以前、横浜某所で中古CDのフェアがありまして、そのときにふとこのCDジャケットが手に止まって、何か素敵な”和”の情緒を楽しめそうな予感がしたもので、お値段も手ごろだったことからジャケ買いしちゃいました。<小馬崎達也&PANGAEA>の2010年に発表されたアルバム「月到天心」です。
小馬崎さんは、HPのプロフィールによると、自然の持つエネルギー感や、世界各地の民族音楽研究の成果を反映した楽曲を創作されており、世界各地の民族音楽や仏教音楽等と共演され、自分の中から生まれた音、これまで体験された音、そして自然との融合を目指されており、1991年より<小馬崎達也&PANGAEA>を主宰され、世界各国ワールドワイドで活躍されているようで。
” 月到天心”とは、11世紀の中国の儒学者<邵雍>の「清夜吟」のなかにある言葉で、CDの帯には井上勝六氏の「時よ 止まれ 小径に迷えば 月(天心)は水辺に」という文が記載されています。言葉の深い意味は割愛させていただきます。
このアルバムの参加メンバーは、ギター&コンポーザーの小馬崎さん、笛&箏の<仲林利恵さん>、コントラバスの<佐藤美穂さん>、パーカッションの<吉口克彰さん>、琵琶の<仲林光子さん>、笙の<三井有さん>です。
CD2枚組のアルバムで、1曲目は「宝泉の華」。ギター、そしてコントラバスの哀愁ただようメロディがゆったりとながれ、ユニゾンでチャイナ風のメロディも奏でて。その後、綺麗なお琴の音色が響き、ギターとコントラバスがゆったりとしっとりと奏で、笛の郷愁ただようメロディがながれ、ラストはオールユニゾンでしっとりと。
2曲目は「醍醐」。りんの音が荘厳に響き、笙の音が鳴り響いて。そして鈴の音色からギター・コントラバス・お琴がゆったりと幽玄に奏で、ギターのリズミカルなリフから笛がしっとりと奏で、ユニゾンでゆったりと。その後、マラカス風のリズムから笛のしっとりとしたソロが。
3曲目は「月の城」。りんの音色がリズミカルに響き、ギターが加わってユニゾンで。そしてギターとお琴がリズミカルで哀愁のメロディを奏で、お琴とりんがユニゾンで。その後、ギターとお琴のユニゾンからギターのしっとりとしたソロ、笛のゆったりとしたソロが。ラストはコントラバスも加わってユニゾンでしっとりと。
4曲目は「おもろ」。りんの音が神秘的に響き、ディレイを効かせたお琴の音色がしっとりと。そしてギターがゆったりとほのぼのした感じのメロディを奏で、コントラバスが加わってユニゾンで琉球風のメロディを奏でて。その後、お琴のほのぼのした感じのメロディのソロ、続いてギターのリズミカルなソロが。ラストはリズミカルなリフをユニゾンで。
5曲目は「草の海を吹き抜けて」。ギターのリズミカルなリフにお琴も加わってノリノリモードで。そしてお琴とコントラバスのリズミカルなユニゾンからギターのテクニカルなソロ、お琴とのトリルのユニゾンも。ラストはユニゾンでリズミカルなリフを。とっても楽しい曲ですね。
6曲目は「映月揺圓」。笛がしっとりとミステリアスに奏で、りんの音、琵琶の音が力強くダークに響いて。そして笛がまるで幽霊でもでてきそうな感じに不気味に奏で、りんの音が神秘的に響いて。その後も琵琶と笛の音色が力強くもダークに不気味に響いて。
7曲目は「帰依」。りんの音が荘厳に響いて。その後、お琴とコントラバスの音色がしっとりとながれ、りんの音が厳かに響いて。仏教の世界ですね。
8曲目は「幻桜」。ギターの哀愁ただようメロディがたおやかにながれて。ギターソロ曲です。
9曲目は「晩鐘の月」。笙の音色がながれるなか、お琴の音色がゆったりとしっとりと響き、ギターが郷愁ただようメロディをたおやかに奏でて。その後、ギターとコントラバスがユニゾンでリズミカルなリフを弾き、笛のしっとりとドラマティックなソロへ。ラストはユニゾンで郷愁ただようメロディをしっとりと。
ここからは「月の組曲」です。第一章「月の忘れ物」。りんの音、お琴の音が、まるで真夜中の暗闇のなかで響くように聴こえてきて。そして一転お琴のきらびやかな音色が、まるで雲の切れ目から満月が覗いたように響き、ギターとコントラバスがのびやかに奏で、盛り上がっていって。
第二章「月への思ひ」。ギターのしっとりとした音色からチャイムの音が響き、お琴とコントラバスがのびやかに奏でて。その後、お琴の音色がゆったりとながれ、それがテンポアップしていって盛り上がって。
第三章「月から舞い降りて」。ギターのミドルテンポのリフからはじまって、りんの音が響き、笛がのびやかに、コントラバスものびやかに奏でて。
第四章「大地に浮かぶ月」。ギターのアップテンポのリズミカルなリフから笛がたおやかに奏で、躍動感たっぷりにユニゾンも。そこにコントラバスもはいってリズミカルにユニゾンで。
