ひよりの音楽自己満足

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Ayuoさん Songs From a Eurasian Journey

2016-04-23 19:30:50 | ジャパン・プログレ
 奈良東大寺の正倉院には隋や唐から輸入されたペルシャや中央アジアなどのあらゆるアジアの宮廷音楽の楽譜が残されているそうで。で、1986年に3人の学者が中国と日本で個々にこの譜面を復元し、比較した本が発表されたそうですが、その本を手に入れた、日本の作曲家でギター・ブズーキ奏者の<Ayuoさん>が“古代からこういうメロディが存在することを紹介したい”“雅楽や伝統的な音楽論を外して今の自身の感覚で表現したい”と考え、かねてより親交のあったVGGの<Peter Hammill氏>を誘ってアルバム制作に取り掛かられたそうで。参加メンバーは、Ayuoさん、Hammill氏、ヴォーカル<EPOさん><Aoife Ni Fhearraighさん>、コーラス<上野洋子さん><中島優子さん>、ベース<Danny Thompsonsan><西村卓也さん>、ドラムス<Dave Mattacksさん><三浦智津子さん>で、1997年にアルバム「Songs From a Eurasian Journey」が発表されました。

※すみません。音楽知識がないため、どの音がどの楽器なのか正確にはわからないので、実際とは異なる記述があると思います。申し訳ありません。

 アルバム1曲目は「Arise My Love」。ハープとお琴の音色が優雅に美しく響き、しっとりとした男性ヴォーカルがはいって浮遊感たっぷりに響いて。そしてゆったりとした女性コーラスがながれ、シタールとハープのリズミカルなリフからお琴の美しくエモーショナルなソロが。終盤ではお琴の美しい音色が響くなか、しっとりとした男性ヴォーカルがはいって、その後、綺麗な女性コーラスがゆったりとながれて。
 2曲目は「詩人の恋(The Poet’s Love)」。グルーヴィにうねるベースリフからミドルテンポのパワフルなギターリフがはいって、シタールの音色が綺麗に響き、女性ヴォーカルの中近東メロディの艶っぽく妖しい歌声がながれ、シンセがはいってドラマティックに盛り上がって。中盤にはシタールのリズミカルなソロが。終盤」「ではシタールのリフからギターが浮遊感たっぷりにのびやかに奏でて。
 3曲目は「Floating Dream」。哀愁ただよう女性ヴォーカルがのびやかにゆったりとながれ、シンセサウンドが幻想的に響いて。その後、お琴のリズミカルなリフからシンセサウンドがのびやかにながれ、しっとりとした女性ヴォーカルがのびやかに。終盤ではギターがのびやかに奏で、女性コーラスとシンセが哀愁たっぷりにゆったりと。
 4曲目は「Nava」。パワフルなドラムフィルからアップテンポのノリノリモードでギターのリズミカルなリフがパワフルに楽しくながれて。
 5曲目は「Perfumed Scorpion」。パワフルでダイナミックなリフがアップテンポで激しく展開し、リズミカルな男性ヴォーカルもはいって、迫りくるようにスリリングに。
 6曲目は「Layla~interlude」。ミドルテンポのゆったりとした感じでリズミカルな男性ヴォーカルとコーラスがはいって、フルートのリズミカルなリフからヴォーカルとコーラスがのびやかに。その後フルートのエモーショナルなソロ、シタールの妖しくエモーショナルなソロが。
 7曲目は「My Gazelle」。シタールのパワフルでリズミカルなリフからはじまって、男性ヴォーカルとコーラスもリズミカルに。ドラムも叩きまくって盛り上がって。
 8曲目は「Persian Suite」。パワフルなタムドラムにのってアップテンポでギターのリズミカルなリフがながれて。そして静かになるも、そこからアップテンポのSWINGモードでギターとベースがテクニカルに弾きまくって。その後再びパワフルなタムドラムにのってギターのリズミカルなリフが。中盤ではミドルテンポのゆったりモードで女性コーラスが幻想的にながれて。そしてミドルテンポでパワフルなドラムにのってギターがリズミカルなリフを。終盤ではアップテンポのノリノリモードで盛り上がって。
 9曲目は「Wrong Footed」。ハープとお琴の綺麗な音色が美しく優雅に響き、力強くのびやかな男性ヴォーカルがゆったりとながれて。まるで天空の音楽のような心地よさですね。その後シタールのリズミカルなリフがながれ、男性ヴォーカルがのびやかにゆったりと。
 10曲目は「The Lamia」。アップテンポのパーカッションのリズムからギターのリズミカルなリフがはいって、男性ヴォーカルがリズミカルに。その後ギターのリスミカルなアルペジオのソロが。どことなくボサノヴァ風な感じが。終盤ではパワフルなドラムにのってギターのエモーショナルなソロが。
 11曲目は「Tao」。ブズーキのパワフルなリフからリズミカルなヴォーカルがはいって。その後ミドルテンポになって男性ヴォーカルがゆったりと。中盤ではブズーキのリズミカルなソロが。そしてパワフルなドラムからダイナミックなリフがはいって盛り上がって。終盤では静かになるも、リズミカルなリフから再び盛り上がって、ブズーキのソロへ。ラストはゆったりと。
 12曲目は「幻燈詩(A Magic Lantern Poem)」。お琴の音色がゆったりと響き、艶っぽい女性ヴォーカルがゆったりと幽玄にながれ、お琴とユニゾンでもゆったりと。その後、お琴とハープの音色がゆったりと妖しく響き、ギターがのびやかに奏で、そこからお琴のしっとりと神秘的なソロが。終盤では女性ヴォーカルがゆったりと妖しく。そしてお琴の美しい音色がゆったりと響いて。
 13曲目は「Ellipse」。ミドルテンポのダイナミックなリフからブズーキのパワフルでリズミカルなリフがはいって、そこにパワフルな男性ヴォーカルが加わって、ユニゾンでリズミカルに。その後ブズーキのリズミカルなソロが。
 14曲目は「Etenraku Jig」。ブズーキのパワフルでリズミカルなリフからシャッフルリズムにのって重厚なコーラスがのびやかにながれて。力強い曲です。中盤ではブズーキのリズミカルなソロが。その後ダイナミックなリフからパワフルに盛り上がって。
 15曲目は「Air」。お琴の美しい音色が響き、お琴のリズミカルなリフからミドルテンポのパワフルなリズムがはいって、男性ヴォーカルがのびやかに。その後ブズーキのリズミカルなソロが。終盤ではお琴のリズミカルなリフから男性ヴォーカルがのびやかに歌い、その後ギターのリズミカルなソロが。
 16曲目は「きみになれたら」。「Wrong Footed」のオリジナルバージョンで、男性ヴォーカルが日本語の歌詞でのびやかに爽やかに歌って。
 古代からここで聴けるこういった美しいメロディが存在していたことに本当に驚きました。時にパワフルにダイナミックにエネルギッシュに、時に美しく繊細に、しっとりと幽玄に、ユーラシア大陸の音楽史を伝えてくれる、素晴らしい作品ですね。特にお琴やハープの美しい音色・響きと、EPOさんの妖しく美しい歌声にうっとりと聴き惚れてしまいました。Ayuoさんの他の作品も機会があれば聴いてみたいっす。

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