ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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話を聞く

2009-01-09 | 育児
 3人で話をするときは、2人で話す時よりも難しい。2人の場合は、必ず話した相手(A)に焦点が当たっているから相手の言った事について答えるだけで済む。しかし、3人となると話した相手と聞き役のもう一人(B)がいる。そのもう一人の聞き役がどんな立場でいるかによってかなり会話がしやすくなったりしにくくなったりする。
 私がAの気持ちを知りたいと思っているとき、Bが私の気持ちを分かっているならば、静かにAの反応を見ている。しかし、それが分からず、Bが自分も会話の中に入りたいと思っていると、Aの話を横取りしたり、Aの気持ちをBが勝手に解釈したり、話題を変えたり、話題に関わる話をし出したりする。こうなると、なかなかAの気持ちが分からない。伝えたいこともなかなか伝わらない。
 こんな時、どうすれば、うまく会話が進むのだろう?
「ちょっと黙っていて!Aの話が聞きたいのだから。」と言いたくても、言えないまま3人の会話の時間が過ぎてしまった。何とも言えない空しさが残った。そして、互いの気持ちを推し図ることの難しさを感じた。
 子どもたちがグループで話し合う時にもひょっとするとそんな場面もあるかもしれない。いつも発言力の強い子がグループの中での会話を独占していることはないだろうか。じっくりと相手の気持ちを考えようとしているだろうか。グループの会話をもっと傍にいてじっくりと聞いていないと分からないまま過ぎてしまうこともある。一度に全てのグループの会話の様子をつかむことはできないが、活動中に特定のグループにある程度の時間、張り付くことはできる。そんな取り組みを大切にしたいと思った。