「観遠」。りんの音が神秘的にゆったりと響いて。
第五章「月のわらべ歌」。ギターがほのぼのしたメロディをゆったりと奏で、コントラバスとお琴がのびやかにメロウに奏でて。
第六章「満月と小月」。お琴のリズミカルなリフからギターが郷愁ただようメロディを奏で、お琴とギターがおっかけリフやユニゾンリフを。その後、ギターとコントラバスがゆったりとユニゾンでのびやかに。
第七章「下弦の月」。笛の郷愁ただようメロディが力強くのびやかにながれ、ギターと笛がユニゾンでゆったりとしっとりと。
第八章「波舞月」。ギターがしっとりと哀愁ただようメロディを奏で、お琴の音色が切なく響き、コントラバスがゆったりとのびやかに奏でて。
「時照」。りんの音が神秘的にゆったりと響いて。
第九章「月のゆりかご」。お琴の音色がゆったりと響き、ギターが哀愁のメロディをしっとりと奏で、コントラバスがのびやかにドラマティックに奏でて。そしてギターとお琴がユニゾンでゆったりと奏で、コントラバスがのびやかに奏で、ドラマティックに盛り上がっていって。
第十章「月華の語り」。ギターの哀愁を感じるリズミカルなアルペジオリフから、笛が郷愁を感じるメロディをリズミカルに。そして笛とコントラバスがユニゾンでドラマティックに奏でて盛り上がって。
第十一章「十三番目の月」。ギターがしっとりと寂しげに切なく奏で、コントラバスがゆったりとのびやかに奏でて。
第十二章「観還月」。りんの音が響き、りんを鳴らしまくって。そしてお琴のミドルテンポのリズミカルなリフからギターが郷愁ただようメロディを奏で、ギターとコントラバスがユニゾンでゆったり奏で、りんのフィルがはいって、お琴とコントラバスがユニゾンでゆったりと奏でて。中盤ではギターのしっとりとしたソロ、コントラバスののびやかでエモーショナルなソロ、笛のしっとりと郷愁ただようソロと続いて。終盤では笛とギターがユニゾンで奏で、ドラマティックに盛り上がって。
りんの音が響くと、つい姿勢を正して聴かなきゃいけないような雰囲気になりますね。お寺で演奏されるだけあって、荘厳な響きに己を律することで心が清められるようです。しっとりとゆったりとした曲調が多いなかでも、リズミカルな楽しい曲や、ほのぼのしたメロディの曲、さらに終盤ではドラマティックに盛り上がる曲などもあって、飽きさせずに楽しませてくれますね。なかなかこういう音楽を生で聴く機会はないでしょうから、これは貴重なCDではないかと。
小馬崎さんは、HPのプロフィールによると、自然の持つエネルギー感や、世界各地の民族音楽研究の成果を反映した楽曲を創作されており、世界各地の民族音楽や仏教音楽等と共演され、自分の中から生まれた音、これまで体験された音、そして自然との融合を目指されており、1991年より<小馬崎達也&PANGAEA>を主宰され、世界各国ワールドワイドで活躍されているようで。
” 月到天心”とは、11世紀の中国の儒学者<邵雍>の「清夜吟」のなかにある言葉で、CDの帯には井上勝六氏の「時よ 止まれ 小径に迷えば 月(天心)は水辺に」という文が記載されています。言葉の深い意味は割愛させていただきます。
このアルバムの参加メンバーは、ギター&コンポーザーの小馬崎さん、笛&箏の<仲林利恵さん>、コントラバスの<佐藤美穂さん>、パーカッションの<吉口克彰さん>、琵琶の<仲林光子さん>、笙の<三井有さん>です。
CD2枚組のアルバムで、1曲目は「宝泉の華」。ギター、そしてコントラバスの哀愁ただようメロディがゆったりとながれ、ユニゾンでチャイナ風のメロディも奏でて。その後、綺麗なお琴の音色が響き、ギターとコントラバスがゆったりとしっとりと奏で、笛の郷愁ただようメロディがながれ、ラストはオールユニゾンでしっとりと。
2曲目は「醍醐」。りんの音が荘厳に響き、笙の音が鳴り響いて。そして鈴の音色からギター・コントラバス・お琴がゆったりと幽玄に奏で、ギターのリズミカルなリフから笛がしっとりと奏で、ユニゾンでゆったりと。その後、マラカス風のリズムから笛のしっとりとしたソロが。
3曲目は「月の城」。りんの音色がリズミカルに響き、ギターが加わってユニゾンで。そしてギターとお琴がリズミカルで哀愁のメロディを奏で、お琴とりんがユニゾンで。その後、ギターとお琴のユニゾンからギターのしっとりとしたソロ、笛のゆったりとしたソロが。ラストはコントラバスも加わってユニゾンでしっとりと。
4曲目は「おもろ」。りんの音が神秘的に響き、ディレイを効かせたお琴の音色がしっとりと。そしてギターがゆったりとほのぼのした感じのメロディを奏で、コントラバスが加わってユニゾンで琉球風のメロディを奏でて。その後、お琴のほのぼのした感じのメロディのソロ、続いてギターのリズミカルなソロが。ラストはリズミカルなリフをユニゾンで。
