう。
・トラブルが起こった時は、迅速に対応しましょう。
<通信の意味付け>
・教師の指導について伝えます。(現在の指導の重点等)
・子どもの成長を伝えます。(学習・生活の様子)
・今後の見通しを伝えます。(学習内容、もちもの等)
<発行について>
・週1回 金曜日
 ※伝えることがメインの仕事ではないので、最大の努力として週1程度が適当
 ※子どもに次週の1週間分の予定を事前に伝えることで、1週間の見通しをもって生活できるようになる。(低学年では保護者に準備の手伝いをお願いするため、毎週通信を出す感覚と同じ。保護者のためでなく子ども自身の見通す力を育てるために必要だと考える。)
 ※土日を使って次週の準備ができることが準備にゆとりをもつことができるので、金曜日には発行する。
 先手必勝。保護者に自分の考えを伝え、反応を見るというスタンスが指導をしやすくする。少しでも保護者の理解を得ながら進めないと子どもが育てにくい時代を読める教師になることも今は必要である。

どこを見て子どもを育てるの

2007-08-11 | 育児
 通夜の先で前任校の保護者に会った。「先生のプラカードが消えて寂しいわ。」自分の子どもが出演しているときだけ聞いている保護者。他の子どもの演奏の時は近くの保護者と会話を楽しむ。騒々しさが一生懸命聞く人の邪魔になっていることさえ気づいていない保護者。
 そんな保護者が多い学校であったため、保護者の意識を変えたくて音楽鑑賞会の折に「お話は外でお願いします。」のプラカードをもって歩き回った。自分の子どもの成長を願わない保護者はいない。 しかし、自分の子どもだけを見ていても子どもは育たない。社会の中で生きる私たちである以上、その社会に目を向けないで生きていては自分を生かせない。
 人との関わり方、人がいる場での対処の仕方等これらは、小さい時から体験していくことが大事。自分の対処の仕方が上手くいかず失敗しても、繰り返すうちに上手くなる。それができるのが子ども。
 自分の子どもしか見えない保護者は、公園から飛び出したボールしか見ないでボールを追いかける子どもと同じ。周りの危険に目をやらないと交通事故に遭う。

運動会の演技

2007-08-11 | 育児
 夏休みもいよいよ後半となる。2学期に行われる運動会の準備で忙しくされている先生も多いと思う。いつも気になるのが、演技。曲を決め、動きを決めて子どもに与え、それを練習させてうまくする。こんな流れが多い。
 私は、この活動を通して子どもの何を育てようとしているのかよく分からない。
 教師から示されたことを受け止め、指示に従って動く子どもたち。うまく動くように指示し続ける教師。時には叱って動きを高めようとする教師。
 子どもは、やらせられていることが多く、指示に従って動くだけで考えることがない。教師の指示通りに動く子が認められる。指示待ちの子どもを育てようとしている訳ではないはずが、指示がなければ動けない。もっと子どもたちが知恵を使って活躍できる演技はできないものだろうか。 
例 1,曲は教師が決める。
  2,テーマと流れを教師が決める。(例えばテーマを「花の一生」,流れ(種まき→水やり→芽が出る→伸びる→花が咲く→花が散る→種ができる)
   3,フレーズ毎に流れと体形を教師が決める。
   4,それぞれの1つ1つの動きを子どもが決める。
   (種まき→自由な種まきの動きを各自で作る。
    水やり→体形を変えて水やりの動きを各自で作る。
    芽が出る→グループで芽が出る様子を作る。
    伸びる→グループで伸びる様子を作る。 など)
①3までを夏休み中に作り、紙に流れが分かる掲示物を作っておく。
②二学期が始まってから曲と流れを子どもに聞かせ、動きを個人やグループで作らせ、曲に合わせて踊らせる。
③子どもたちが発見した動きを紹介し、より曲に合う動きを追究させる。
④みんなで揃える動き、各自やグループの自由な動きを決める。
⑤体形移動などを教えながら、曲に合わせる練習をする。

「何をする」前に「何故する」

2007-08-09 | 育児
 夏休み中に運動会の準備をしている学校が多いことと思う。「今年は何にしようか。」という声が聞こえてくる。しかし、本当にそれでいいのか疑問に思う。
 子どもを育てるという視点に立ったとき、どんな子どもが目の前にいて、この子たちをどのように育てたいのかがはっきりさせることが先だと思う。こんな子どもたちになって欲しいからこれをするのだという強い意識が活動に対する指導意欲にもなってくる。つまり、「何故するの?」の答えをきちんと共通理解していることが大切になる。
・練習中にこんな姿が生まれたら嬉しいね。
・あの子がこんなことができるようになったねと喜びたいね。
・みんなの知恵を生かすことができたねと話したいね。
などと子どもが運動会の練習中に見せる姿に喜びを感じる教師集団になることがまず大事だと思う。それがないと、練習をさせ、うまくなるようにすることだけに力が入り、叱ってさせることが多くなる。
(トップダウンからボトムアップへ)
 練習中の子どもの頑張りが嬉しく思える教師になるためにまず、「何故」をはっきりさせたい。

