ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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心を開く

2009-01-21 | 育児
 自分にとって安全な相手だと分かったときに心を開く。心が開かれた状態でないとなかなかこちらの思いも伝わらない。
・話を聞かない。
・目を合わせない。
・言った事に反発をする。
・無視をする。
 力尽くで心を開こうとしても余計に閉じてしまう。まるで、「北風と太陽」のようだ。言えば言うほど反発をする。どうしてよいのかわからない状態に至ることがある。
 「どうして、心を開いてくれないの。」「どうすれば、心を開いてくれるの。」・・・そのうち、「私の何が悪いの?」と自分を責め始める。しかし、自分を責めて解決にならない。
 理屈で子どもを責めても解決はしない。心を開くことは、心が感じることであり、納得することではない。心が心地よいと感じる状態にすることを考える。
 これには、相手に合わせることが一番大事。しかし、本心から合わせる気持ちがなければ、相手の心は何かおかしいと感じる。本気で合わせなければ余計に離れていく。感性が強い子どもをごまかそうとしてもすぐに見破られてしまう。
<相手に合わせる>
・相手の気持ちを理解する。
・相手のそばにいる。
・相手の言動を承認する。
・一緒の行動をする。
 共感という言葉で簡単に片づけることはできない。相手の立場を分かるためには、相手を十分知らなければ、分からない。上っ面の言葉ではない。本気になって、「あなたの立場ならば、そうする(そう考える)のも分かる。」という立ち位置に立たなければ、本気でいることが伝わらない。
 相手に合わせたときに、さてそこからどうやって私に近づき、私の思いを理解してくれるようになるのだろうと相手側から道筋を考える。これができれば、相手と一緒に歩むことができる。
 これは、子どもを引っ張り上げることではない。子どもの後から背中を押すことだ。
 こちらの願いに引き上げようとしているうちは、心を開くことはない。後ろから応援してくれると感じたときに、子どもが心を開き始める。
 そして、私のために応援してくれる大事な先生になる。