5曲目は「草の海を吹き抜けて」。ギターのリズミカルなリフにお琴も加わってノリノリモードで。そしてお琴とコントラバスのリズミカルなユニゾンからギターのテクニカルなソロ、お琴とのトリルのユニゾンも。ラストはユニゾンでリズミカルなリフを。とっても楽しい曲ですね。
6曲目は「映月揺圓」。笛がしっとりとミステリアスに奏で、りんの音、琵琶の音が力強くダークに響いて。そして笛がまるで幽霊でもでてきそうな感じに不気味に奏で、りんの音が神秘的に響いて。その後も琵琶と笛の音色が力強くもダークに不気味に響いて。
7曲目は「帰依」。りんの音が荘厳に響いて。その後、お琴とコントラバスの音色がしっとりとながれ、りんの音が厳かに響いて。仏教の世界ですね。
8曲目は「幻桜」。ギターの哀愁ただようメロディがたおやかにながれて。ギターソロ曲です。
9曲目は「晩鐘の月」。笙の音色がながれるなか、お琴の音色がゆったりとしっとりと響き、ギターが郷愁ただようメロディをたおやかに奏でて。その後、ギターとコントラバスがユニゾンでリズミカルなリフを弾き、笛のしっとりとドラマティックなソロへ。ラストはユニゾンで郷愁ただようメロディをしっとりと。
ここからは「月の組曲」です。第一章「月の忘れ物」。りんの音、お琴の音が、まるで真夜中の暗闇のなかで響くように聴こえてきて。そして一転お琴のきらびやかな音色が、まるで雲の切れ目から満月が覗いたように響き、ギターとコントラバスがのびやかに奏で、盛り上がっていって。
第二章「月への思ひ」。ギターのしっとりとした音色からチャイムの音が響き、お琴とコントラバスがのびやかに奏でて。その後、お琴の音色がゆったりとながれ、それがテンポアップしていって盛り上がって。
第三章「月から舞い降りて」。ギターのミドルテンポのリフからはじまって、りんの音が響き、笛がのびやかに、コントラバスものびやかに奏でて。
第四章「大地に浮かぶ月」。ギターのアップテンポのリズミカルなリフから笛がたおやかに奏で、躍動感たっぷりにユニゾンも。そこにコントラバスもはいってリズミカルにユニゾンで。
「観遠」。りんの音が神秘的にゆったりと響いて。
第五章「月のわらべ歌」。ギターがほのぼのしたメロディをゆったりと奏で、コントラバスとお琴がのびやかにメロウに奏でて。
第六章「満月と小月」。お琴のリズミカルなリフからギターが郷愁ただようメロディを奏で、お琴とギターがおっかけリフやユニゾンリフを。その後、ギターとコントラバスがゆったりとユニゾンでのびやかに。
第七章「下弦の月」。笛の郷愁ただようメロディが力強くのびやかにながれ、ギターと笛がユニゾンでゆったりとしっとりと。
第八章「波舞月」。ギターがしっとりと哀愁ただようメロディを奏で、お琴の音色が切なく響き、コントラバスがゆったりとのびやかに奏でて。
「時照」。りんの音が神秘的にゆったりと響いて。
第九章「月のゆりかご」。お琴の音色がゆったりと響き、ギターが哀愁のメロディをしっとりと奏で、コントラバスがのびやかにドラマティックに奏でて。そしてギターとお琴がユニゾンでゆったりと奏で、コントラバスがのびやかに奏で、ドラマティックに盛り上がっていって。
第十章「月華の語り」。ギターの哀愁を感じるリズミカルなアルペジオリフから、笛が郷愁を感じるメロディをリズミカルに。そして笛とコントラバスがユニゾンでドラマティックに奏でて盛り上がって。
第十一章「十三番目の月」。ギターがしっとりと寂しげに切なく奏で、コントラバスがゆったりとのびやかに奏でて。
第十二章「観還月」。りんの音が響き、りんを鳴らしまくって。そしてお琴のミドルテンポのリズミカルなリフからギターが郷愁ただようメロディを奏で、ギターとコントラバスがユニゾンでゆったり奏で、りんのフィルがはいって、お琴とコントラバスがユニゾンでゆったりと奏でて。中盤ではギターのしっとりとしたソロ、コントラバスののびやかでエモーショナルなソロ、笛のしっとりと郷愁ただようソロと続いて。終盤では笛とギターがユニゾンで奏で、ドラマティックに盛り上がって。
りんの音が響くと、つい姿勢を正して聴かなきゃいけないような雰囲気になりますね。お寺で演奏されるだけあって、荘厳な響きに己を律することで心が清められるようです。しっとりとゆったりとした曲調が多いなかでも、リズミカルな楽しい曲や、ほのぼのしたメロディの曲、さらに終盤ではドラマティックに盛り上がる曲などもあって、飽きさせずに楽しませてくれますね。なかなかこういう音楽を生で聴く機会はないでしょうから、これは貴重なCDではないかと。