ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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階段を上がる

2007-08-31 | 育児
 だれでも良いところがあれば、悪いところがある。だからよいところをもっと伸ばしたいと思ったり、悪いところをなくしたいと努力する。この努力について階段を使って子どもたちによく話をする。階段にもいろいろある。家の中にもビルの中にも山道にもいろいろなところにある。
 初めて上がろう階段に足をかける一段目には、かなりのエネルギーが必要である。初めて上がる一段目には、
 ・階段を上ろうとする意欲がなければ、上がれない。
 ・自分の足では届かない段の高さだと上がれない。
 ・上がり方が分かっていなければ上がれない。
など上がるための障害となるものがいくつも見えてくる。
(よちよち歩き出した赤ん坊をイメージすると分かりやすい。)
 だから、新しい階段を上ろうと挑戦する気持ちが持てることはとても素晴らしいことだと思う。
 一段上がれば、上がる自信ももてるし、上がる要領も分かる。2段目、3段目は1段目を上がるよりかなり楽である。また、高い段ならば、補助の段をつけて段の高さを低くすれば、上がれるはず。その補助の段を用意してくれるのが友だちや先生の助けになる。そんな仲間が傍にいてくれると嬉しくなる。
 また、上がり続けていてもなかなか上がれない時がある。いわゆるスランプ。これは踊り場だ。踊り場の大きさは人によって異なるが、必ず踊り場の次には新しい階段がある。だから諦めないで歩き続ける努力が必要だ。
 階段を上がり終えたとき、安堵感、達成感、充実感などが持てる。
 今、自分はどこにいるのかを見つめさせ、努力をし続ける自分にする時にはとても役立つ話になる。さて、今の自分は階段のどこにいるのだろう。