ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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本質を見る

2009-01-20 | 育児
 物事の本質を見るということは、どういうことなのだろう。複雑になればなるほど見誤りやすくなる。また、目の前に現れることに振り回されていると、見えにくくなる。本質は単純であり、どこにも見えてくる。しかし、それが見えているかどうかは別だ。
「教育は子どもとの信頼関係から成り立っている。」・・・このことは、どの場面を見ても見えてくる。だから、これは教育の本質だろう。
「まず、やり方を教えることから始まる。」・・・このことは、どうだろう。子どもは知らないから教えるというが、知らなくてもできることはある。やりながら学ぶこともある。失敗して学ぶこともある。となるとこれは本質ではない。
「まず、関心や意欲をもたせることから始まる。」・・・・このことは、どうだろう。関心や意欲をもたせないで進めていると必ずどこかで不満が出る。できない言い訳をし、責任を転嫁することもある。関心や意欲をもたせることは行動するエネルギーとなることは間違いなさそうだ。となるとこれは本質だろう。
 毎日の生活で「すること」に流されていると「大事にしたいこと(本質)」が忘れられてしまう。「この授業で大事にすることは何だろう。」「この場でつかませなければならないことは何だろう。」「今すべきことは、これでいいのだろうか。本当は何をすべきだろう。」と自問してみる。これは、人間関係を築く上でも当てはまる。「今、この人との関係で何が大事なのだろう。」「今していることは本当にこれでいいのだろうか。」「本当は、どんな関係を築きたいのだろう。」などと自問してみる。
 本質を見ようとする癖をつけると、すべきことが変わってきたり、言うことが違ってきたりする。そして、これは、自分の生き方につながってくる。