必要な時に必要なもの

2007-08-08 | 育児
 必要としていることは人によって異なる。誰もが必要とするものを用意しておこうとするとかなりの時間と努力がないと揃わない。子どもにとって必要なものを必要だと言ったときに用意できていると子どもは安心して要求をする。用意されていないと失望したり、意欲をなくしたりすることもある。
 この夏休みは、自分の器を大きくし、少しでも子どもが必要とするものをすぐに用意できるだけの自分をつくるよい機会でもある。残り半分の夏休みでどんな準備ができるだろう。そろそろHPの更新もしなくちゃ。。。。

動けば響く

2007-08-07 | 育児
 昨日の夏祭りのゴミの後始末の不備が気になり、少し早めにラジオ体操にゴミ袋をもって出かける。案の定、発見できるゴミの多さにびっくり。ラジオ体操前にゴミ袋半分ほど集める。ラジオ体操を始める前に、地域の方や子どもたちにゴミ拾いを呼びかけた。そして、ガラス瓶のかけらに気をつけるように子どもたちに話をし、ラジオ体操を始める。ラジオ体操終了後に再度ゴミ拾いを呼びかける。
 子どもを含め、多くの方々がゴミ拾いをしてくださった。とてもありがたい姿だと感謝の気持ちで一杯になった。
 働きかけがなければ、きっとこんな姿にはならなかったと思うと嬉しくなった。心優しい人々と一緒に暮らせることの喜びを感じた一瞬である。

ゴミの多さ

2007-08-06 | 育児
 夏祭りを行った。夏祭りの最中は、ゴミ拾いやゴミ収集場所の点検をしている。昨年度よりもあちこちに捨てられているゴミの多さにびっくり。自分勝手に楽しむことしか考えていない(見えていない)人が増えているように感じる。捨てられたゴミの多さが地域の今を象徴しているように思う。ゴミを拾う人はゴミをしないとよく言われる。
 夏祭りの終了後にゴミ拾いを依頼するが、やはり昨年度よりもその数は少ない。身近な所から始めるしかないように思う。まずは、ラジオ体操の時に声をかけてみよう。

事件に思う

2007-08-05 | 育児
 地元でこんな事件が起きた。夜間小学校のプールに友だちと侵入し、水泳を楽しんでいた高校生が水泳中に怪我をし、病院へ搬送された。この事件を未然に防ぐことはできなかったのだろうか。
☆夜間の外出について
 家族との関わりを日頃から築かれていたのだろうか。(日頃から出かけるときに声をかけ合える家庭になっている。→お互いに心配し合う、心配をかけない関係)
☆無断で小学校のプールに侵入することへの罪悪感について
 いくら自分が卒業した学校であっても許されることではないと知っているはずなのに。(規範意識は日頃の生活態度から→保護者の行為行動で決まる。)
☆自分の命を守ることについて
 (危険予知は、体験から学ぶことが多い→無謀なことをすることは勇気の有無には無関係)
☆自己決定力
 事を起こす前に自分で決定したことはいくつかある。(決定する基準が自分らしさ→これまでに培った判断力で決まる。)
 これらのことを考えると、幼い頃からの積み上げが大きいことがわかる。その時々に関わった者が何を彼らに教えてきたのだろう。どのように関わってきたのだろう。
 青少年の健全育成とよく言われるが、大人になるまでに生き方を示す人が周りにどれだけいたか。これがポイントのように思う。

夏祭り

2007-08-04 | 育児
 地域行事の一つに夏祭りがある。多くの地域の人たちが集まり、親睦を深めるきっかけとなる。ここにも多くの子どもたちが参加し、盆踊りや出店での買い物を楽しむ。開放的な気分になりがちなこの場で、影になり健全な子どもの育成のために働く地域の人々がいる。本来、誰もがしなければならないことをしないから必要になる仕事もある。
・ゴミの後始末ができない・・・・ゴミの回収
・交通マナーの悪さ・・・・・・・交通整理
・ルールを守らないで過ごす・・・防犯警備
 子どもがマナーを守って楽しく活動できるように導いたり、模範をしめしたりできる人が一人でも増えるように地域への働きかけが重要である。

学校の力

2007-08-03 | 育児
 夏休みのラジオ体操を始めて11日目となった。初日20名だった中学生も現在では12名ほどに減った。しかし、これは今までにない記録である。
 学校の方から10日以上参加するようにという話があったそうで、それをきっちりとやりきっている子どもたちがいるということだ。学校を離れても学校の力が及んでいる。例年にない中学生の参加が少しでも地域のつながりを密にするきっかけになればいいなと思っている。後半の10日間が楽しみだ。